三歌斎経 三歌斎経の概要

三歌斎経

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/11/26 06:02 UTC 版)

本来の表記は「三歌斎經」です。この記事に付けられた題名は記事名の制約から不正確なものとなっています。

実際に使用する際には単体では用いない。各種の讃詞(発放讃詞、ステヒラなど)やパレミヤ等が載せられているのみであり、これだけでは奉神礼を構成できない。教会の伝統の定めるところに則り、時課経などと組み合わせて奉神礼を構成する。

亜使徒ニコライパウェル中井木菟麻呂らによって日本語に全訳されている。

現在は復活大祭から五旬祭期まで使われる五旬経とは別冊に編まれているが、元々は合わせて一冊であった。11世紀までは分冊形式は普及していなかった[1]。大斎と復活大祭以降とが密接な繋がりを持つのと同様、三歌斎経と五旬経の内容にも密接なつながりがあるのであり[2]、こうした祈祷書の編成がイイスス・ハリストス十字架復活の一体性を切り離すものとして捉えられてはならないとされる[1]

外部リンク


  1. ^ a b 大斎の意味 - カリストス・ウェア府主教著 ダビッド水口優明神父翻訳
  2. ^ The Origins of Pascha and Great Week - Part II (Rev. Alkiviadis C. Calivas) (英語)


「三歌斎経」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「三歌斎経」の関連用語

三歌斎経のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



三歌斎経のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの三歌斎経 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS