全国総合開発計画 全国総合開発計画の概要

全国総合開発計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/29 18:33 UTC 版)

そのうち、地域間の均衡ある発展を目指して1962年昭和37年)に策定されたのが、第一次の全国総合開発計画で、それ以降の総合開発計画においてもそれぞれ略称があることから、単に「全国総合開発計画」(略称:全総(ぜんそう))と呼ぶ場合、第一次の計画を指すこともある。この場合、一全総(いちぜんそう)とも略す。

第一次の計画を手始めに、これまでに、5次にわたる計画が策定されているが、時代の要請をうけてそのねらいや計画項目は移り変わってきた。全国総合開発の歴史は国の地域政策の変遷の歴史でもある。(新全総三全総四全総五全総

なお、量的拡大を図る開発を基調としたこれまでの国土計画から転換し、人口減少時代に進んでいく中で、2005年に国土総合開発法が国土形成計画法へと抜本改正され、国土の質的向上を目指すためこれまでの全国総合開発計画に代わり、2009年に新たな国土形成計画(六全総)を策定することになった[1]


注釈

  1. ^ カスリーン台風(1947年)、アイオン台風(1948年)、ジュディス台風(1949年)、キティ台風(1949年)、ジェーン台風(1950年)でそれぞれ死者・行方不明者160名以上、家屋全半壊2000戸以上の被害を出した。

出典

  1. ^ a b c d e f g 峯岸邦夫編著『トコトンやさしい道路の本』日刊工業新聞社〈今日からモノ知りシリーズ〉、2018年10月24日、44 - 45頁。ISBN 978-4-526-07891-0 
  2. ^ 大来佐武郎、「全国総合開発計画の背景と課題」 『日本地域学会年報』 1962年 1962巻 1号 p.29-39, doi:10.2457/srs1962.1962.29


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