坂戸橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 16:55 UTC 版)
諸元
- 所在地:長野県上伊那郡中川村大草北組〜同村片桐坂戸
- 河川:天竜川
- 形式:鉄筋コンクリート造単アーチ橋(開腹式上路アーチ)
- 橋長:77.8m
- 橋幅:5.5m
- 径間(アーチ幅,スパン,支間長):70m
- 拱矢(アーチ高,アーチライズ):12m
- 竣工:昭和8年(1933年)
- 文化財指定等:国の重要文化財
周辺施設
- 坂戸公園
- 2011年に坂戸橋一帯を公園として再整備したもの。
- 天竜石油
- 坂戸旅館
- 左岸側の坂戸橋のたもとで営業していた老舗旅館。鮎釣り客などに親しまれたが、客足の減少と経営者の高齢化で廃業し、そのまま民家となっている。
- 養命酒発祥の地
- 養命酒製造が操業した旧本社(第一工場)の跡地。現在は蔵を改装した資料館一棟(未開放)と当時の碑石のみが現存している。
画像
脚注
関連項目
注釈
- ^ それまで鉄筋コンクリート製アーチ橋で最長だったのは、1931年(昭和6年)に建設された山梨県東山梨郡勝沼町(現・甲州市勝沼町)の「祝橋」(支間長51.5m)であった。「坂戸橋」建設後には、1939年(昭和14年)に岐阜県大野郡白川村の「大牧橋」(支間長74m)が完成、さらに1943年(昭和18年)には東京都青梅市の「万年橋」(支間長75.8m)が完成し、いずれも「坂戸橋」の記録を上回ったが、「大牧橋」は1956年(昭和31年)に関西電力が建設した「鳩ヶ谷ダム」の死水域に水没し、「万年橋」も2003年(平成15年)に老朽化のため撤去されて架け替えられ、いずれも現存していない。(現地案内板「登録有形文化財 坂戸橋」より)
出典
- ^ 中川村 公式サイト
- ^ a b c 長野県 公式サイト「長野県の道路2016 P2.歴史街道・登録有形文化財」
- ^ 長野県伊那建設事務所 公式サイト「近代土木遺産 天竜川に架かる坂戸橋の今昔」
- ^ 国土交通省中部地方整備局 天竜川上流河川事務所 公式サイト「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」
- ^ 文化庁 公式サイト「文化遺産オンライン」
- ^ 信濃の橋刊行会 『信濃の橋百選』 信濃毎日新聞社、2011年7月1日。ISBN 4784071660。
- ^ 有限会社与根山建設 施工事例
- ^ a b “国宝・重要文化財(建造物)の指定について”. 文化庁. 2020年10月18日閲覧。
- ^ a b 令和2年12月23日 文部科学省告示第140号
- ^ a b 令和2年12月23日 文部科学省告示第142号
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