奥村昭夫 (映画監督・翻訳家) 奥村昭夫 (映画監督・翻訳家)の概要

奥村昭夫 (映画監督・翻訳家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/05 09:31 UTC 版)

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おくむら てるお
奥村 昭夫
生誕1943年
日本 福井県
死没2011年(67 - 68歳)
職業映画監督翻訳家

経歴

福井県出身[2]東京大学文学部仏文学科卒業[1]

1967年の第一回草月実験映画祭において、初監督作品『猶予もしくは影を撫でる男』が最優秀作品賞を受賞する[3]。1968年の第二作『三人でする接吻』につづき、1970年には椎谷建治の俳優デビュー作『狂気が彷徨う』を監督する[3]。その後は翻訳家として、『気狂いゴダール ルポルタージュ・現場のゴダール』(1976年)をはじめ、『ゴダール 映画史』(1982年)や『作家主義 映画の父たちに聞く』(1985年)などを手がけた[4]

監督作品

  • 猶予もしくは影を撫でる男(1967年)
  • 三人でする接吻(1968年)
  • 狂気が彷徨う(1970年)

訳書

  • ミシェル・ヴィアネイ「気狂いゴダール ルポルタージュ・現場のゴダール」(三一書房、1976年)
  • 「ゴダールの全体像」(三一書房、1979年)
  • アンドレ・バザンジャン・ルノワール」(フランソワ・トリュフォー編、フィルムアート社、1980年)
  • ジャン=リュック・ゴダール「ゴダール 映画史」(筑摩書房(全2巻)、1982年/ちくま学芸文庫(全1巻)、2012年)
  • 「作家主義 映画の父たちに聞く」(リブロポート、1985年)- ジャン・ルノワールほか
  • 「ゴダール全評論・全発言」(アラン・ベルガラ編、筑摩書房「リュミエール叢書」全3巻、1998年、第3巻、2004年)
  • アラン・ベルガラ「六〇年代ゴダール 神話と現場」(筑摩書房「リュミエール叢書」、2012年)

脚注


  1. ^ a b c 奥村 昭夫 / オクムラ テルオ”. 筑摩書房. 2014年2月1日閲覧。
  2. ^ a b 西嶋憲生 (2007). “482 奥村昭夫”. In 三上豊. 世界に誇れる日本の芸術家555. PHP新書 
  3. ^ a b 大木雄高 (2012). “「LADY JANE」又は下北沢周辺から”. 映画芸術 439. 
  4. ^ 高崎俊夫. “奥村昭夫、ゴダールに殉じたある映画的人生”. 清流出版. 2014年2月1日閲覧。


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