聘珍樓 食の安全に対する理念

聘珍樓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 08:19 UTC 版)

食の安全に対する理念

食に携わる者の第一の責務は美味しさ以上にそれを食する人の安全と健康である
1995年より、化学調味料L・グルタミン酸ナトリウム)、保存料人工着色料の完全無使用を一年の猶予期間を経て、実行。現在に至る。
目の届く範囲(安全の確認ができたもの)の食材しか使用しない
中国製冷凍ギョウザ事件以前から、国産材料にこだわり、その事を店頭に掲げていたので、事件当時の朝日新聞及び神奈川新聞に取り上げられた。現在は中国でしか作れない製法を用いる調味料や酒類(鎮江酢、豆豉、老抽、紹興酒腐乳等)を除けばすべて国内産材料を使用している。

薬膳

2010年より、広東料理に古くから伝わる薬食同源のセオリーに基づく「季節の薬膳セミナー」をスタート。国際中医師の大田ゆう子が講師として季節の養生を伝え、聘珍樓総料理長西崎英行が四季折々の料理を提供するという趣向のこのセミナーは、2016年には開始から6年目を迎える。会社発表によると、現在まで、その開催は80回を超え、のべ3,400人の参加者を誇るイベントとなっている。また、2013年からは国際中医師の大田ゆう子の監修のもと、その料理ひとつひとつの効能が記載されたパンフレットを配布し、効能を理解しながら食事が出来るスタイルの「アンチエイジング薬膳コース」を年12回替わる月替わりのメニューとして聘珍樓全店で開始。
2013年10月以降、雑誌家庭画報『家庭画報11月号』(2013年10月1日発売)など数々の媒体で「聘珍樓の薬膳」が取り上げられた。そして2016年6月には、セミナーの参加者から「家庭で毎日薬膳を続けるためのセオリーと簡単なレシピが知りたい」という声に応えて、『聘珍樓のいちばんやさしい薬膳』(PHP研究所)が出版された。

過去の総料理長

前総料理長 謝華顕
現総料理長 西崎英行
周富徳
経歴は本人の項目を参照。
謝華顕(1991年6月 - 2009年12月)[注釈 1]
1948年中国廣東省生まれ。
13歳から香港の海鮮酒家で修行をはじめ22歳にして翠園酒家本店で最年少チーフシェフとして注目される。
その後、数々の店で活躍し1980年初来日、日比谷聘珍樓へ。
1988年には香港総監督職として就任。
西崎英行(2010年1月 - )
1989年 聘珍樓入社 日比谷店勤務。
1997年 1995年より2年間某ホテル勤務を経た後、日比谷店勤務。
2000年 溜池山王聘珍樓オープンとともに溜池山王店副料理長に就任。
2002年 溜池山王店料理長に就任。
2009年 聘珍樓日本国内全11店舗の副総料理長に就任謝華顯総料理長の後継者となる。
2010年 聘珍樓総料理長に就任。

注釈

  1. ^ 1991年より総料理長制開始

出典

  1. ^ a b c d 「聘珍樓横濱本店」一時閉店 中華街の老舗、移転で15日”. 神奈川新聞 (2022年5月13日). 2022年5月13日閲覧。
  2. ^ 「聘珍樓横濱本店」を経営、(株)聘珍樓(横浜市中区)が破産。(東京商工リサーチ)”. Yahoo!ニュース. 2022年6月2日閲覧。
  3. ^ a b c 聘珍樓オフィシャルホームページより引用
  4. ^ a b 『横浜中華街150年 落地生根の歳月』(横浜開港資料館 2009年)より
  5. ^ 『横浜中華街150年 落地生根の歳月』P.47(横浜開港資料館 2009年)より
  6. ^ 横浜開港資料館所蔵文献より引用


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