白岩優奈 白岩優奈の概要

白岩優奈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 16:46 UTC 版)

白岩優奈
Yuna SHIRAIWA
2019年フランス国際での白岩優奈
生誕 (2001-11-26) 2001年11月26日(22歳)
京都府京都市
身長 151 cm
出身校 京都市立大枝中学校
京都両洋高等学校
関西大学
選手情報
代表国 日本
コーチ 本田武史
所属クラブ 関西大学
練習拠点 大阪府高槻市
開始 2007
ISUパーソナルベストスコア
総合191.46 193.182018 GPヘルシンキ 2017 GPフランス杯
SP63.77 66.052018 GPヘルシンキ 2017 GPフランス杯
FS127.69 127.132018 GPヘルシンキ 2017 GPフランス杯

人物

四人兄妹の末っ子で兄が3人いる。2006年トリノオリンピック荒川静香を見て興味を持ち、同年秋からフィギュアスケートを始めた[1]。憧れの選手はフィギュアスケートを始めるきっかけとなった荒川[2]

「やっていきたいことがあるのですが活動費が足りません」とのことで、2018年11月15日からクラウドファンディングを開始した。競技を始めた経緯や、ジュニア時代の苦労を明かした上で「北京五輪で4回転ジャンプと表現力で私のスケートを見た世界の皆さんに感動を届けたい」と夢をつづった。本人談によると、年間にかかる費用は約600万円で、「個人では資金調達に限界があり、フィギュアスケートを思うように続けられない状況」と苦しい財政事情を訴え、支援を求めた。 クラウドファンディングを開始した翌日の16日には約900万円が集まり、目標額の400万円を大きく突破した[3][4]

2019年7月、株式会社幸文堂とスポンサー契約を締結した[5]

経歴

ノービス時代

2014-15シーズン、全日本ノービス選手権(ノービスA)で4位、全日本ジュニア選手権ではSP27位と出遅れFSに進めなかった。初の国際大会となった2015年ババリアンオープンのノービスクラスでは2位に入賞する。

ジュニア時代

2015-2016シーズン

2015-16シーズン、日本スケート連盟のフィギュアスケート強化選手に初めて選ばれる。ISUジュニアグランプリシリーズに参戦し、JGPコロラドスプリングスではSP5位からFSで首位に立ち優勝。続くJGPログローニョでも優勝し、ジュニアグランプリファイナル進出を決めた。ジュニア1年目でのシリーズ2連勝は日本人では2007-2008年シーズン西野友毬以来4人目。同年11月の全日本ジュニア選手権では樋口新葉に次いで2位入賞する。初出場のファイナルでは5位となる。初出場となった全日本選手権では5位に入り、新人賞を受賞する。リレハンメルユースオリンピックではSP首位となるが、FSでジャンプのミスがあり総合4位となる。初出場となった世界ジュニア選手権では4位となる。シーズン終了後の4月初旬に左足の脛骨を骨折し、2ヶ月の間氷上練習ができなかった[6]

2016-2017シーズン

2017世界ジュニア選手権 SP

2016-17シーズン、初戦のJGPモルドヴィア杯で4位、続くJGP B.シュベルター杯で2位に入った。二度目の出場となった全日本選手権では、ショートプログラムでジャンプミスや手袋を落とすハプニングに見舞われ17位と出遅れたが、フリースケーティングでノーミスの演技を披露し挽回、総合6位となり2年連続で世界ジュニア選手権の代表を獲得した。

2017年3月、台北市で開催された世界ジュニア選手権では、ショートプログラムでパーソナルベストを更新し5位となったが、フリースケーティングではミスもあり、前回大会より順位を1つ落とす総合5位に終わった。

シニア時代

2017-2018シーズン

2017年7月2日、プログラム曲を発表した。SPは「亜麻色の髪の乙女」、FSは展覧会の絵。シニアデビュー初戦のアジアフィギュア杯は2位。続くISUチャレンジャーシリーズフィンランディア杯では、ミスも相次ぎ7位となった。初参戦となったグランプリシリーズNHK杯では、ショート、フリーともにミスが出て8位。連戦となったフランス杯では、SPをミスなくまとめ自己ベストを更新し3位と好発進。FSでは転倒こそあったものの自己ベストをマークし、総合でも自己ベストを更新し6位となった。シニアとして初めて挑んだ全日本選手権では、SPではジャンプの転倒があり8位と出遅れた。FSでも後半の3連続ジャンプが乱れて転倒し7位。総合では9位となり悔しさの残る結果となった。

2018-19シーズン

2018-19シーズン、初戦のアジアフィギュア杯で2位、続くUSインターナショナルクラシックで5位に入った。グランプリヘルシンキではショートプログラムで2位に付け、フリーでは5位ながらも自己ベストの得点をマークし、総合で4位となった。当初は優奈の2018-19シーズンのグランプリーシリーズはグランプリヘルシンキの1試合のみだったが、故障した樋口新葉に代わり、急遽ロステレコム杯の参加が決まった。ロステレコム杯では、SP、FS共にジャンプミスがあり5位。全日本選手権では、SPでジャンプの転倒などのミスがあり12位発進、FSも冒頭のコンビネーションジャンプで転倒、他にもジャンプの回転不足が重なり9位、総合では2年連続の9位となった。

2019ー20シーズン

技術・演技

アクセルを除く5種類のトリプルジャンプを跳ぶことができる。コンビネーションでは、3回転ルッツ-3回転トゥーループ、3回転フリップ-3回転トゥーループ、3回転トゥーループ-3回転トゥーループ、2回転半アクセル-3回転トゥーループを成功させた他、2015年JGPコロラドスプリングスでは難度の高い3回転サルコウ-3回転ループを成功させた。平昌オリンピックの出場はならなかったが、3回転アクセル、3回転ルッツ-3回転ループ、4回転トゥーループ、4回転サルコウ、4回転ループの練習をしている[7]




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