恐竜戦隊ジュウレンジャー あらすじ

恐竜戦隊ジュウレンジャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/01 05:32 UTC 版)

あらすじ

かつて地上は恐竜と、恐竜から進化した人間「妖精族」が共に暮らしていた。しかし1億7千万年前、恐竜部族の長の一人が悪魔と契約して人類滅亡を画策。五大部族たちは守護獣と共に、悪魔と悪魔に魂を売った魔女バンドーラと戦う。悪魔を撃退し、1億7000万年周期で宇宙を巡る惑星ネメシスへバンドーラと手下たちを封印したが世界は大氷河に覆い尽くされ、恐竜は絶滅してしまう。

恐竜族は長い時間の間に消え、妖精族は新たに進化した人間に溶け込み暮らしていたが、ネメシスに飛来したスペースシャトルの乗組員たちのミスでバンドーラが復活し、再び地球を狙う。しかし、長い眠りについていた古代人類の戦士たちもまた、彼らと戦うために不思議仙人バーザによって目覚めた。

地上に残された最後の恐竜の卵を巡る神と悪魔の決戦の物語が始まった。

登場人物

恐竜戦隊ジュウレンジャー

古代恐竜人類の中で最も栄えた5大部族の末裔の戦士たち[24]王族騎士で構成されているが、相互に主従関係は存在しない。

バンドーラ一味の復活に備えて、古代神殿で長い眠りに就いていた[25]。現代に復活後、バンドーラ一味から地球を守るためだけでなく、恐竜を巡る攻防戦も繰り広げた。最終回でバンドーラ一味を封印した後は、バーザや守護獣たちと共に天界へと去っていった。

ゲキ
ヤマト族プリンス[26][27]。24歳[26][28][27][29]
正義に燃える熱血漢のリーダー[26][27]。優れた剣術と使命を重んじる真っすぐな性格の持ち主[29]。神である守護獣を慕ってはいるが、一方で理不尽な命令に対しては反論すると同時に自分の正義も訴えるなど、芯の強さも見せる。
当初はドーラスフィンクスに自分の弱点をなぞなぞにして出させたり[ep 1]、ドーラゴブリンを騙して靴を逆に履かせたり[ep 2]と知恵を駆使していたが、後半になるにつれて猪突の勢いが出てきた。各々のアルバイトが描かれた際、自身はバンドーラ一味の出現に備えてアルバイトを行わなかった[ep 3]
元々はヤマト王族の黒のナイトの次男で、1歳の時に養子としてヤマト国王に引き取られたが、本人はその事実を兄であるブライの登場まで知らなかった。その養父母と10歳になる妹を1億7千万年前のバンドーラとの戦いで失っていることもあって、実の兄のブライを慕う気持ちは強い。ブライが敵となっていたころは兄への情ゆえに戦意が鈍って、チームの足を引っ張ってしまい、大獣神を倒される事態にまで発展してしまった。自らの甘さが招いた事態を痛感して、ブライを討つことを決意し、ブライとの一騎討ちを制するが「俺の命で、兄さんの復讐が終わるのなら構わない」とブライに自身の命を預け、その行動からブライを改心させ、和解を果たした[ep 4]。ブライが実は既に死んでいた上に、与えられた寿命を知ったことでさらに苦悩し、そこをバンドーラにつけこまれ、またもやチームワークを乱してしまうが、「俺の幸せは、悪を倒し、自分の手で兄さんを救い、ともに暮らすことだ」と新たに決意する。結果的にブライを喪ってしまうが、悲しみを乗り越えると共に兄の遺志と力を受け継ぎ、戦士として大きく成長した。
2014年の映画『獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』には、桐生ダンテツもその名を知る伝説の戦士として登場する。本作品の最終回で天の世界に去った後の20年間の動向は語られておらず、疑問に思った演者の望月祏多が監督に尋ねたところ「諸国を漫遊していた」と言われたという[30]
諸元
ティラノレンジャー
身長 178cm[26][27]
体重 69kg[26][27]
ジャンプ力 40m[26][27]
走力 3.6秒/100m[26][27]
ティラノレンジャー
ゲキが変身する正義の戦士[26][27][29]。スーツカラーはレッド。
剣技を得意とする[26][29]
  • 両手の指を3本曲げる構えは恐竜の前脚を模しており、後ろ回し蹴りもティラノサウルスの尾による一撃をイメージしている[4]
アームド・ティラノ[26][28][31][27][注釈 3]
ティラノレンジャーがドラゴンレンジャーの装備であるドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、そして獣奏剣を武装した姿。龍撃剣と獣奏剣の二刀流で戦う[29]。3倍から5倍程度の戦闘力となり[29]、厚さ2メートルの壁を蹴り抜く脚力と戦車2台を30秒で破壊する腕力を持つ[32][27]
ドーラアンタイオス戦[ep 6]とドーラユニコーン戦[ep 5]で変身した。
ゴウシ
シャーマ族ナイト[34][35]。27歳[34][28][35][29]
ブライを除くメンバーの中では最年長の参謀格[34][35][29]。メンバーで唯一古代文字を読める[35][29]。冷静沈着で感情をあまり表に出さないが、本質は自然や子どもを愛する穏やかで心優しい人物[29]。経験豊富で状況判断にも優れ、バンドーラからも「ジュウレンジャーを影で支えてるのはゴウシ」と評価されている。第28話で描かれたアルバイトは工事現場での交通誘導[ep 3][32][29]
幼いころに両親を亡くしており、姉のオトメに育てられたが、1億7千万年前のバンドーラとの戦いの際に目の前で失ってしまったため、仲のいい兄弟・姉妹を見るとそのことを思い出す。
ブライ絡みになると冷静さを失うゲキを諌めることもあり、第32話ではゲキを立ち直らせるべく、黒騎士に扮して襲いかかるという荒療治も行った。
諸元
マンモスレンジャー
身長 182cm[34][35]
体重 72kg[34][35]
ジャンプ力 38m[34][35]
走力 4.2秒/100m[34][35]
マンモスレンジャー
ゴウシが変身する知恵の戦士[34][35][29]。スーツカラーはブラック。
パワー技に優れており[34][35]、怒りが頂点に達すると凄まじい破壊力を発揮する[35]
ダン
エトフ族ナイト[36][37]。19歳[36][28][37][29]。「冗談じゃねえよ!」が口癖。
性格は明るく、短気でやや慌て者だが、ムードメーカー的な一面も持つ[36][37][29]。根は素直で困っている人を放っておけないお人好し[37]。第2話では年下のボーイとメイに危機感の欠如を叱られたり、すぐ弱音を吐くなど戦士としては未熟な部分もある。しかし、自身の軽率な行動で仲間が危機に陥ったときには深く反省し、成長していく[37]。第28話で描かれたアルバイトはラーメン屋の皿洗い、接客、配達[ep 3][29]
メンバーの中では一番早く現代に順応しており、漫画を愛読したり[37][29][ep 7]原宿でナンパをしたり[ep 8]パソコン欲しさにバイトも真っ先に行った[ep 3]
諸元
トリケラレンジャー
身長 168cm[36][37]
体重 56kg[36][37]
ジャンプ力 38m[36][37]
走力 3.8秒/100m[36][37]
トリケラレンジャー
ダンが変身する勇気の戦士[36][37][29]。スーツカラーはブルー。
スピードに優れ、トリケランスで集団を一掃するほか、攻撃を受けても反撃に転じるのが早い[37]。また、頭部の角を用いた頭突きや突進攻撃も得意とする[37][29]
ボーイ
ダイム族ナイト[38][39]。15歳[38][28][39][29]。一人称は基本的に「俺」だが、気分によっては「僕」も使う。
元気かつ律儀で、最年少ながら戦士としての意識も高い[39]。変身前でも身軽な動きを発揮し[注釈 4][38][39]、我流で忍術まがいの動きも身に着けた[ep 9]。第28話で描かれたアルバイトは宅配便の運転手[ep 3][38][29]
ハンバーガーが大好物[39][ep 10][ep 11]料理が苦手で、チンジャオロースを作った際にはメンバーに酷評されてしまった。また、「見ると目が回る」というほどニンジンが嫌いで[29]、子どもを助けるために無理して食べたこともあったが、最終的には気絶したので克服はできていない[ep 10]
  • スーパー戦隊シリーズの中で、女戦士や追加戦士を除いた男性メインメンバーの中では歴代で最年少である[40]
諸元
タイガーレンジャー
身長 163cm[38][39]
体重 57kg[38][39]
ジャンプ力 34.5m[38][39]
走力 3.2秒/100m[38][39]
タイガーレンジャー
ボーイが変身する希望の戦士[38][39][29]。スーツカラーはイエロー。
アクロバット技に優れ、素早い動きでトリッキーな攻撃を駆使する[39][29]。また、壁や柱などを登って敵の攻撃を回避することもある[39]
初期案ではイエローが女性だった[3]
メイ
リシヤ族プリンセスで[41][42]、伝説の英雄リシアンテウスの血を受け継ぐ[42][29]。17歳[41][28][42][29]
を愛する可憐な少女で[42]、子ども好き。心優しく[41][42]、常にメンバーを気遣い、リーダーのゲキを盛り立てることも忘れないまとめ役だが、少し生真面目すぎるところがたまにキズ。一人になっても戦い続ける頑張り屋な面もある[41]。第28話で描かれたアルバイトはファーストフード店のレジ係[ep 3][32]
ファッションにもこだわりがあるらしく、ストーリーに連続性のある場合を除き、毎回違う髪形で登場していた。第23話からはキュロットスカートホットパンツになっているなど、一人だけ服装を変えている。変装の名人でもあり、第38話ではラミィと変装合戦を繰り広げたこともある。
諸元
プテラレンジャー
身長 161cm[41][42]
体重 43kg[41][42]
ジャンプ力 30m[41][42]
走力 5.2秒/100m[41][42]
プテラレンジャー
メイが変身する愛の戦士[41][42][29]。スーツカラーはピンク。
身軽な動きでの空中殺法を得意とする[42]。また、キックも強力である[29]
当初は、ピンクはいなかった[3]
ブライ
第17話より登場。ゲキの実の兄であり、ヤマト族の黒のナイトの息子だが、王族の支流にあたるため、劇中ではプリンスを名乗っている[43]。31歳[44][45][43][29]
初期メンバー同様、1億7千万年前から復活した戦士。純粋かつ喜怒哀楽の激しい性格。8歳の時にヤマト王の養子となった弟・ゲキと生別し、父は野心の末にヤマト王に反逆して誅殺されている。後に国を脱出して妖精の森に住み着き、ヤマト王への憎悪と父の遺言に従い王になるという野心とプライドを心の支えにして特訓に励む日々を送った。成長するにつれ父の非は理解するようになるが、同時にやり場のない憤りを感じており、ヤマト王の死後はその矛先をヤマト王の養子となっていた弟・ゲキへと向けるようになっていった。
そのような経緯もあって最初は敵として登場し、バンドーラと結託してジュウレンジャーを追い詰めたが、内心ではバンドーラをも出し抜いて自らが地球の支配者となることを画策していた。その後、バンドーラの暗殺を決起するが失敗、さらにバンドーラパレスからも追いやられてしまう[ep 12]。しかし、その先で命の精霊クロトに導かれて時の停止した部屋に辿りつき、そこで獣奏剣とドラゴンシーザーを与えられる[ep 12]。新たな力を得たことで、今度は一人でジュウレンジャーとバンドーラ一味を倒し地球の支配を企むが、その末にゲキと一対一の対決を経て和解し、正式にジュウレンジャーの一員となる[ep 4]。6人揃っての変身と名乗りは第22話のみである。
実は永い眠りの間に、氷河期に起こった天変地異による洞窟の落盤事故で肉体と命を失っており、大獣神の願いを聞き入れたクロトの力によって時間限定の命を与えられていたことを後に知らされる。そのため、普段は寿命の減らない時の停止した部屋でたった一人孤独に過ごすことを余儀なくされ、味方になってからも5人の危機の間しか彼らと過ごすことができないというジレンマに陥ってしまう[注釈 5]。当初はこのことをゲキたちに隠していたが、後にクロトによって彼らにも知らされた[ep 13][注釈 6]
しかし、孤独に耐えかねて外に出た際、バンドーラに長時間外の世界に留まるように仕向けられ[ep 14]、さらに獣奏剣の発するエネルギーによって部屋の所在を突きとめられ破壊されてしまい[ep 15]、その残された時間もみるみるうちに減っていってしまう。その後、寿命を迎え(クロトいわく「使命」)、最期は息絶える直前にゲキにドラゴンアーマーとレンジャーアームレット、獣奏剣を託して消滅した[ep 16]
5人と対立していたころは地球の支配を企む野心家だったが、それは父を失った怒りと悲しみの裏返しであり、かつて妖精の森で暮らしていたころは良太たちとも仲が良く、改心後には弟への思いやりを見せたり、子どもたちを守るために残り少ない自らの時間を省みずに奔走する姿が多く見られるなど、本来は優しい人物であることが伺える。
第49話では獣奏剣の導きにより思念体として登場し、守護獣たちがバンドーラの魔法界に閉じ込められていることをゲキたちに教え、守護獣たちを救出するために魔法界の扉を出現させた[ep 17]
諸元
ドラゴンレンジャー
身長 180cm[44][43]
体重 68kg[44][43]
ジャンプ力 50m[44][43]
走力 2.8秒/100m[44][43]
ドラゴンレンジャー
ブライが変身する力の戦士[44][43][29]。スーツカラーはグリーン。
他の5人を圧倒する戦闘力を持つ[43]。必殺技はドラゴンビッグバン[29]
ジュウレンジャーと敵対していた時には、バンドーラの魔力で巨大化し大獣神を破った[46][43]
  • 東映プロデューサーの白倉伸一郎は、ドラゴンというモチーフはファンタジー設定を逆手に取ったものであると述べている[2]

支援者

不思議仙人バーザ
古代人類の白魔道士。バンドーラとの戦いの中で魔力の大半を封じられてしまったが[25]、耳を巨大化させて聴覚を増すなどある程度は使用可能。最終回で呪文を思い出した。攻撃魔法は使えないため、戦闘時には近代兵器を用いる[ep 18]。普段は地下に神殿があるさくらマンションの管理人として暮らしている[25]。いささかあわて者。
ジュウレンジャーの復活後、5人を養うために神殿にある僅かな財宝を少しずつ換金して生活費を賄っていた[29][注釈 7][ep 3]。当初は使命優先のため、5人に対してアルバイトを禁止していたが、のちに人生経験の一環として認めた[ep 3]
最終回でバンドーラ一味を封印した後は、ゲキたちや守護獣たちと共に天界へと去る。
ノーム
第8・17・18話に登場。森に住む妖精で、バーザとは古くからの友人。バーザ同様に攻撃魔法は使えないため、戦闘時にはゴルフの要領で光弾を敵にぶつける戦い方[ep 10]や、近代兵器を用いている[ep 18]。ひねくれているが本当は優しい性格。良太という孫もいるが、彼がノームの隠していたブライの封印の扉の鍵を勝手に持ち出したことが、ブライの復活に繋がることとなった。
命の精霊クロト
第21話より登場。命の泉を守り、時を司る女神で、肌も装束も真っ白の少女の姿も持つ。
大獣神の願いによって、眠っていた間に死んでしまったブライに新しい命を与え、時の止まった部屋でブライを保護する。またブライに獣奏剣を与えたのも彼女である。たびたびブライの身を案じていたが、彼の死後はその姿を消した。

ジュウレンジャーの装備・戦力

共通装備

メダル[47][48]
ダイノバックラーにはめ込まれているメダル。ダイノメダルとも呼ばれている[49]。各人ごとにメダルのマークが異なり、初期メンバーのものは各守護獣のモチーフが描かれており、ドラゴンレンジャーのものは獣奏剣にも用いられている三つ又の槍のようなマークが描かれている。守護獣メダルには、握り締めることで負傷したり病に侵された人間の治癒力を上げることができる力や、守護獣の力を結集して仲間を異次元世界から脱出させるダイノパワーを持つが、守護獣メダルを外している間は変身不能になる。ドラゴンレンジャーのメダルは、ブライの死に伴い消滅してしまった。
強化服[48][49]
ジュウレンジャーがダイノバックラーを起動させて装着する強化服。ヘルメットはそれぞれの守護獣の頭部がモチーフであり、胸や手袋、ブーツには市松模様のようなデザインが施されている。ヘルメットがジュウメタル製、スーツ本体はそれを繊維化したジュウメタルファイバーでできている[32][48]。2000度の高熱やマイナス180度の低温にも耐えられる[32][49]
また、ドラゴンレンジャーのものは体力増幅装置が初期の5人と比べて著しく強化されており、素手で戦車1台を投げ飛ばして破壊できるほどである[32]。手脚についている金色のリングは、特殊合金タロンメタル製で防御力を向上させる[32]
ヘルメットの額に埋まっている赤い石は、ダイノクリスタルと同じ材質でできている[32]。ここに獣奏剣の音色を共鳴させて、ドラゴンシーザーに変形合体命令を送る[32]
  • 胸や手袋、ブーツの菱形の模様は恐竜の牙が図案化されたもの[3]

初期メンバーの装備品

ダイノバックラー[47][48][49][50]
ジュウレンジャーの変身用アイテム。ジュウメタル製[47]
普段はベルトにバックルとして取り付けられており、変身後も引き続きベルトのバックルとして180度回転した状態(メダルを収めた部分が露出する向き)で残る。変身に際しては胸の前に突き出したダイノバックラーをダイノバックラーの発声とともに上下反転させることでバックラーの中にはめ込まれている守護獣メダルが輝き変身する。
ボーイとメイは第3話のゴーレム兵戦において、ベルトから外したダイノバックラーを右手のナックルガードとして使用している[47][49]
レンジャースティック[51][48][52][49]
左腰のホルスターに携行している戦闘用の棒[53]。恐竜を模したデザインをしている。ガイアトロンエネルギーで駆動し、銃タイプのレンジャーガン、剣タイプのレンジャーソードに変形する。
ドラゴンレンジャーは初登場時にプテラレンジャーのものを奪って使用した。
  • バンダイデザイナーの野中剛は、前作『ジェットマン』のバードブラスターの売上が好調であったことから、同様に動物の顔がついたデザインにしたと述べている[54]
レンジャーガン[51][48][52][49]
レンジャースティックを変形させたエネルギーガン[55]。発射されるガイアトロンエネルギーをプラズマ状に変換した光弾は1メートル四方の鋼鉄を溶かす威力がある[51][49]
レンジャーソード[51][48][52][49]
レンジャースティックを変形させた剣。刃に送ったエネルギーを超振動エネルギーに変換して分厚い鉄板を切り裂くほどの切れ味を発揮する[51][49]。先端を飛び出させる短剣[53]から電撃を放つことも可能。
サンダースリンガー[51][48][52][49]
第29話から登場。スリング型のレーザー銃。上部と左右に銃口を備えており、通常時は上部の銃口から矢の形のエネルギー弾[55][56]を放ち、左右の銃口はレンジャースリンガー時に用いられる。強化ゴーレム兵を一発で破壊する[51]
ゲキとブライがキングブラキオンと戦う神秘の沼の試練を乗り越えて入手した宝箱の中に入っていた。5人用しかないため、ドラゴンレンジャーは入手直後のみ使用。第38話でメイ以外の4人が幼態のドーラシルキスの放った繭に閉じ込められて脱出する際に使用して以降は使われなくなった。
レンジャースリンガー[51][48][52][49]
レンジャーガンの後部にサンダースリンガーを接続させたレーザー銃[57]。大型トレーラーを消滅させる威力を持つ[51]
ダイノクリスタル[58][48][49]
守護獣を変形合体させる5本の円錐状クリスタルで、初期メンバーのパーソナルカラーに対応した彩色である[58]。山の中に隠されていた[58]
守護獣のコクピット内の操縦パネルに挿し込むと、変形合体が行われ、合体完了後は操縦桿になる。第7話以降はメンバーの各メダルから出現する。
  • 放送当時の玩具では存在しなかったが、2015年に受注販売された「戦隊職人ダイノバックラー」でティラノレンジャーのダイノクリスタルがボーナスパーツとして初の商品化がされた[59]

伝説の武器

第4話から登場。初期メンバーの個人武器。絶望の大陸に住む天翔る5つの首を持ったドラゴンの体内から出てきたもので数億年もの間、絶望の大陸に隠されていた。それぞれにガイアトロンの吸収板が内蔵されており、地球がある限りそのエネルギーは尽きることがなく、決して切れ味が落ちない。ジュウレンジャーに変身後は武器自体も変化・強化される。

現代に蘇ったときに持っていた古代の武器が破損したために入手の必要が発生。冒険の末にゲキが武器そのものに呼びかけることによって入手した。

龍撃剣りゅうげきけん[60][28][31][27]
ゲキの個人武器であるソードがティラノレンジャーの力で変化した諸刃剣。ジュウメタル製[57][27]。刀身にガイアトロンとゲキの生体エネルギーを掛け合わせると、光の刃と化し、戦車を一振りで真っ二つにする威力を発揮する[60][31][27]。光線も発することができ、第6話では近くにあるダイノクリスタルに反応し、その場所に向けて自動的に光線が放たれた。鍔は角のようなものが左右に3つずつ付いたものとなっている。
龍撃剣を用いた技は滑空するように飛び[57]空中で敵をすれ違いざまに切り裂くティラノスラッシュ[28][27]。この技は剣を投げつけるバージョンもあり、ドラゴンレンジャーとの決闘を制する際にも用いた。アームドティラノレンジャーの状態では龍撃剣→獣奏剣の順で敵を×字に切り裂くドラゴンティラノスラッシュを放つ[27]。ドーラアンタイオスの心臓、ドーラユニコーンを倒した。
ハウリングキャノンの上部パーツを形成。
モスブレイカー[60][28][31][35]
ゴウシの個人武器であるアックスがマンモスレンジャーの力で変化した斧。その威力は大岩をも切り裂く[60]
モスブレイカーを用いた技は空中から敵を真っ二つに切り裂くマンモスブレイク[35]。ドーラキマイラを倒した。
変形させることで柄の部分を砲身とするエネルギービームを放つ光線砲モスキャノン[35][注釈 8]になり、その威力は厚さ1メートルのコンクリートの壁を打ち破る[60]
ハウリングキャノンの中核を形成。
トリケランス[60][28][31][37]
ダンの個人武器である二本一組のランスがトリケラレンジャーの力で変化した三つ又状の槍。分厚い鋼板も突き破る[37]。変化前同様に伸縮自在で2本を接続させて双槍にすることができる[60]。回転させて突風を起こすことも可能[60]
トリケランスを用いた技は空中から敵を突き刺すトリケラスラスト[37]。ドーラアルゴスを倒した。
ハウリングキャノンの左右砲門の内側を形成。
サーベルダガー[60][28][31][39]
ボーイの個人武器である二本一組のダガーがタイガーレンジャーの力で変化した短剣。虎の牙を模していて、刃の両側には可動式の爪が付いており、これで敵の武器を受け止めて防御に使うこともできる[60]。投げて使用することも多い。
サーベルダガーを用いた技はタイガー分身の術との組み合わせで敵を翻弄しながら、サーベルダガーを投げつけるタイガーバイト[39]。ドーラニンジャ戦で使用。
ハウリングキャノンの左右砲門の外側を形成。
プテラアロー[60][28][31][42]
メイの個人武器であるアローがプテラレンジャーの力で変化した弓矢。リシヤ族の伝説の英雄・リシアンテウスの力を受け継いでいる[60]。100メートル先の標的を貫く[60][31][42]。エネルギーを込めた光の矢を放つこともある。弓を剣のように用いて立ち回ることもある[42]
プテラアローを用いた技は空中で連続発射した後、地上で最後の一矢を放つプテラアローシュート[注釈 9]。ドーラブーガラナンを倒した。
ハウリングキャノンの前上部を形成。
ハウリングキャノン[60][48][49][61]
伝説の武器を合体させた必殺エネルギー砲[60]。マンモスレンジャーが空中に放り投げたバズーカ形態のモスブレイカーを核に、プテラレンジャーが転送させたプテラアローが横向きに合体。そのプテラアローにトリケラレンジャーが転送させたトリケランスとタイガーレンジャーが転送させたサーベルダガーが合体し、龍撃剣を手にしたティラノレンジャーがジャンプして龍撃剣を直接上部に合体させて完成。完成したハウリングキャノンはティラノレンジャーが手にし、地上に着地後、ティラノレンジャーを中心にシューティングフォーメーションをとり、5人の生体エネルギーと武器のガイアトロンエネルギー[62][33]を一つにしたエネルギー光線を発射する。
設定上、プテラアロー・トリケランス・龍撃剣を合体させたスーパーソードアローとモスブレイカー・サーベルダガーを合体させたツインホーンキャノンという形態にすることも可能である。

ドラゴンレンジャー専用装備

ドラゴンバックラー[注釈 10]
ドラゴンレンジャー専用のダイノバックラー。金色のカラーリングが施されている。変身する際の発声は初期メンバー5人同様に「ダイノバックラー」。ティラノレンジャーがアームドに変身する際はメダルはティラノのままでドラゴンバックラーに変化する。
玩具は全ての守護獣メダルをセットにして販売されたが、戦隊職人ではドラゴンレンジャーとティラノレンジャーの守護獣メダルをセットにして販売されている。
獣奏剣じゅうそうけん[47][45][31][43]
ドラゴンレンジャーの個人武器である短剣。左腰のホルダーにさして携行する。刃の部分からは、レンジャーガンと同等の威力を持つ破壊ビームを発射する[47][31][43]。横笛の機能も持ち、ドラゴンアーマーのバリア機能を発動させ、守護獣ドラゴンシーザーの召喚・指示にも用いられる。一心に念じ時の止まった部屋と下界を行き来することもできる。第21話でクロトから与えられ、これにより、ドラゴンシーザーの召喚も可能になった。第29話でのキングブラキオン戦ではティラノレンジャーから借りた龍撃剣と交差させることで光線を発射。ブライ亡き後はゲキが受け継いだ。
  • ドラゴンレンジャーのスーツアクターを務めた高岩成二は、獣奏剣を吹くシーンではマスクの口の位置がわからず苦労した旨を語っている[64]
ドラゴンアーマー[47][31][43]&レンジャーアームレット[32]
ドラゴンレンジャーの胸に装着された金色の鎧[57]と両二の腕に装備されたアームブレスレット。タロンメタル製で、装着した者のパワーと防御力を増大させる[32]。獣奏剣を吹いて気を集中すれば、バリアーを張ることも可能[47][43]。第29話でのキングブラキオン戦では囮役を引き受けたドラゴンレンジャーがサンダースリンガーが入っている宝箱を取りに行くティラノレンジャーにドラゴンアーマーを一時的に貸し与えた。ドラゴンレンジャー亡き後は獣奏剣同様にティラノレンジャーに受け継がれる。
劇中では語られていないが、ジュウレンジャーの中の選ばれた勇者が継承する予定だったが、眠りに就く前のブライが神殿から盗み出した[32]
魔剣ヘルフリード[46][45][43]
地獄最大の魔剣。第18話において、ブライと同盟を結んだバンドーラが与えた武器であり、野望を燃やした強力な執念を持つ者だけが手にできる。地面に突き刺して、衝撃波を放つことも可能。獣奏剣と合わせての二刀流も披露した。第22話において、ブライが改心したことで土になって消滅した。

合体技

バベルアタック[51][48][52][49]
ティラノレンジャー、マンモスレンジャー、トリケラレンジャーを土台にタイガーレンジャー、プテラレンジャーが櫓を組んだ状態から5人のレンジャースティックを逆星型に合体させてエネルギーをスパークさせて放つ強力な衝撃波[51]
ドーラナイト戦とドーラミラージュ戦で使用。ドーラナイト戦では初使用にもかかわらず、全く通用せずに跳ね返されてしまった。
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ』ではネオグリフォーザーに対して使用する。
レンジャースリンガー・ファイナルショット[51][48][52][49][注釈 11]
レンジャースリンガーを5人同時に発射し、球体状のエネルギー弾とする必殺技。威力は通常の25倍[51][52][49]。初使用では巨大ドーラフランケにダメージを与え、等身大戦ではドーラレイガーを倒した。劇中での使用は、その2回のみ。
コンビネーションクラッシュ[53]
5人が伝説の武器で次々と攻撃を繰り出し、最後にティラノが止めを刺す。

個人技

分身の術[38][28][31][39]
タイガーレンジャーの技。忍者の使う分身の術であり、最大6人にまで分身。第34話で使用。
葉隠の術[39]
ボーイの技。木の葉を周辺に撒き散らし、姿を隠す忍法
破壊弾[44][43](光弾[45]
ドラゴンレンジャーの技。両手にエネルギーを集中させて放つ衝撃弾。現代に復活した直後のジュウレンジャー戦で使用。

ザウラーマシーン

これら3台のマシンは、タンク部にあるエネルギー炉・ガイアトロンコンバーターのガイアトロンエネルギー[56]で駆動する。これは超太古の技術で現代人類だけでなく古代人類にも原理は解明できないと言われている[65]。また、3台ともメンバーの変身前でも常用された。ガイアトロン弾を放つ[56]。必殺技は、3台で一斉にガイアトロン弾を発射するザウラーバスター[66][67]

ロードザウラー1
ティラノレンジャー専用のバイク。最高速度は時速320キロメートル[68][69][65][70][67]。後部ブースターを噴射させ、超高速による走行を可能とする。秒間4000発のガイアトロン弾を発射する3連バルカン砲[68][65][70][67][注釈 12]を装備。
サイドザウラー2
マンモスレンジャーとタイガーレンジャー専用の左サイドカー。運転は主にマンモスレンジャーが行う。最高速度は時速280キロメートル[68][69][65][70][67]。出力は600馬力[68][69][65][67]。大型キャノン砲[69][65][67]2門を装備[24]
サイドザウラー3
トリケラレンジャーとプテラレンジャー専用の右サイドカー。運転は主にトリケラレンジャーが行う。最高速度は時速300キロメートル[68][69][65][70][67]。秒間600発のマシンガンを2門装備[68][65][67][注釈 13]

守護獣

従来のスーパー戦隊シリーズの作品とは異なり、本作品ではメカではなく神として設定されている[69]。戦隊側に使役されるのではなく崇められる対象であり、明確な意思と行動理念をもってジュウレンジャーに力を貸している。そのため、時に戦士を窘めることがあれば、搭乗を拒否するといった独断行動を行う。ガイアトロンをエネルギー源としている。

彼らは恐竜人類を守る神であり、恐竜とともに生きる生命を守護する役目を持つ。ゆえに人間もまた守る立場にある。究極大獣神が本来の姿であるが、古代人類の登場するはるか古の時代において、地獄から現われた悪魔・大サタンとの戦いに勝利した際に傷を負い、7体の意思を持った分身体[71]に分離した後は、守護獣として古代人類を守っていた。

神の存在は守護する恐竜の存在と同調しており、地球から全ての恐竜が絶滅した場合、役目を終えた神はこの世からいなくなる。バンドーラによる恐竜絶滅によってほぼ全ての恐竜が息絶えたが、キングブラキオンの体内にて雄と雌一対の卵が安置されたために消滅を免れた。この卵がのちに戦いの鍵となる。

初期メンバーの守護獣はコクピットに乗り込んだジュウレンジャーが、コンソールを操作して、ジュウレンジャーが描かれている左側パネルと守護獣が描かれている右側パネルを同調させ、恐竜が描かれている上部中央のパネルと繋げる合身を行うことで力を高める。

  • CG技術のない当時の撮影関係により、戦闘時に全ての守護獣が単体で活動することはない。そのため、体当たりなどの接近戦は着ぐるみの関係でティラノザウルスとドラゴンシーザーの役割である。また、作中で見られるメインの守護獣5体の行進は、背景をローラー回転させつつ遠方に着ぐるみのティラノザウルスの足踏み、他4体がカメラ至近距離に設置されたミニチュアを揺らすという、遠近法を活かした組み合わせで撮影された[72][73]
守護獣ティラノザウルス
ティラノサウルスの姿をしたヤマト族の守護獣。体色は赤。召喚時は大地を割って出現する。登場は第2話から。
単独でも巨大ドーラモンスターと戦えるだけの戦闘能力を有し、尻尾を振り回したり、尻尾を地面に叩き透けて上空に飛び上がって攻撃するジャンピングキック[74]を得意とする[67]。鋭く鋼鉄をも噛み砕く牙と太くビルをも粉砕する尾も武器となる[75][24]
必殺技は口から放つ咆哮と共に砂嵐を起こすほどの衝撃波を放射する[57]ティラノソニック[26][69][76][75][67]。ドーラタイタン、ドーラエンドス、ドーラトトイスを倒した。ドーラタロスに対しても使用したが、カイの念力によってはじき返され、自身が受けてしまった。
大獣神の顔・胴体、ダイノタンカーの上部を形成。
獣電戦隊キョウリュウジャーVSゴーバスターズ 恐竜大決戦! さらば永遠の友よ』ではCGで登場している。
守護獣ジュウマンモス
マンモスの姿をしたシャーマ族の守護獣。体色は黒。召喚時は南極の氷山から出現する[34]
鼻からはマイナス200度の冷凍ガスモスブリザード[34][69][76][75][67]を噴射する。
大獣神と剛龍神の腕、頭部は大獣神のマンモスシールドになる。ダイノタンカーの中央部と獣戦車キャノンを形成。
トリケラトプス、サーベルタイガー、プテラノドンと共に第3話から登場。
守護獣トリケラトプス
トリケラトプスの姿をしたエトフ族の守護獣。体色は青。召喚時は砂漠から出現する[36]
尻尾に備えた2門のトリケラカノン[36][69][76][75][67]は一発で高層ビルを半壊する威力を持つ[75][67]。角からは鎖を発射[36][75]。脚部はキャタピラ[75][注釈 14]
大獣神と剛龍神の左足、ダイノタンカーの左車両を形成。
守護獣サーベルタイガー
サーベルタイガーの姿をしたダイム族の守護獣。体色は黄色。召喚時は森林から出現する。
尻尾に備えたビームバルカン砲サーベルガン[38][69][76][75][67]の威力は一撃で東京タワーを蒸発させるほど[75][67]。走力とジャンプ力にも優れ、それらを生かした体当たりも得意としている[67]
大獣神と剛龍神の右足、ダイノタンカーの右車両を形成。
守護獣プテラノドン
プテラノドンの姿をしたリシヤ族の守護獣。体色は白と赤を基調としていて、翼は灰色。召喚時は火山から出現する[41]
武器は両翼から放つプテラビーム[41][69][76][75][67]。索敵用の超高感度レーダーも搭載[41][75][67]。守護獣で唯一飛行能力を持つ。
大獣神の胸部装甲、ダイノタンカーの上部レーダーユニットを形成。
守護獣ドラゴンシーザー
ドラゴンの姿をしたヤマト族のもう1体の守護獣。体色は黒と緑。召喚時は海中から出現する。初登場は第21話でドラゴンレンジャーが獣奏剣を入手したことで召喚が可能になった。
基本的には獣奏剣から発せられる音色からの指示を受けるが、ティラノザウルスたちと同型のコクピットも備えている[ep 16]
武器は指から放つ超高熱光弾ドラゴンハーレー[44][69][76][75][67]ドリル型尻尾のスピニングシーザー[44][69][76][75][67]。防御面では胸部のブレストラーにエネルギーを集中してペンタゴンバリアーを発生させる[44]。単体で巨大ドーラモンスターを倒したことはないが、初陣では巨大グリフォーザーとラミイスコーピオンとの2対1をこなした。
暴れん坊だが、耕太にかっこいいポーズを取ってとねだられたら照れたり、亡きブライを恋しがったりする一面も見せている[注釈 15]
ドラゴンレンジャー亡き後は獣奏剣を受け継いだティラノレンジャーの手で召喚されるようになり、ゲキ同様にブライの死を乗り越えた。
剛龍神の顔・胴体、ブレストラーとスピニングシーザーはドラゴンアントラーを形成。獣帝大獣神と究極大獣神のヘッドギア・肩アーマーとなり、ブレストラーはキングブラキオンの胸部に装備され、スピニングシーザーはキングブラキオンの尻尾となる。
  • 企画初期ではモチーフはマンモスだった[3]
  • 単独では人型にならない初の2号ロボである[79][80][注釈 16]。また、玩具「DXドラゴンシーザー」はシリーズで初めて音声・発光ギミックを搭載しており[80][82]、以後の戦隊ロボ玩具でも電子ギミックを搭載したものが恒例化していった[82]。同商品では、ギミック部分を本体から分離する武器ユニットとすることで、変形合体に干渉せず電池のスペースを確保している[82]
  • 東映プロデューサーの白倉は、メカゴジラガイガンなどの怪獣をやりたいスタッフがいたと証言しており、怪獣のイメージから海から出現したりティラノザウルスと対決したりという描写になったと述べている[2]
獣騎神キングブラキオン
ブラキオサウルスの姿をした守護獣の使徒のメカ生命体[66][56][71]。体色は白。神秘の沼の番人でもある。初登場した第29話では、ゲキとブライがサンダースリンガーを手に入れるに相応しいかを試す試練として立ちはだかった。
技は口から吐く火炎弾のガイアトロンエネルギー弾[83][67]、首からは吸引ビームを放つ[84]。長い首を利用し、ビルなどの高い場所でも救助活動が可能[85]。体内に保温室を持っており、恐竜の卵を守り抜いた[84]
超獣戦車キングタンカー[84][69][76]に変形した際は、尻尾が変形した2門の大砲テイルキャノン[84][76][83][67]を左右前面に展開し、胸部装甲は後部に移動した状態になる。巨大神を乗せての連携攻撃も行う。
究極大獣神の下半身を形成。胸部装甲は上半身側の胸部装甲、前足は上半身側の手甲になる。
最終決戦ではバンドーラの罠で砂地獄に沈められ、魔法界に幽閉されてしまうが、大獣神とドラゴンシーザーと同様ジュウレンジャーの手に救出された。抱えていた恐竜の卵も無事で、バンドーラ一味との戦いが終わった後は、もうすぐ産まれてくる恐竜の卵をジュウレンジャーに返した。
  • 玩具では獣帝大獣神だけでなく、ティラノザウルス、ドラゴンシーザー、大獣神、剛龍神を載せられる仕様となっているが、作中にて獣帝大獣神の他に乗せたのは、第45話における大獣神が1度きりである。また同じく玩具のみとなった仕様として、通常形態でダイノタンカーを索引することも出来る。
獣戦車ダイノタンカー
ティラノザウルスを始めとする5体の守護獣が「合体・ダイノミッション」の合図で合体した巨大戦車[58]。第6話で初登場。
武器は上部左右に備えられた2門の獣戦車キャノン[58][69][76][83][67]。5体の守護獣の目から一斉に放つビーム攻撃の獣戦車ストーム[58][76][83][67][71]。大獣神から戻ったり、上半身だけを大獣神にすることも可能で、第6話ではこれを利用したトリッキーな戦いを見せた。

巨大神

大獣神だいじゅうじん
第6話から登場。ダイノタンカーが「発動!大獣神」を合図に変形した超神[86][87][88]。人語を操る[71]
ガイアトロンエネルギーを全身で吸収することで、超戦闘力を発動する[71]。武器・技は空から飛来する恐竜剣ゴッドホーン[58][69][76][83][89]とジュウマンモスの顔部が変形したマンモスシールド[58][76][83][89]を手持ち武器とし、頭部の角からの大獣神ビーム[58][76][83][89]、目から放つ赤色光線[89]吸引ビーム[58][76][89]、背中の大砲からのエネルギー弾[89]やマンモスシールドの両目部分から放つエネルギー光線も使用。
必殺技はエネルギーを刀身部分に集中させ[57]、ゴッドホーンの刀身から雷光を発生させた状態でジュウレンジャーと大獣神が同じ掛け声で放つ超伝説・雷光斬りちょうでんせつ・らいこうぎり[58][83][89]。右手一本で高く掲げ斜めに切り下ろすのが基本パターンだが、右下から斜めに切り上げることもある。強化したドーラモンスターに通じなかったこともあり、復活した大サタンとの第1戦では投げつけた剣自体を消し飛ばされてしまった。
合体は、守護獣を呼ぶ都合からジュウレンジャー5人が揃う必要があるが、合体した状態で登場することもあった。また、操縦は5人揃わなくても可能[ep 16]。第31話では、ティラノレンジャーの席の後ろに、ドラゴンレンジャー用の席も配置された。
ティラノザウルスにトリケラトプス・サーベルタイガーが合体した状態から立ち上がり、前後からジュウマンモスの変形した両腕・背中とプテラノドンが変形した胸部が装着されるという変則的な合体を行ったこともある。
第20話において、太陽光も含まれているガイアトロンの弱点を突いたバンドーラの日食を利用した作戦での戦闘で巨大化したグリフォーザー夫妻とドラゴンレンジャーの総攻撃に敗北。地の底に落下してしまったが、第22話において、マグマ内のガイアトロンで傷を癒したことで復活を果たす[32]
宿敵・大サタンとの戦いは、太古の戦いにおいては勝利したものの究極大獣神を維持できないほどの傷を負い、第31話では復活した大サタンの力で誕生したサタンフランケの泡でドラゴンシーザーと共に溶かされかけ、第48話では大サタンの支援を受けた強化ドーラタロスに左腕を切断されてしまうなど苦戦は免れなかった。第49話でドラゴンシーザーと共にドーラタロスと大サタンに敗北した後、バンドーラの魔法界に幽閉されてしまうが、第50話でジュウレンジャーに救出され、大サタンとの戦いに終止符を打つ。バンドーラが魔力を失った後、バンドーラ一味を再び壺に封印した。
初登場では、人間に化けたドーラスフィンクスを相手になぞなぞ対決に走るという一風変わったデビュー戦を行った。
  • 合体シーンは、走行しながらの描写や合成によりミニチュアとスーツを切り替えるなど、革新的な要素が多く盛り込まれ、以降の作品でも踏襲している[73]
剛龍神ごうりゅうじん
第22話から登場。ドラゴンシーザー、ジュウマンモス、トリケラトプス、サーベルタイガーが「合体!ドラゴンミッション」の合図で合体した超神[86][87][88]。機動力を活かしての戦闘を行う[86][89]。ドラゴンレンジャーは搭乗せず、操縦は大獣神同様にティラノレンジャーたち初期メンバーだけで行う[注釈 17]
主な武器はドラゴンシーザーの尻尾部分と胸のペンタゴンが合体した先端にドリルを装備した長槍の剛龍槍ドラゴンアントラー[86][76][83][89]と命中した対象を溶かす角を白熱化させた角型ブーメランのヒートホーン[86][76][83][89]。ドラゴンアントラーを回転させることでアントラーバリヤー[86][76][83][89]も発生させる。また、ヒートホーンはドーラフランケやドーラタロスには通じず、あっさり跳ね返されてしまったこともあった。
必殺技はドラゴンアントラーのドリルを高速回転・発光させ、ジュウレンジャーと剛龍神が同じ掛け声を放ちながら敵を貫く超爆裂龍神突きちょうばくれつりゅうじんづき[86][76][83][89][注釈 18]
初登場時はブライとドラゴンシーザーがジュウレンジャーの一員になったことを祝しての合体であり、戦闘を行うことはなかった。
  • 剛龍神の「剛」はデザイナー野中剛の「剛」から来ており本人曰く「公私混同」[90]
獣帝大獣神じゅうていだいじゅうじん
第31話から登場。大獣神とドラゴンシーザーが獣帝合体した超神[87][88]。ドラゴンシーザーが変形した鎧を大獣神が頭部・両肩・両腕に装備。大獣神や剛龍神とは逆に射撃戦を主体としている。
胸と両肩から熱光線[57]カイザーバースト[86][76][83][89]を放ち、肩からはミサイルショルダーブラスト[83]も放つ(劇中未使用)。
必殺技は守護獣の体内の全エネルギーを胸に集めて一気に放出するエンパイアアタック[86][69][76][83][89][71][注釈 19]。超伝説雷光斬りの2.5倍の破壊力を誇り[83]、サタンフランケとドーラシルキスを倒した。
単独で登場したのは僅かに3回のみで、究極大獣神になることなく勝利したのは第38話のドーラシルキス戦のみ。第48話では砂地獄に飲み込まれるキングブラキオンを助けようとするも、バンドーラの妨害により失敗。
  • 玩具ではドリル部とブレストラーに分割したドラゴンアントラーを左右の肩に装着することもできるが、素の状態でもスーツが非常に重く、これ以上パーツを増やせなかったため劇中への登場は見送られた[91]
究極大獣神きゅうきょくだいじゅうじん
第31話から登場。獣帝大獣神とキングブラキオンが究極合体した最強超神[87][88]。獣帝大獣神がキングタンカーに騎乗し、余ったドラゴンアントラーのパーツがキングブラキオンと合体することで完成する。大獣神本来の姿であり、大サタンに正面から立ち向かえる唯一の存在。かつての大サタンとの戦いで傷ついたことから、究極大獣神の姿を維持できなくなっていたが、ジュウレンジャー6人が碑文の石碑に各々の称号と共に守護獣メダルをはめ込み、それにより生じた力で究極大獣神への合体が可能になった[71]。究極の名に恥じず、作中では無敗。
キングブラキオンに乗った大獣神の上から変形したドラゴンシーザーが装着するという変則合体を行ったこともある。
必殺技は全身の火器を一斉発射するグランバニッシャー[84][69][76][83][89]。ドーラ金角・ガンサク・アンタイオス・タロス(強化も含む)を倒した。大サタン相手に使用した際は、初降臨時は完全に倒すことはできなかったが、最終決戦では強化ドーラタロスと共に完全に倒した。最初のドーラタロス戦ではカイに洗脳された子供たちを救出するためにコクピットのある頭部以外の部分を攻撃して倒している。
第42話では、マンモスレンジャーとトリケラレンジャーが不在だったことから、マンモスレンジャーの席にはドラゴンレンジャーが座った。また、合体前の大獣神においては、マンモスレンジャーの席にプテラレンジャーが座っていた。

スペック

名称 全長 全高 全幅 重量 スピード
守護獣ティラノザウルス 45m[26][69][76][75][67] 27m[26][76][75][67] 96t[26][69][76][75][67] 走行速度:120km/h[26][69][76][67]
守護獣ジュウマンモス 24.7m[34][69][76][75][67] 15m[34][76][67] 108t[34][69][76][75][67] 走行速度:120km/h[34][69][76][67]
守護獣トリケラトプス 37.3m[36][69][76][75][67] 11m[36][76][67] 141t[36][69][76][75][67] 走行速度:140km/h[36][69][76][75][67]
守護獣サーベルタイガー 37.3m[38][69][76][75][67] 13.3m[38][76][67] 141t[38][69][76][75][67] 走行速度:150km/h[38][69][76][75][67]
守護獣プテラノドン 21m[41][69][76][67] 25.5m[41][76][75][67] 84t[41][69][76][75][67] 飛行速度:マッハ2.5[41][69][76][75][67]
守護獣ドラゴンシーザー 62m[44][69][76][75][67] 38m[44][76][67] 170t[44][69][76][75][67] 走行速度:140km/h[44][76][67][注釈 20]
獣騎神キングブラキオン 116m[84][69][76][83][67] 62m[84][76][67] 510t[84][76][83][67] 走行速度:150km/h[84][69][76][67]
獣戦車ダイノタンカー 52.8m[58][69][76][83][67] 24m[58][76][67] 570t[58][69][76][83][67] 走行速度:300km/h[58][69][76][67]
究極大獣神 110m[84][69][76][83][89] 81m[84][76][83][89] 1250t[84][69][76][83][89]
名称 全高 重量 出力
大獣神 41.7m[58][69][76][83][89] 570t[58][69][76][83][89] 2000万馬力[58][76][83][89]
剛龍神 43m[86][69][76][83][89] 560t[86][69][76][83][89]
獣帝大獣神 58.2m[86][69][76][83][89] 740t[86][69][76][83][89] 5000万馬力[86][76][83][89]



注釈

  1. ^ 東映プロデューサーの白倉伸一郎は、前作のカウンターとして保守に向かった後ろ向きな作品だと思っていたが、結果的には前作よりも進んだ作品になっていたと述懐している[2]
  2. ^ ゲキ役の望月祐多やオープニング主題歌を歌った佐藤健太も、作品名を聞いたときに「今度は10人なのか」と思ったという[4][5]
  3. ^ 第45話での呼称[ep 5]や、資料によっては、名称をアームド・ティラノレンジャー[32][33]と記述している。
  4. ^ 演じた橋本は体操経験者で、オープニング映像でも両手にダガーを持ったまま後方宙返りを披露している。
  5. ^ このため、味方になってからのブライはゲキの呼びかけなどからドラゴンシーザーを呼び出す時ぐらいしか戦いに加われず、変身したり等身大で戦うことは少なかった。
  6. ^ ただし、ブライ自身もこのときクロトに明かされるまで、自分が一度死んだ存在であることを知らなかった。
  7. ^ メイの発言によれば、小遣い制で1人あたり1日100円[29]
  8. ^ 名称は玩具から。資料によっては名称を区別していない[60]
  9. ^ 媒体によっては、名称を光の矢[42]プテラシュート[29]と表現している。
  10. ^ 名称は玩具より[63]。資料によってはダイノバックラーと区別していない[43]
  11. ^ 資料によっては、名称をファイナルショットと記述している[53]
  12. ^ 書籍『超世紀全戦隊大全集』では、名称をガイアトロン砲と記述している[69]
  13. ^ 書籍『超世紀全戦隊大全集』では、大型ガイアトロン弾と記述している[69]
  14. ^ 特撮監督の佛田洋は、神なのにキャタピラがついているのは真面目に考えるとおかしいが、現場では誰もそれを気にする雰囲気ではなく楽しかったと述べている[77]
  15. ^ 第43話の脚本を担当した荒川稔久は、ドラゴンシーザーに芝居をさせたかったと述べている[78]
  16. ^ 当初は人型への変形も考えられており、原理試作も作られていた[81]
  17. ^ 基本的にメインシートにはティラノレンジャーが座るが、25話はマンモスレンジャーが座った。
  18. ^ 資料によっては、名称を超爆裂龍神づき[87]超爆裂!龍神突き[71]と記述している。
  19. ^ 当初[いつ?]は「エンパイアタック」だった。
  20. ^ 書籍『超世紀全戦隊大全集』では、「35km」と記述している[69]
  21. ^ 第19話では「バンドーラ軍団」という呼称が出ている。ジュウレンジャーたちからはバンドーラ以外の構成員もひっくるめて「バンドーラ」と呼ばれることが多い。
  22. ^ 奪取しようとした不老不死の薬は偽物にすり替えられていたため、失敗した。
  23. ^ 第38話の脚本を担当した荒川稔久は、メイだけでなくラミィも七変化させたことに趣向を凝らしたと述べている[78]
  24. ^ ドーラタイタンなどのように最初から巨大な者や、ドーラスフィンクスやドーラナルシスなどのように自力で巨大化が可能な者もいる。
  25. ^ 白倉は、和泉には柔らかいイメージがあったため起用を反対していたが、結果的に人気を博したのでグウの音も出ないと述べている[2]
  26. ^ 21,22話は「謎の女の子」と表記。
  27. ^ a b c ノンクレジット。
  28. ^ 2話はアナウンサーと表記。
  29. ^ a b クレジットでは知識人と表記。
  30. ^ 高岩は、舞台のスケジュールとの都合で実際に演じたのは最初と最後のみで、本格的にテレビで仕事を行うための準備期間であったものと解釈している[110]
  31. ^ サブライターの一人である荒川稔久は、当初この設定がしっくりこず、杉村から自宅で直接レクチャーを受けたという[78]
  32. ^ 番組クレジットでは「ジャパン・アクション・クラブ」と表記されているが、新堀はレッドアクションクラブ(レッド・エンタテインメント・デリヴァー)所属の俳優・殺陣師である。新堀がアクション監督として関わった90年代の東映特撮作品全体でも同様の表記となっている。
  33. ^ ジュウレンジャーの衣装デザイン、バンドーラ一味の幹部、ドーラタロスを担当。
  34. ^ 1月1日はネイチァリングスペシャル新春特別企画「神秘と驚異の地球物語」放送のため休止。
  35. ^ ドーラニンジャ・ドーラガンサク・ドーラキマイラ・ドーラミラージュの4体。
  36. ^ 1 - 7巻までは各巻4話、8、9巻は各巻5話、10、11巻は各巻6話収録。
  37. ^ 騎士竜戦隊リュウソウジャー』放送記念配信。

参照話数

  1. ^ 第6話。
  2. ^ 第7話。
  3. ^ a b c d e f g h 第28話「大改造!粘土獣」より。
  4. ^ a b 第22話。
  5. ^ a b 第45話。
  6. ^ a b 第43話。
  7. ^ 第2話。
  8. ^ 第5話。
  9. ^ 第35話。
  10. ^ a b c 第8話。
  11. ^ 第25話。
  12. ^ a b 第21話。
  13. ^ 第31話。
  14. ^ 第34話。
  15. ^ 第41話。
  16. ^ a b c 第42話「ブライ死す…」より。
  17. ^ 第49話。
  18. ^ a b 第17話。
  19. ^ a b 第50話(最終回)。
  20. ^ 第32話。

出典

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