接着剤 接着剤による接合の手順

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化学物質 > 接着剤 > 接着剤の解説 > 接着剤による接合の手順 

接着剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/07 01:03 UTC 版)

接着剤による接合の手順

接着面の処理

一般的には接着面は平滑なほうが接着に適している[6]。接着面の油分や水分、塵埃などを除去しておく必要がある[6]。木材やコンクリートは良く乾燥させる[6]

塗布

一般的には被着材の片面にヘラ、コテ、ローラーなどで塗布する[6]。瞬間接着剤の場合は被着材の片面に滴下する[6]

  • オープンタイム - オープンタイム(Open time)とは、接着剤を被着材に塗布してから、貼り合わせずに放置しておける許容最長時間。この時間を越えて塗布したままの状態にあった接着剤は充分な接着力を発揮できない。

二液混合型エポキシ系接着剤や第二世代アクリル系接着剤メタルロックなど、2液混合反応硬化の接着剤の場合は、決められた主剤と硬化剤の配合比率で良く撹拌混合する必要がある[6]

  • 可使時間(Working life、ポットライフ - Pot life) - 主に二液型接着剤において、塗布するために混合した状態から、使用できる許容最長時間。この時間を越えた接着剤は充分な接着力を発揮できない。

硬化

  • 硬化(Cure) - JIS K6800において、硬化とは物理的作用または化学反応によって接着剤の成分が固体に変化することを言う。これに対し、;固化;(Hardening, Solidification)とは物理的作用による変化のみを指す。
  • 再活性接着(Reactivation) - 被着材の面に接着剤を塗布した後、再湿や加熱により再び接着性能を発揮させる手法。溶液系接着剤を塗布した切手や封筒の糊口、ワッペンなど固形接着剤を塗布したものなど。
  • 初期接着性(タック - Tack) - 被着材と接触させた直後から結合を生じ、接着力を発揮する性質。硬化後に生じる本来の接着力とは別に、利便性を向上させるために添加剤を加えて機能を付加する。

接着剤の剥離・除去

接着面ではない箇所に付いてしまった接着剤を除去するために専用の除去剤(リムーバー)が用いられることもある。ただし、接着面の材質によっては落とせないこともある。 接着面の剥離には、高浸透性の有機溶媒が用いられる。圧力温度を適切にした環境に長時間放置し、接着剤の樹脂の化学結合を破壊、もしくは物理架橋を解きほぐし、剥離させる。


  1. ^ a b c d e 化学はじめて物語”. 日本化学工業協会. 2020年2月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 坪田実「塗膜の機械的性質」『色材協会誌』第62巻第3号、色材協会、1989年、 164-175頁、 doi:10.4011/shikizai1937.62.164ISSN 0010-180XNAID 1300049944072020年9月8日閲覧。
  3. ^ 雑貨工業品品質表示規程”. 消費者庁. 2013年5月23日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i 接着剤の知識”. 東リ. 2020年9月8日閲覧。
  5. ^ Nature's strongest glue could be used as a medical adhesive: IU News Room: Indiana University”. newsinfo.iu.edu. 2021年5月16日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 5.接着剤の使い方”. セメダイン. 2020年9月8日閲覧。






接着剤と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

接着剤のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



接着剤のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの接着剤 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2022 GRAS Group, Inc.RSS