レーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車 Ge2/4 212-213形

レーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 10:17 UTC 版)

Ge2/4 212-213形

入換用機に改造後のGe2/4 212号機、サメダン駅で入換に使用中、1982年

1943、44年に入換用機として206、201号機を機械部分はSLM、電機部分をBBCで改造したもので、外観はGea2/4形と同一、改造費用は1機165,000スイス・フランである。

車体、走行機器

  • 車体および走行機器はGea2/4 211形と同一であり、蓄電池を設置しない後位側の機械室は機器点検口や換気口なども同一であるが内部にはバラストのみが積載されている。
  • 塗装もGea2/4 211形と同一で茶色→濃赤色となり、212号機は1993年4月8日にオレンジ色塗装に変更されている。

改造

  • 212号機は1968年9月30日、213号機は1967年9月27日にブレーキの改造を行い、列車用真空ブレーキ、手ブレーキの構成に変更している。

主要諸元

  • 軌間:1000mm
  • 電気方式:AC 11 kV 16 2/3 Hz架空線式
  • 最大寸法:全長8700 mm、全幅2650 mm、全高4050 mm(パンタグラフ折畳時)、全軸距6000 mm、固定軸距2600 mm
  • 自重:34.0 t(機械部分19 t、電機部分重量10.75 t、バラスト4.35 t、動輪周上重量21.6 t)
  • 動輪径:1070 mm
  • 先輪径:710 mm
  • 走行装置
    • 主制御装置:タップ切換制御
    • 主電動機:BBC製Typ ELM 424交流整流子電動機×1台(1時間定格出力230 kW、28.8 km/h)
    • 減速比:8.420
  • 牽引力:29 kN(1時間定格、26.8 km/h)、70 kN(最大)
  • 最高速度:55 km/h
  • ブレーキ装置:手ブレーキ、真空ブレーキ(後に入換用空気ブレーキ、列車用真空ブレーキに変更)



  1. ^ Schweizerische Lokomotiv-undMaschinenfablik, Winterthur
  2. ^ Asea Brown Boveri AG, Baden
  3. ^ 形式称号の"G"は狭軌用、"e"は電気機関車、"a"は蓄電池機関車、"m"はディーゼル機関車を表す
  4. ^ Maschinenfabrik Oerlikon, Zürich
  5. ^ SA des Ateliers de Sechéron, Genève
  6. ^ Technikm Winterthur






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車」の関連用語

レーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレーティッシュ鉄道Ge2/4形電気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS