烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIEの概要

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烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/24 04:22 UTC 版)

烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー
THE MOVIE
監督 渡辺勝也
脚本 小林靖子
原作 八手三郎
製作
出演者
撮影 松村文雄
編集 柳澤和子
配給 東映
公開 2015年1月17日
上映時間 64分
製作国 日本
言語 日本語
前作
次作
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概要

烈車戦隊トッキュウジャー』と『獣電戦隊キョウリュウジャー』のクロスオーバー作品であり、『劇場版 炎神戦隊ゴーオンジャーVSゲキレンジャー』から続くスーパー戦隊祭の第7弾。

ライトたち初期メンバー5人が本来の姿=子供の姿で変身する子どもトッキュウジャーが登場する。これはプロデューサーの宇都宮孝明の発案によるもので、本作品のセールスポイントの一つとなっている[1]。宇都宮はテレビシリーズから登場を希望していたが実現が難しいことから本作品に取り入れられた[2][3]

本作品は『トッキュウジャー』のエピソードの一つに位置づけられ、制作上は2014年10月ごろのエピソードと想定している[1]。映画前作『烈車戦隊トッキュウジャー THE MOVIE ギャラクシーラインSOS』のキャラクターも登場しており、同作品の監督である竹本昇が撮影時に見学に訪れ、意見も出している[1]。スケジュールの都合からトッキュウジャーとキョウリュウジャーの素顔での絡みや素面でのアクションは少な目となっている[2]。また、過去のスーパー戦隊VSシリーズでは見られなかった描写として、「トッキュウジャーの力はデーボス軍に効果がない」「キョウリュウジャーの力はシャドーラインに効果がない」と、敵に対して相性が存在する。そのため、途中からはキョウリュウジャーとトッキュウジャーが使用する武器に互いのアイテムを装填して力をミックスすることで、両方の敵に効果がある攻撃を行っている。

中盤では「スーパー戦隊シリーズ」39作品目の『手裏剣戦隊ニンニンジャー』が放送開始に先駆けて先行登場した。例年同様、タイトル表記の2戦隊とは直接対面していない。ニンニンジャー登場パートの撮影は本作品のクランクアップ1ヶ月後に行われ、アフレコは『ニンニンジャー』よりも前に行われたため、同作品のメイン監督の中澤祥次郎が演出を担当し、キャラクター性を『ニンニンジャー』本編と統一している[1]

ストーリー構成は戦闘シーンが多くなることから、従来の作品では終盤に位置している巨大戦を中盤に入れ、等身大での戦闘をクライマックスとする形になっている[2]。アクションシーンでは、テクノクレーン、MOBカメラ、ヘリカメラなどが導入され、立体的な演出を長回しで撮影している[1]

平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』にてキョウリュウレッドとトッキュウジャーの5人は共闘しているが、本格的な共演は本作品が初となっており本作品が初対面のような言及がある。

等身大での最終決戦においてトッキュウジャーの敵であるシャドーラインの4人(ゼット・モルク・ノア・ネロ)も加わった必殺技での共闘が見られる。

あらすじ

恐竜時代の地球に現れた破壊神・デーボスは地球の全生命を滅ぼそうとし、機械化した恐竜・獣電竜によって封印された。しかし、デーボスが生み出した部下たちはデーボス軍を結成してデーボス復活に向けて活動を始め、獣電竜を相棒とする戦士・キュウリュウジャーと長きにわたって戦い続けた。そして2014年、10人揃ったキョウリュウジャーの活躍によって進化したデーボスが撃ち滅ぼされ、デーボス軍は壊滅した。

時は流れ、ギャラクシーライン所有の宇宙ステーションが地球に墜落。同時にデーボスを生み出したという悪の創造主・デビウスが降臨した。突如現れたデーボス軍のゾーリ魔に立ち向かうトッキュウジャーだったが、武器や技が一切通用せず、キョウリュウジャーに助けられる。紅蓮神官・サラマズを従えたデビウスは完全な肉体を手に入れるべくシャドーラインと結託する。デビウスたちとシャドーラインに対抗するにはトッキュウジャーとキョウリュウジャーが互いに力を合わせるしかない。あと1日しかないタイムリミットの中、2大戦隊はデビウスの野望を食い止められるのか?


注釈

  1. ^ パンフレットでは名称を巨大怪人と記述している[11]
  2. ^ パンフレットでは名称を再生シャドー怪人と記述している[11]
  3. ^ パンフレットでは名称をミニキョウリュウレッシャーと記述している[11]
  4. ^ 同姓同名のプロデューサーやピアニストとは別人。
  5. ^ a b c d ノンクレジット。
  6. ^ プロローグ、エピローグ、ギャラクシーラインからの連絡を受けてトッキュウジャーがレッドレッシャー内で変身する場面など。クレジットは本編冒頭に挿入された。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j パンフレット 2015, 「Interview 渡辺勝也
  2. ^ a b c d 宇宙船147 2014, pp. 66–67, 「[インタビュー] 小林靖子
  3. ^ 「TOQGER SPECIAL INTERVIEW 小林靖子」『東映ヒーローMAX』VOLUME 51(2015 WINTER)、辰巳出版、2015年3月10日、82頁、ISBN 978-4-7778-1433-6、雑誌コード:66115-76。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「宇宙船vol.148特別付録 宇宙船 YEARBOOK 2015」『宇宙船』vol.1482015.春号、ホビージャパン、2015年4月1日、別冊p.19、ISBN 978-4-7986-1002-3 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n 超全集91 2015, p. 91
  6. ^ a b c 21st14 2017, p. 27
  7. ^ a b c d e 戦変万化 2022, p. 99, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― 獣電戦隊キョウリュウジャー」
  8. ^ a b c d 公式完全読本 2015, pp. 118–119, 質問・構成 サマンサ五郎「『烈車戦隊トッキュウジャー』クリーチャーデザインの世界」
  9. ^ a b c 戦変万化 2022, p. 171, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― DESIGNER INTERVIEW K-SuKe feat.松井大 / 村田桃香[獣電戦隊キョウリュウジャー]」
  10. ^ 「producer INTERVIEW 大森敬仁」『獣電戦隊キョウリュウジャー公式完全読本』ホビージャパン、2014年6月20日、15頁。ISBN 978-4-7986-0828-0 
  11. ^ a b c d パンフレット 2015
  12. ^ a b c 戦変万化 2022, p. 123, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― 烈車戦隊トッキュウジャー」
  13. ^ a b 戦変万化 2022, p. 176, 「第2章 2013-2016 ―巨星×新星― DESIGNER INTERVIEW 篠原保 / 森木靖泰[烈車戦隊トッキュウジャー]」
  14. ^ a b c 超全集91 2015, p. 83, 「シャドー怪人」
  15. ^ 超全集 2015, p. 89.
  16. ^ 宇宙船147 2014, p. 53.
  17. ^ 超全集 2015, p. 90.
  18. ^ a b 21st14 2017, p. 18, 「トッキュウレッシャー」
  19. ^ a b ニンニンジャー超全集 2016, p. 25, 「忍シュリケン図鑑」
  20. ^ ニンニンジャー超全集 2016, p. 27, 「シュリケン忍法絵巻」
  21. ^ a b c d e f g h 烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE公式サイト、出版情報”. 東映 (2014年12月6日). 2014年12月6日閲覧。
  22. ^ a b 宇宙船147 2014, p. 54
  23. ^ a b パンフレット 2015, 「Interview 塩野瑛久
  24. ^ キャラクターブック2 2016, p. 60, 「アクション監督・清家利一 インタビュー」.

出典(リンク)



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