中澤雅人 経歴

中澤雅人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 13:31 UTC 版)

経歴

プロ入り前

埼玉県大宮市(現・さいたま市大宮区)で生まれ[1][2]、幼少期に石川県富山県と引越しを繰り返す[3]

富山県立富山商業高等学校3年夏にエースで第84回全国高等学校野球選手権大会出場も初戦敗退[4]中央大学では1年春から登板。2年春に30奪三振、防御率0.95を記録し、3勝を挙げるも、その後は怪我で苦しみ、1部通算5勝で終わる。3年秋の入替戦で敗れるとチームも2部に降格し、プロにアピールできず、トヨタ自動車に進む。

社会人野球では2008年、ヤマハの補強選手として都市対抗野球大会に出場。社会人野球日本選手権大会では日本生命戦で先発し、6回途中無失点と好投するなど、チームの日本一に貢献。2009年、都市対抗二次予選、Honda鈴鹿戦で、最速147km/hを記録。本戦でも3試合登板無失点。

2009年10月29日、ドラフト会議東京ヤクルトスワローズから1位指名を受け、11月30日に契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1500万円で仮契約した(金額は推定)。背番号14。トヨタからヤクルトに入団したのは古田敦也以来2人目。

プロ入り後

2010年は開幕4戦目の中日ドラゴンズ戦で初登板・初先発を果たした。この試合で5回1/3をトニ・ブランコの本塁打のみの2失点に抑え初勝利を挙げた。球団では石川雅規以来8年ぶり、2010年の新人で最初に勝ち星を挙げた投手となった。4月23日の横浜ベイスターズ戦では、球団では山部太以来16年ぶりとなる新人での完封勝利を記録するとともに、打撃でも3安打を放ち、チームでは1969年の藤原真以来41年ぶり、日本のプロ野球全体で見ても1972年の山本和行阪神タイガース)以来38年ぶりとなる新人投手の猛打賞を達成した[3]

2011年は1試合の登板に終わる。

2012年は、後半戦に谷間の先発として抜擢され、3つの試合に先発し、2勝を挙げた。

2013年は開幕二軍となるが、7月5日に一軍登録される。その後3試合に先発するが、いずれも5回までに降板した。11月11日、翌年度より背番号を14から54に変更することが発表された[5]

2014年は4月に一度先発したものの、登録抹消となった。8月の復帰以降はリリーフとして登板を重ね、23試合で防御率0.84の成績を残した。

2015年は、中継ぎとして自己最多35試合に登板し防御率3.03、ホールド3つを記録した。

2016年は、前年を下回る19試合の登板にとどまるも、左打者を被打率.171に抑えた。

2017年は、28試合に登板。

2018年は、ワンポイントを中心に37試合に登板。防御率は6点台だったが、11ホールドを記録した。

2019年は、1試合の登板にとどまった。

2020年は、28試合に登板し、1勝1敗、防御率7.36を記録[3]。10月24日、現役引退を表明[3]。二軍サブマネジャー(管理業務兼務)として球団に残った[6]

引退後

2021年度より、二軍サブマネージャー兼広報に就任した。


  1. ^ “Masato Nakazawa Player Card”. The Baseball Cube. http://www.thebaseballcube.com/players/profile.asp?ID=161894 2020年12月1日閲覧。 
  2. ^ “Masato Nakazawa Japanese Leagues Statistics & History”. Baseball-Reference.com. https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=nakaza001mas 2020年12月1日閲覧。 
  3. ^ a b c d ヤクルト中沢が今季限りで現役引退「感謝しかない」”. 日刊スポーツ (2020年10月24日). 2021年1月16日閲覧。
  4. ^ 2010スポニチプロ野球選手名鑑
  5. ^ 背番号変更のお知らせヤクルト球団公式サイト
  6. ^ プロ野球12球団 戦力外、退団、引退選手など一覧”. 日刊スポーツ. 2021年1月6日閲覧。






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