方程式もの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/28 05:25 UTC 版)
「方程式もの」のパロディ
以下は、解を示していない、あるいはコメディ的なストーリー展開の都合により解が条件から逸脱しているため、厳密には「方程式もの」と呼べないが、「方程式もの」の状況設定を借りたパロディなどになっている作品群である。
- 小説
- ・『スターライト☆だんでぃ』火浦功(初出はコバルト文庫、1984年)他スターライトシリーズ
- 開拓者擁護局に勤務する主人公ボギーこと鳴海甲介が、任務に赴く宇宙船で16歳の少女密航者ジギーを見つけるが、条件に余裕があったため、以後繰り広げられる珍道中。
- 漫画
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- 『くさい方程式』とり・みき(リュウ24号 1984年掲載、『とりみ菌!!』(白泉社ジェッツコミックス)に収録)
- 100人の乗客に対してたった1人の密航者が増えただけという状況を設定し、総重量を軽くするために全員が衣服を脱ぎ捨てて大便をするという解決策を提示した。
- 『つかれる方程式』吾妻ひでお(月刊Peke1978年9月号掲載、『パラレル狂室』(奇想天外コミックス)・『天界の宴』(双葉社)に収録)
- 探せば密航者がどんどん出てくるというドタバタギャグ。
- 『やさしい方程式』服部あゆみ(『ラビリンスゲーム』(徳間書店)に収録)
- 『それ行け宇宙パトロール 番外篇 宇宙パトロール前史』あさりよしとお(「The SF comics」1986年掲載、『あさりよしとお短編集』(徳間書店)に収録)
- 『冷たい方程式』の設定を借りた不条理劇的なドタバタ作品。
- 『魁!!男塾』宮下あきら(集英社)
- 大気圏外の人工衛星に囚われた男塾塾長・江田島平八が、人工衛星を破壊して脱出後、近くにいた某国の宇宙船に強引に乗り込み、「方程式」の状況が成立するものの、塾長自ら宇宙服一つで大気圏再突入することで解決する。「密航者」が単身での大気圏突入が可能な超人であることを前提とした解であり、「心頭滅却すれば火もまた涼し」の一言で周囲および読者を強引に納得させる(なお、原作の作意では軌道速度からの減速と軟着陸(パラシュートで減速可能ならば不要)のための燃料・推進剤が足りなくなることが問題なので、大気圏再突入が仮に生身で可能であっても力学的には問題はあまり解決していない)。
- 『くさい方程式』とり・みき(リュウ24号 1984年掲載、『とりみ菌!!』(白泉社ジェッツコミックス)に収録)
- 1 方程式ものとは
- 2 方程式ものの概要
- 3 「方程式もの」一覧
- 4 「方程式もの」のパロディ
- 5 参考資料
「方程式もの」に関係したコラム
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