国立近代美術館 (フランス)
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日本における国立近代美術館の所蔵作品の紹介
ポンピドゥー・センターが開館20周年を迎え、改修工事に入ったため、これまで国立近代美術館の常設展示から動かされることのなかった代表作――「マティス、ピカソ、カンディンスキー、ブランクーシ、シャガール、マグリットら今世紀前半を彩る巨匠の絵画・彫刻から、デュビュッフェ、ティンゲリー、カバコフなど今日の作家による大規模なインスタレーションまで、80作家による127点の作品」――を展示。
パリに集い、パリで創作した20世紀初頭から現在までの外国人芸術家たち――画家のピカソ(スペイン)、シャガール、スーティン(ロシア帝国)、モディリアーニ(イタリア)、キスリング(ポーランド)、彫刻家のブランクーシ、ブローネル(ルーマニア)、ジャコメッティ(スイス)、パスキン(ブルガリア)、マン・レイ(アメリカ)、ジゼル・フロイント(ドイツ)、日本人画家のレオナール・フジタ(藤田嗣治)、菅井汲、堂本尚郎――の作品、約200点を展示。
ジャポニズム2018―日本人アーティストの企画展
2018年、フランスでジャポニスム2018が開催され、ポンピドゥー・センターの企画展として「池田亮司 | continuum」展 (6月15日 - 8月27日) が開催され、次いで「安藤忠雄 挑戦」展 (10月10日 - 12月31日) が行われる。
- ^ “L'histoire des collections – Centre Pompidou” (フランス語). www.centrepompidou.fr. 2018年8月22日閲覧。
- ^ JDD, Le. “Après Bruxelles, le Centre Pompidou vise Shanghai en 2019” (フランス語). lejdd.fr 2018年8月21日閲覧。
- ^ ただし、ポンピドゥー・センターで開催される企画展の内容・規模に応じて5階のみを常設展とする場合もあり、展示作品も随時変更される。
- ^ “CCI Centre de Création Industrielle | Centre Pompidou” (フランス語) 2018年8月21日閲覧。
- ^ “Constantin Brancusi | Centre Pompidou” (フランス語) 2018年8月21日閲覧。
- ^ “Histoire | Musee du Luxembourg” (フランス語). museeduluxembourg.fr. 2018年8月21日閲覧。
- ^ a b “Musée d'Orsay: Peinture” (フランス語). www.musee-orsay.fr. 2018年8月21日閲覧。
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- ^ “http://theses.enc.sorbonne.fr/2004/teneze” (フランス語). theses.enc.sorbonne.fr. 2018年8月21日閲覧。
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- ^ “フランコフォニア / ルーブルの記憶について (喜多崎 親)”. 当時は同じように、ルーヴル美術館の作品も第二次世界大戦が始まる少し前から地方に移動した. 2018年8月21日閲覧。
- ^ “Histoire(s) d'une collection | Centre Pompidou” (フランス語) 2018年8月21日閲覧。
- ^ “Musée - Niveau 5 | Centre Pompidou” (フランス語) 2018年8月21日閲覧。
- ^ “ソッツ・アート”. ソッツ・アート:1970年代以降、旧ソ連で展開された美術運動。72年頃、モスクワで大衆文化のイメージを流用した作品を制作していたコマール&メラミッドの二人が、自作の傾向をこう呼んだことに端を発する。当時の旧ソ連では、建国以来の社会主義リアリズムが硬直化していたため、それに反発した多くの若手アーティストが、以後“東側の「ポップアート」”とでも呼ぶべきこの運動に新たな表現の可能性を託すようになった。もちろん、政府はこの運動を認めず反体制的というレッテルを貼ったため、ソッツ・アートの展覧会は国内では開催できず、多くの作家は国外に移住、代表的作家であるE・ブラトフやI・カバコフの作品がそのパロディの質を高く評価されたのは西側においてであった。このように、「ソッツ・アート」は一種の反権力装置として機能していたので、80年代後半以降、ゴルバチョフの開放政策によって仮想敵を失い失速してしまったのは、当然といえば当然の趨勢と言えよう。なお、『美術手帖 特集=モスクワ1990』(美術出版社、1990年6月号)は、「ソッツ・アート」を意欲的に紹介した好企画。[執筆者:暮沢剛巳]. 2018年8月22日閲覧。
- ^ “フィギュラシオン・リーブル”. 1980年代にアメリカやヨーロッパで同時多発的に生まれた具象絵画運動のうち、フランスにおいてエルヴェ・ペルドリオルを主唱者として興ったムーヴメント。主要メンバーはロバート・コンバス、エルヴェ・ディ・ローザ、レミ・ブランシャー、フランソワ・ボワスロンら。彼らは81年に批評家ベルナール・ラマルシュ=ヴァデルのロフトで行なわれた「Finir en beauté」展で知り合う。翌年にはニューヨークで展示をし、キース・ヘリングやケニー・シャーフなどアメリカのバッド・ペインティングに代表されるアーティストと交流を深める。84年にはパリ市近代美術館で「5/5 Figuration Libre, France-USA」展を開催、ジャン=ミシェル・バスキアやヘリングらを招聘している。イタリアのトランス・アヴァンギャルディアやドイツのネオ・エクスプレッショニズムに比べ、フィギュラシオン・リーブルはより大衆芸術にインスパイアされていると指摘される。バンド・デシネやSF、子どものデッサン、ロック・ミュージック、映画、写真、雑誌、郊外の若者文化などに影響を受けた、激しい、または単純なグラフィックとはっきりとした色彩が特徴的である。パリのメトロの駅構内に巨大な絵画を直接描いたり、クラブの壁をマンガのようなコマ割りや激しい筆致のキャラクターで埋め尽くしたりと、グラフィティの要素も強い。モンスターやロボット、アフリカの想像上の木やサーカス、広告、工業製品などをモチーフにしたものなど、ハイカルチャーとサブカルチャー、西洋文化と非西洋文化を自由に横断し、価値のヒエラルキーから逸脱している。フィギュラシオン・リーブル全盛の84年には、ポンピドゥー・センター近くにディ・ローザがブティックをオープンし、彼らの作品のキャラクターを商品化したフィギュアやグッズを販売するなど、アートがユースカルチャーの一部として流行した。[著者: 栗栖智美]. 2018年8月21日閲覧。
- ^ “INA - Jalons - L'atelier Brancusi à Beaubourg, un autre regard sur la création - Ina.fr”. INA - Jalons. 2018年8月21日閲覧。
- ^ “Portail général” (フランス語). bibliothequekandinsky.centrepompidou.fr. 2018年8月21日閲覧。
- ^ “La Bibliothèque Kandinsky – Centre Pompidou” (フランス語). www.centrepompidou.fr. 2018年8月21日閲覧。
- ^ “ポンピドー・コレクション展” (日本語). 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO. 2018年8月24日閲覧。
- ^ Office., Internet Museum「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005 | 国立新美術館」『インターネットミュージアム』。2018年8月24日閲覧。
- ^ “国立新美術館 平成18年度活動報告”. 国立新美術館. 2020年3月3日閲覧。
- 1 国立近代美術館 (フランス)とは
- 2 国立近代美術館 (フランス)の概要
- 3 歴史
- 4 コレクション (常設展示)
- 5 日本における国立近代美術館の所蔵作品の紹介
- 6 関連事項
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