ロビンソン (曲)
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演奏
ロビンソン
- 笹路正徳: Keyboards, Vibraphone
俺のすべて
- 横山剛: Programming
反応と評価
チャート成績
"地味な曲だし売れないだろう"という制作者の予想に反して、「ロビンソン」は発売と同時に商業的な成果を成し遂げた[11]。CDシングルはリリースの翌週に発表されたオリコン週間チャートにおいて9位に初登場し、バンドに初めてのトップ10ヒットをもたらした[14][15]。その後数カ月にわたってトップ10の周辺にランクインし続け、週間チャート上では最高4位ながら、最終的な売り上げは160万枚を突破した[16][17]。1995年5月以降3カ月連続で月間ランキングの10位以内にランクインし、その翌月も20位以内に留まった結果、年度末のランキングでは9位にランクイン。2020年現時点でなおこの曲は彼等にとってキャリア中最も多くのセールスを記録したシングルである[4]。また、オリコンの歴史上、トップ3に入らなかったシングルの中で最も売れた作品という記録を持っている(2020年現在)[要出典]。
「ロビンソン」のCDシングルは、120万枚以上の出荷枚数によって1995年10月に日本レコード協会よりトリプル・プラチナに認定された[18]。この楽曲は、発売から10年以上が経過した2000年代半ば以降にも音楽配信の分野において売上数を着々と伸ばし続け、PCと着うたフルの2つのカテゴリで同協会からそれぞれゴールド(≒10万以上のダウンロード数)、プラチナ(25万以上)の認定を受けている[19][20]。
2010年4月にYouTubeで配信された公式MVは2019年9月2日に1億再生を突破した。1990年代にリリースされた楽曲としては初の出来事となった[21]。
受賞
1995年の年末に授賞式が行われた『第37回日本レコード大賞』で、「ロビンソン」は優秀作品賞に選出された。この楽曲をフィーチャーしたバンドの6枚目のスタジオ録音作『ハチミツ』も、優秀アルバム賞に選ばれている[22]。
主なカバー等
ロビンソン
2020年時点で、「ロビンソン」は少なくとも40組以上のアーティストによるカバー・バージョンが発売されている[23]。また、この楽曲の前奏は、2007年発表のエイジアエンジニアの「ウレイヨ」(シングル『君は君のままで』収録)、さらに2010年発表の加藤ミリヤの「X.O.X.O.」(アルバム『HEAVEN』収録)においてサンプリングされた[24]。
- 以下、年は初出年。()内は収録作品名。作品名に特に記載がないものはアルバム。
- 2002年 - 羅針盤(『一期一会 Sweets for my SPITZ』)
- 2007年 - 山本潤子(『SONGS』)
- 2007年 - 佐藤竹善(SING LIKE TALKING)(『ウタヂカラ〜cornerstones4〜』)
- 2007年 - 美吉田月(『pure flavor #1〜color of love〜』)
- 2008年 - 中西保志(『STANDARDS3』)
- 2008年 - Salon(宮良彩子)(『My Time』)
- CD帯に三輪テツヤのコメントが寄せられた。
- 2008年 - Little whisper/Naomile(『SWEETS HOUSE for J-POP HIT COVERS』)
- 2008年 - V.A.(eighteen degrees.(Ken Arai)監修、『Child's Fantastic Moment 2』)
- 2008年 - Chiwa(『COTTON GARDEN』)
- 2008年 - Pino schizzo(伊沢ビンコウ)(『pino schizzo's Vintage Style』)
- 2009年 - 桑田佳祐(ライブDVD『昭和八十三年度!ひとり紅白歌合戦』)
- 2009年 - 中村あゆみ(『VOICEII』)
- 2009年 - 髙橋真梨子(『No Reason 〜オトコゴコロ〜』)
- 2009年 - SISTER Voice feat. Rina Steama(坂本梨.奈)(『LOVEsT -Afternoon Remix-』)
- 2009年 - Flannel Flower (『Pure』)
- 2010年 - SOTTE BOSSE(『You Are Mine』)
- 2010年 - 平井景(『SORA』)※ジャズ・アレンジ バージョン
- 2011年 - Water(『Water Covers』)
- 2011年 - サカモト教授(『サカモト教授の8bit ジュークボックス』)
- 2011年 - A BOY'S SONG(『Spitz COVERS』)※パンクロック・アレンジバージョン
- 2011年 - 星野みちる(『Bitter&Sweet』)
- 2013年 - ゴスペラーズ(シングル「ロビンソン/太陽の5人」、アルバム『ハモ騒動』、ベスト・アルバム『G25 –Beautiful Harmony-』)
- 2013年 - 絢香(アルバム『遊音倶楽部 〜1st grade〜』、ライブDVD『LIVE TOUR 2013 Fortune Cookie〜なにが出るかな!?〜』)
- 2013年 - ツヅリ・ヅクリ(『カバー・ヅクリ』)
- 2013年 - nabienona(『ハモる!LOVE GUITAR POP〜聴くと恋がしたくなる名曲達〜』)
- 2014年 - UNCHAIN(『Love & Groove Delivery Vol.2』)
- 2014年 - 多岐川舞子(『エンカのチカラ プレミアム ≪赤盤≫』)
- 2014年 - GHOST COMPANY(『LOUD EATS J-POP』)※ハードロック・アレンジ バージョン
- 2014年 - 朝倉さや(『方言革命』、ライブDVD『朝倉さや LIVE DVD 2018.6.29 東京キネマ倶楽部公演 ~サウルスティラノが歩いた日~』)※山形弁バージョン
- 2015年 - 9mm Parabellum Bullet(トリビュートアルバム『JUST LIKE HONEY 〜『ハチミツ』20th Anniversary Tribute〜』)[25]
- 2015年 - Sayulee(『1st Songs』)
- 2015年 - Spinna B-ILL (『ROMANTIK NOISE』)
- 2016年 - 壮一帆(『麗人REIJIN -Season 2』[26])
- 2016年 - 森恵(『COVERS Grace of The Guitar+』、ライブDVD『MEGUMI MORI Concert at SHINAGAWA GLORIA CHAPEL - SINGING VOICE 2017 -』)
- 2017年 - 沢田知加子(『こころ唄 ~BEST & COVER 30~』)
- 2017年 - Noa (『Supple』)
- 2017年 - 豊永利行(『T's』)
- 2019年 - Uru (8thシングル『願い 《初回生産限定盤》』の特典ライブDVD)
- 2020年 - ハラミちゃん (『ハラミ定食〜Streetpiano Collection〜』)
- 2022年 - 小野賢章(『[Re:collection] HIT SONG cover series feat.voice actors 〜90's-00's EDITION〜』)
- 英語詩でのカバー
- 1996年 - イギリスのバンド、アウチ!(OUCH!)(シングル「It Could Have Been Me」、アルバム『KNOCK!KNOCK!』)
- 2003年 - エフェメラ(Ephemera)(『air』)
- ケヴィン・テイラー作の英語詞バージョン。
- 2004年 - ピエール・ジャン・ジドン Feat.Emiko + Sergio(『ハロー!』、『Canary-Little Mermaid』)
- ケヴィン・テイラー作の英語詞バージョン。
- 2011年 - デビー・ギブソン(『Ms. Vocalist』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン(この英語詞で歌われた最初のカバー)。
- 2012年 - BENI(『COVERS』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン。
- 2012年 - V.A.(サウンド・プロデュース Namy)(『J Soul Lounge Love Song』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン。
- 2014年 - Cafe lounge exercise(『楽しくジョギング〜The Covers』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン。
- 2015年 - カナダのアカペラグループ、ルーカス・ティーグ(『4 Voices ~covers of male songs ~』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン。
- 2016年 - V.A.(『ORGANIC CAFE ~Take a breath~』)
- 本山清治 作の英語詞バージョン。
韓国語詩でのカバー
- 1996年 - 李博士(『ポンチャック大百科』)
替え歌
- 1997年 - 嘉門タツオ (シングル「新・替え唄メドレー」の一部分、アルバム『オー!マイガー』、ベスト・アルバム『祝☆還暦 オールタイム・ベスト ~暦盤~』)
俺のすべて
- 2015年 - スコット・マーフィー(トリビュートアルバム『JUST LIKE HONEY 〜『ハチミツ』20th Anniversary Tribute〜』)[25]
- ^ “年度別ミリオンセラー一覧 1995年”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2014年5月4日閲覧。
- ^ RIAJ 2015年6月度
- ^ “「ロビンソン」スピッツ”. Oricon Style. 2014年5月10日閲覧。
- ^ a b “スピッツのCDシングルランキング”. oricon.co.jp. オリコン. 2014年5月6日閲覧。
- ^ a b 『Cycle Hit 1991-1997』(CD booklet)スピッツ、Universal J、2006年。
- ^ a b c 『花鳥風月』(CD booklet)スピッツ、Polydor、1999年。
- ^ “スピッツ『ロビンソン』の創作秘話 プロデューサー・笹路正徳スペシャルインタビュー”. 八木亜希子 LOVE&MELODY【10時のグッとストーリー】. ニッポン放送 (2017年10月21日). 2019年6月5日閲覧。
- ^ 草野マサムネ (スピッツ)『旅の途中』幻冬舎、2007年、168頁。ISBN 4-34401-427-8。
- ^ 草野マサムネ (スピッツ)『旅の途中』幻冬舎、2007年、171頁。ISBN 4-34401-427-8。
- ^ “スピッツ『ロビンソン』の創作秘話 プロデューサー・笹路正徳スペシャルインタビュー”. 八木亜希子 LOVE&MELODY【10時のグッとストーリー】. ニッポン放送 (2017年10月21日). 2019年6月5日閲覧。
- ^ a b 日向野明(producer) (24 October 2010). "Music Lovers 放送内容". Music Lovers. Episode 208. 日本テレビ放送網. 日本テレビ。[リンク切れ]
- ^ “スピッツ『ロビンソン』の創作秘話 プロデューサー・笹路正徳スペシャルインタビュー”. ニッポン放送 ラジオAM1242+FM93. 2019年7月24日閲覧。
- ^ “ロビンソン(スピッツ) / コード譜 / ギター - J-Total Music!”. Jトータルミュージック. 2016年8月1日閲覧。
- ^ 『オリコン・シングル・チャートブック(完全版)』オリコン・エンタテインメント、2011年。ISBN 4-87131-088-4。
- ^ “1995年04月第3週の邦楽シングルランキング情報”. oricon.co.jp. 2014年5月4日閲覧。
- ^ “「ロビンソン」スピッツ”. Oricon Style. 2014年5月10日閲覧。
- ^ 田村明浩 (スピッツ)『旅の途中』幻冬舎、2007年、174頁。ISBN 4-34401-427-8。
- ^ “RIAJ: The Record No.433 (1995年12月): 平成7年10月度「ゴールド・アルバム」他認定作品”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2014年5月4日閲覧。
- ^ “レコード協会調べ 2010年1月度有料音楽配信認定”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2014年5月4日閲覧。
- ^ “レコード協会調べ 2011年8月度有料音楽配信認定”. 一般社団法人 日本レコード協会. 2014年5月4日閲覧。
- ^ “スピッツ「ロビンソン」1億回再生突破 90年代リリース曲では初”. 2021年11月7日閲覧。
- ^ “第37回日本レコード大賞”. jacompa.jp. 日本作曲家協会. 2008年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年3月3日閲覧。
- ^ “作品データベース検索サービス 作品コード 030-6368-2”. 日本音楽著作権協会. 2014年5月11日閲覧。"作品タイトル"の欄に"ロビンソン"と入力して"検索"
- ^ “加藤ミリヤ、スピッツ「ロビンソン」を大胆サンプリング”. barks.jp. BARKS 音楽ニュース (2010年7月6日). 2014年5月4日閲覧。
- ^ a b “スピッツ「ハチミツ」トリビュート、参加アーティストの演奏曲発表”. 音楽ナタリー (2015年12月1日). 2015年12月1日閲覧。
- ^ “涼風真世、壮一帆ら総勢12人の元宝塚トップスターが「男唄」をカバー!レコーディング風景をダイジェスト公開!”. シアタークリップ (2015年12月23日). 2015年12月25日閲覧。
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