ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦 ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦の概要

ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 07:09 UTC 版)

ワン、ツー、スリー
ラブハント作戦
One, Two, Three
監督 ビリー・ワイルダー
脚本 ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
製作 ビリー・ワイルダー
出演者 ジェームズ・キャグニー
ホルスト・ブッフホルツ
音楽 アンドレ・プレヴィン
撮影 ダニエル・ファップ
編集 ダニエル・マンデル
配給 ユナイテッド・アーティスツ
公開 1961年12月15日
1962年3月21日
上映時間 104分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 400万ドル[1]
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予告編

日本での公開時の題は『ワン・ツー・スリー/ラ・ハント作戦』。後に『ワン、ツー、スリー』や『ワン・ツー・スリー』の題でソフトが発売された[2]

概要

ワイルダーが戦前にベルリンで観たフェレンツ・モルナールの一幕劇 Egy, kettő, három からヒントを得ており、コカ・コーラ西ベルリン支社を舞台に共産主義資本主義東西冷戦を皮肉るスラップスティック・コメディ作品[3][4]

2011年には、米タイム誌が発表した「ベルリンの壁を題材にした映画のベスト10」にランクインした[5]

ジェームズ・キャグニーは本作以降、1981年公開の『ラグタイム』まで映画への出演は途絶えることとなった[6]

ストーリー

1961年6月、コカ・コーラのベルリン支社長であるマクナマラのもとに、本社の重役から娘のスカーレットがベルリンに来るから相手をしてくれという電話が来る。 マクナマラは二つ返事で引き受け、妻のフィリスと2人で迎えに行く。当初スカーレットの滞在は2週間と聞いていたが、スカーレットは2か月もマクナマラ家に居候しており、本人をいらだたせる。その後、スカーレットは両親に引き取られることとなり、マクナマラの昇進も内示される。その矢先、スカーレットがいなくなり、マクナマラは慌てて探し出すが、当の本人が現れ、6週間前に共産主義者のオットーと結婚したと告げる。昇進が取り消されると思ったマクナマラはオットーを東ドイツの人民警察に引き渡すが、今度はスカーレットが妊娠していたため、マクナマラはオットーを助け出したうえでオットーを貴族に仕立て、コカ・コーラの工場長に任命する。そして、スカーレットの両親はオットーを気に入り、彼を欧州総支配人に任命する。同時にマクナマラも本社の取締役に任命される。

キャスト

※括弧内は日本語吹替(テレビ版・放送日1981年11月29日 TVK 他)

スタッフ


  1. ^ Tino, Balio (1987). United Artists: The Company That Changed the Film Industry. University of Wisconsin Press. p. 170. ISBN 978-0-2991-1440-4 
  2. ^ ワン・ツー・スリー”. 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン. 2013年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月15日閲覧。
  3. ^ ワン、ツー、スリー/ラブハント作戦 - 映画.com
  4. ^ ワンツースリー ラブ・ハント作戦 - KINENOTE
  5. ^ “建設50年「ベルリンの壁」を題材にした映画ベスト10”. 映画.com. (2011年9月4日). https://eiga.com/news/20110904/3/ 2021年8月14日閲覧。 
  6. ^ Lacayo, Richard (April 14, 1986). “It Was All Big—and It Worked—James Cagney: 1899-1986”. Time. オリジナルのSeptember 17, 2012時点におけるアーカイブ。. https://archive.today/20120917122722/http://www.time.com/time/printout/0,8816,961095,00.html 2011年9月11日閲覧. "It was Forman who directed Cagney in Ragtime, the 1981 film that brought him back into the public eye after two decades of retirement. After completing Billy Wilder's 1961 comedy One, Two, Three, Cagney vowed to quit filmmaking." 
  7. ^ クレジットなし
  8. ^ Tatara, Paul. "Articles". Turner Classic Movies. Retrieved 2011-09-11.
  9. ^ Thomas, Bob (1978). Joan Crawford, A Biography. Simon & Schuster. p. 212 
  10. ^ Kirkham, Pat & Jennifer Bass (2011) Saul Bass: A Life in Film & Design(p. 158). London: Laurence King


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