リトルウィッチアカデミア 用語

リトルウィッチアカデミア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 17:38 UTC 版)

用語

以下は特に断り書きのないものはテレビ版の用語。

魔女
魔女の歴史は紀元前2500年以前に遡る。魔女はもともと職能であり、魔法自体は後天的に習得する技術。「魔女」という種族がいるわけではないが魔法の習得には素質が必要で、いくら訓練しても身につかない者もいるなど、結局は先天的なものも必要となる。男性の魔法使いも存在する。
魔法の悪用は厳しく禁じられていて、違反者には残酷な制裁が行われていたらしい。
現在は科学技術の発達により、魔法は実用的な技術とはみなされず伝統芸能に近くなっている。
ルーナノヴァ魔法学校
創立は西暦420年、約1600年の歴史を持つ魔法学校。世襲によって継承されていて、家系が重視されていたが現在は経営難と後継者不足により一般からの入学者も受け入れている。現代では魔法の使用は国家資格が必要とされていて、ルーナノヴァではその資格を取得するための様々な専門科目がある。
1512年に魔女狩りで廃校に追いやられたが、1743年に大魔女ジェニファーとウッドワードが復興、1897年にミランダ・ホルブルックが校長に就任した。
現在は、魔女家系の生徒は単に魔法界のしきたりやたしなみとして魔法を習うなど、目的意識が希薄な者が多い。
制服は白いブラウスに紺色のベストと膝丈のスカート。腰に帯状の布を巻き、魔法の杖を挿す。実習授業などではつばの広い帽子に膝丈のローブ、ロングブーツを着用。外出するときは、ボタン付きの短いローブを着る。
寄宿舎は3人1部屋で、ルームメイトは同じ色の帯を巻く。
なお、学校の所在地はアニメ本編でもそれ以外の作品でも直接語られる場面はないが、漫画(ウルトラジャンプ)版ではアッコが「ここ(注:ルーナノヴァ)からそう遠くない」と言う店の住所が「004 Hyde Street, Winchester,Hampshire(ハンプシャー(州)ウィンチェスター ハイドストリート004)」となっていた[48]
シャイニィロッド
シャイニィシャリオが魔法ショーで使用していた杖。7つの星(宝石)がはめこまれ、魔力を放つとき光る。正式名称は「クラウソラス」で、ナインオールドウィッチの持つ九つの魔法神器の一つ。
レイライン
魔力の通り道。魔女はホウキでレイラインの中を飛べる。宇宙樹イグドラシルの痕跡。
シャリオカード
シャイニィシャリオが全盛期だった頃のトレーディングカード。アッコはレアカードを手に入れているがプレミアムカードの一枚だけどうしても手に入らず、コンプリート出来なかったことを未だに悔やんでいる。シャリオのファンであったダイアナも持っており、英語版のプレミアムカードを大事にしていた。
アルコル
シャイニィシャリオの使い魔の白い隻眼のカラス。現在はアーシュラの自室の止まり木にいて、魔法界の異変を知らせるなどの能力がある。シャリオが学生時代の頃は両目が開いていた。
アッコたちがアルクトゥルスの森に迷い込んだことを感じ取ってアーシュラに伝えた。
アルコルの人形
シャリオの全盛期時代に売られていたアルコルの日本製のぬいぐるみで、裏返すと帽子になるらしい。スーシィの傀儡魔法により一時的に動くようになった。シャリオグッズの中でアッコのお気に入りの一つ。
アルクトゥルスの森
魔法樹に守られた神聖な古い森で、全体的に不気味な雰囲気を漂わせている。生態が判明していない様々な魔獣が生息していて、立ち入りが禁止されている。魔女ですら行き方が分からない場所とされているが、アーシュラはレイラインから偶然迷い込んだアッコ達を助けるためにこの森へすぐさま向かうことができた。
アルクトゥルスの森には世界改変魔法と言われる「グラントリスケル」が封印されていて、その影響で森は薄暗く、地面は枯れた状態になっている。
マンドレイク
アルクトゥルスの森に生息する人喰い魔法植物で、別名マンドラゴラ。昼行性で、アッコ達に襲い掛かったのは「ムラサキマンドレイク」。
漫画(ウルトラジャンプ)版では第1話でスーシィの鉢植えとして栽培されたものが登場、煎じて飲むと一時的に魔力が上がり(小さいと栄養剤程度)大型のものほど効果があるが、抜いた時の悲鳴によるダメージも増えるので注意が必要とされていた[49]
コカトリス
アルクトゥルスの森に生息する巨大な鶏の魔獣。口から炎を吐き、吹きかかったものを石にする息を持つ。羽には猛毒があり「猛毒コレクターの間でも珍しい超レアな毒」にできるが入手は極めて困難。スーシィはアッコとロッテを利用して羽の入手に成功する。
ゴブリン用務員
ルーナノヴァの用務員の一種族で、校内の掃除や食事の配膳などを担当する。ルーナノヴァにはミノタウロス、トロルサイクロプス、「うさぎ」と呼ばれるカンガルーに似た生物等、様々な種類の用務員が学内で働いている。
ルーナ文字
フィネランの魔法語学の初授業で使われた、太古の魔女たちが使用していた文字体系。フィネラン曰く生徒で解読できたのはダイアナが初めて。
ジェニファー記念樹
大魔女ジェニファーの意思を受け継ぐと言われるナインオールドウィッチが生命を与えたと言われる大木。螺旋状の幹、女性の顔の浮き出た木目が特徴的。ルーナノヴァの植物園の中央で管理されている。
パピリオディア
120年に1度孵化し、黄金に光り輝く蝶々。5大陸を渡り、見た人の胸に希望をともすと言われている。地中でジェニファー記念樹の根にサナギとして寄生する形で養分を蓄えていた。ホルブルックらはジェニファー記念樹が弱まった原因が分からず、ダイアナが記念樹を魔法で活性化させたため、同時にパピリオディアの成長も早まる事となった。
魔導石
「新月の塔」の最上階にある魔力を帯びた大きな石。希薄になり、衰えた魔力を集めたことでルーナノヴァでの魔法の使用を可能としている。効果範囲はルーナノヴァのみと限定されている。魔導石の効果範囲外では、小さな魔晶石に魔力を溜めることでバッテリーのように魔力を使用して魔法を使う事が出来るが、出力も低いため連続使用や大きな魔法は使う事は出来ない。
ルーナノヴァ杯ホウキリレー
3人1組でバトンを繋ぐ、ルーナノヴァに長く続く伝統のレースで、アッコ達が参加したのは第1333回。ルーナノヴァには歴代の選手たちの写真が飾られている表彰棚がある。過去にシャリオやクロワも優勝していて、アッコはシャリオと同じ場所に写真を飾って欲しいという思いで出場を決意する。また、1333回の優勝賞品はルーキッチから贈られる事になっていたためスーシィは積極的にレースに臨んだ。
魔道具カフェ
店名は「Last Wednesday Society」で、ブライトンベリーにある。「カエルの足になるジュース」や「カメレオンの舌になるキャンディ」など魔法のアイテムを販売していて、杖やホウキの修理なども行う。一般人でも入店は可能で店内に「カフェ」があるが数人が座れるだけの小さなカウンター。
流星丸
大西洋を横断したと言われる伝説のホウキ。ホウキ自体に魔法が込められていて魔導石の力が無くても飛ぶことができるが、意思があるかのように自分勝手に動くためその扱いは至難の業。「ジェット機を超すほどのスピードが出る」など、多くの逸話がある。魔道具カフェで、棺桶に鎖で縛られ封印されていたが、ルーナノヴァ杯ホウキリレーの際アマンダに盗み出され解放されると、アマンダを振り落して飛び去ってしまう。その後はアッコに飛び乗られるも振り落すが、再び飛び乗り繋がれていた鎖で体ごと巻きつけるほどのアッコの執念に負けレースに協力する。レースの終盤で自身に付いている留め具を外されると穂が翼の如く形になり、世界中を飛び回って新聞などで目撃情報が寄せられるようになった。
漫画(エース)版では先代の持ち主について語られており、魔道具カフェの主人は行方不明と思っていたが、実際は相棒の流星丸からの転落事故(これ以後再開せず)のあと奇跡的復活を遂げていた。本人の名前などは出ていないが「魔女界のスピードスター」や「流星」と呼ばれ「魔女の超特急便」で最高集配件数ギネスに乗り、その後1985年11月1日付新聞に訃報が載った[50]
TV版の終盤で再登場し、クロワの暴走した魔獣によって発射されたミサイルを止めようとしていたアッコ達のもとへ遅れて駆けつけ、自らの意思で協力した。
水晶玉
魔力で動くSNSのような機能を持った魔道具。フクロウのアイコンを押すとメッセージを送受信できる。ロッテはバドコックとファンメールのやり取りをしているが、お互い相手の正体は知らない。
ナイトフォール
120年続く超大型歴史巨編少女小説で、全世界図書小説大賞120年連続入賞、総発行部数56億8千万部を誇る。365巻目の最新刊の発売と同時にイベントも開催された。「結婚を目前に控えた高校の科学教師ベルが過去にタイムスリップしてエドガーという美青年に出会うが彼はヴァンパイアで、ベルは歴史を揺るがす大騒動に巻き込まれていく…」といった内容の青春ファンタジースリルロマンスアドベンチャー。
ラスタバン遺跡
ドラゴンの住む古代遺跡。地上からは残骸のような岩しか確認できないが、地下に通路や部屋がある。凶暴なドラゴンがいることで有名だったが100年ほど姿が確認されることはきわめて少なかった。現在では科学によるセキュリティシステムが張り巡らされている。ネット環境も整っていて、ファフニールはここで株の投資を行っている。
ドラゴン
スーシィの話では昔のドラゴンは魔力の補充のために魔女をすり下ろして血を啜り、肉を食べていたという。ファフニールは「誰が魔女なんぞ食べるか!」と言い放った。
古代ドラゴン語
ルーナノヴァの教師の誰一人として読む事のできなかった古の言語。ドラゴンの足跡の組み合わせで文字を成していて、「筆記用小ドラゴン」が文字を書くことができる。ダイアナは12歳の頃、完璧に習得している。
変身魔法
呪文は「メタモールフィーフォシエス」。相手の姿を変えるものと自分の姿を変えるものがある。
授業ではラットに変身魔法をかけており、ロッテはカピパラに、スーシィはコウモリに、ダイアナは白馬に、アッコは自分の耳をロバの耳に変えた。アッコが長い練習の末、完全にマスターしている魔法。
ポラリスの泉
ルーナノヴァ北校舎の果てにあり、北斗七星のアーチをくぐった先にあるという。シャリオカードには「光差す道を示す魔法の泉。輝きを秘めた魔女に、おおいなる星々の魔力を与える」と書かれている。
「大いなる星々の魔力」にまだふさわしくない未熟な者が訪れると、泉は目の前から消えてしまう。
アルカス
ポラリスの番人である巨大な白熊。幼い時に落雷で怪我をしていたところをシャリオに手当てされた。今でもシャリオに懐いているらしい。
魔法法律学
担当はルーキッチ。法律違反者が受ける拷問や厳しい罰の数々を嬉しそうに説明した。魔法で詐欺を働いたものは舌に焼き鏝を押され、魔法で人を殺めた者はネズミの鋭い歯で食い殺され、魔法で死者を蘇らせたものはまずその者に死ぬほど恐ろしいことを想像させ、その100倍も痛く恐ろしい仕打ちがされる。
半魚人アプカルル
かなり人気の映画。コンスタンツェが作った映写機で上映会が開かれた。続編に「アプカルルの逆襲」がある。
魔法浮遊術
担当はフィネラン。物を自在に操るためには強い集中力が必要とされていて、ダイアナは魔法浮遊術でコーヒーをカップに注ぎ角砂糖を2つ入れスプーンで混ぜフィネランの教卓へ運ぶ芸当を見せた。アッコはテーブルに置かれたティーポット、カップ、3つのパンケーキを全てフィネランに吹っ飛ばした。
魔法言語学
使い魔の動物とのコミュニケーションに用いられる。作中ではカラスの鳴き声を翻訳する試験がされた。カラスの他に使われやすい使い魔はフクロウ
白魔法学
壊れた物を直す実技試験が行われた。精霊を呼び出して直してもらう方法と、修復魔法を使う方法があり、ダイアナとロッテのみがA+の判定を取った。
魔道具取扱免許
魔法同様、魔道具の取り扱いには国家資格が必要となっている。
魔法新聞
卒業生の記事が載っている。
魔法食品学
担当教師はバドコック。ヤスミンカは味覚魔法でブドウの甘みを増し、アッコはリンゴを毒リンゴにした。
基礎錬金術
鉄塊を変形させる試験が行われた。コンスタンツェは複雑なロボットに変形させ担当教師に素晴らしいと評価されたが「もっと価値のあるものを作るように」と言われてしまう。
魔法天文学
担当はアーシュラ。魔法でホロスコープを作成し未来を見る試験が行われた。ダイアナはルーナノヴァとアッコの未来を予見した。
魔法哲学
担当はパイシーズ。金魚であるパイシーズが話す魚類語を理解できなければ履修が厳しい。授業の際に試験内容は「利他的行動における魔女の存在論とその他生物の互恵的利他主義」と話した。
アッコは排水溝に流されたパイシーズを探しに広大な湖に向かい、試験に間に合わないかもしれない状況の中で密猟者の罠にかけられた魚の家族を探し助け出した。この体験が偶然にも試験内容と合致していたため、パイシーズはアッコにA評価を与えた。
魚TOEIC(Test Of Expertise in Ideal Communication)
魚類と意思疎通をするための習熟度を図る試験。魔法哲学の授業でアッコの隣にいた生徒ガリーは960点を取ったと話した。
魔法歴史学
フィネランが担当。授業内容は不明。
眠れる森の魔女の病
魔女特有の病。長い時間眠ったまま目を覚まさなくなる病で、生け贄が病にかかった魔女の精神世界(夢の中)に入り、眠っている魔女を起こすことで治ると言われている。
魔女の医学
魔法界で一般的な魔医学本。怪我や病気に役立つ薬草や生け贄の生息地、魔女が罹る特有の病気などあらゆる情報が載っている。ルーナノヴァでは一室に一冊配布されている。
ルーナノヴァの外出ルール
(1) ルーナノヴァの生徒として誇りを持つこと。
(2) 魔法を使わないこと。
フィネランは(1)を、アッコに名指しで話した。
アミュレット
「戻ってきたい」という気持ちが起こるよう帰るべき場所に置いておくお守り。ロッテはナイトフォール。スーシィはキノコ。アッコはポケットに入っていたホコリを入れようとしたが、ホルブルック校長にアミュレットの意味を教えられると渋々シャリオカードを置いた。
ハカバテングダケ
死者の魂を呼び寄せるための降霊術に必要なキノコで墓場にしか生えない。アッコが破壊してしまったお墓を元に戻すために隠し持っていた修復魔法の薬と、スーシィが持っていたハカバテングダケが両方落ちて、土の下のホルブルック氏を蘇らせてしまった。
魔法黄金期
200年ほど昔、魔女狩りから産業革命の間にあったと言われる時代。機械が無い世界、人々が多くの事を魔法に頼って暮らしていた。アッコはこれを「素敵な時代」だと話したがスーシィは「結局魔法使いが働く」と嫌がった。ホルブルック校長の実家はこの時代にブライトンベリーで魔道具屋を営んでいた。
恋のホレホレ蜂
スーシィが毒蜂を注文して手違いで届いてしまったもの。刺された者は最初に見た人に恋をするという魔法を持っていて、蜂を潰すと元に戻る。刺されて最初に鏡で自分を見ると、自分が好きになるわけではなく「鏡の中の相手」に恋をすることになる。
シンデレラセット
魔法の杖、おもちゃのかぼちゃが入った箱。200年前に販売された商品らしく、「白雪姫セット」と共に未だに売れ残っていた。杖を振って呪文を唱えると、そのおとぎ話のキャラクターやドレス姿になれる。魔法の効力は2時間と短い。
売れ残りだったためか箱もボロボロで半額だった。
ブルームーン
月に2回満月がある時の二回目の満月で、数年に一度しかないとされる。ブルームーンだけに現れる太古の亡霊がいると言われていて、現在・過去・未来と、あらゆる質問に答えてくれる。太古の亡霊の正体は存命するナインオールドウィッチの一人ウッドワード。
ナインオールドウィッチ
6世紀にルーナノヴァを創立した9人の魔女。遥か昔、魔女達が無尽蔵の魔力を得ていた「イグドラシルの枝」の力を「世界を変える力を持つ」魔女の奥義グラントリスケルとして、アルクトゥルスに封印した。その封印を解くには7つの星を持つ杖と、7つの言の葉が必要とされている。
ルーナノヴァ魔法祭
1600年間続くルーナノヴァの伝統行事。ルーナノヴァの実力を示すため、様々な魔法の出し物がグループごとに行われる。毎年この魔法祭で最も才能があると認められた魔女に「月光の魔女」の称号が与えられる。
「魔法仕掛けのパレード」で行われた魔女狩りを再現したパレードとは別物。
月光の魔女
ルーナノヴァ魔法祭で最も才能があると認められた魔女に与えられる称号。過去にシャリオも選ばれていて、シャリオカードではその魔女を「新たな星」とも称している。
嘆きのバハロワ
ルーナノヴァ魔法祭の最後、真夜中の鐘と共に目を覚ますゴーストで、生前は紀元前2世紀ごろに存在したブーク王国の王族。良き友に恵まれ幸福な歳月を過ごしていたが、友をなくした悲しみから「嘆きの亡霊」になった。
魔法祭の最後に、次の魔法祭まで眠りにつかせるため、バハロワに生贄をささげる儀式が行われている。生贄とされた魔女はバハロワに食われるが命に別状はなくそのままバハロワの体から出される。
悲しみの実
実を飲んだ者の体に根を生やし、その悲しみを永遠の物にしてしまう。幽霊である嘆きのバハロワに未だ憑りついていたため、悲しみの実を体から引き離さない限り死後も永遠に悲しみが続いてしまう事が分かる。バハロワは飲み込んだアッコ、ロッテ、スーシィによって悲しみの実を引き離され元の姿に戻った。この事で3人はルールに違反となってしまい、「月光の魔女」の対象外となった。
Sorcery Solution System「SSS」
クロワが開発したシステム。魔法石から溢れる少ない魔法エネルギーを別のエネルギーとして変換し保存できる。効率的に魔法を運用する事が出来るもので、専用のタブレットで動作する。
レイラインルーター
レイラインから流れ出て、魔導石に吸収されない分を蓄積させ魔導石の範囲外でも魔法が使用できるようになる機器。コンパクトで持ち運びやすく大容量。
グラントリスケル
「世界を変える力を持つ」とされる魔女の奥義。遥か昔、魔女達が無尽蔵の魔力を得ていた「イグドラシルの枝」の力の事。ナインオールドウィッチによって封印されていて、その封印を解くには7つの星を持つ杖と、7つの言の葉が必要とされる。
ハパンシラッカのパイ
ロッテの実家のお隣さんヤンネがよく作るパイ。ハパンシラッカで作ったパイの上に細長い葉っぱを飾った見た目。ハパンシラッカとは世界一臭い缶詰として有名なシュールストレミングのフィンランド版。ロッテやスーシィは美味しそうに食べていたがアッコは食べた途端に吐き出してしまった。
緑人間病
1000年に一度、ロッテの実家の地域で発生するかしないかの病気。「星の位置や人間が吐き出す二酸化炭素の量と、ニシンの出生率や花粉の飛ぶタイミングなどありとあらゆることが最悪の感じで重なった時に、ハパンシラッカのパイを絶妙な温度で焼くと発生する」とされる。感染すると体が苔になり、最終的には枯れてしまう。ヤンネ、ロッテと彼女の両親、スーシィが感染してしまい動けなくなってしまう。パイを吐き出したアッコは感染が遅かったため解毒剤を作り皆を救う事が出来た。
緑人間病の解毒剤
「松の森に降る雪のひとひら」「風に吹かれたベリーの葉」「ミッサー人が育てたトナカイの生みたてのフン」「ミドリテングダケ」「イエティが作る伝統の薬の素」が必要。
エイプルトン校
1000年以上の歴史と伝統がある名門校。校内には魔女用の拷問具が隠されているなど、魔女嫌いで有名。
「互いの主張がどちらも譲れない場合、騎士の像に見守られながら正々堂々と決闘し決着をつける」という創立以来の伝統がある。
聖杯伝説
エイプルトンの伝統の儀式に使われていたと言われる伝説の聖杯。エイプルトン校に隠されていると噂されている。
アッコが見つけだした物は黄金で出来た杯だったがルイスが地面に叩きつけると割れてしまったため、本物かどうかは不明。
ワイルドハント
彷徨うゴースト達を12日で全て捕獲するイベント。ワイルドハントのために鍛えられた精鋭たちは「ワイルドハンター」という名で呼ばれ、人気を博している。のっぺりしたゴーストは、弓矢や剣、魔法弾を当てられると簡単に消える。
バロメッツの木
シャリオカードにもなっている、黄金の羊を実らせる木。シャリオカードのイラストでは他の木々と肩を並べる大きさだが、アッコが雪山に行って採って木きたものは両手に収まる大きさだった。
魔導戦士グランシャリオン
『熱い魂魔力に変えて、光れ正義の七つ星!信じる心が我らの魔法、魔導戦士グランシャリオン見参!!』の合言葉と共に登場した巨大ロボット。
ワイルドハントのためにコンスタンツェとアッコが作った飛行船の完成後にアッコが想像で描いた設計図をコンスタンツェが実現させた。
飛行船状態では大砲、機関砲、投げ網が装備されており、彷徨うゴースト達を次々掃討していった。
魔力が無くなると動けなくなる欠点がある。ワイルドハンターの協力で再起動し、クロワが生み出したカラスの魔獣を退治した。
聖堂
キャベンディッシュ家の敷地内にある。金星食の日に儀式をすることで、キャベンディッシュ家の当主になる事が出来る聖堂。儀式が行える間は周囲が水に囲まれ、儀式を妨害する者を魔法で打ち落とし木に変える。
エモーションリフレッシュ
ヒーリング効果があるといわれるアプリ。サッカーの試合がきっかけで起きたフーリガンの騒動の影響で流行りだしている。
ワガンディア
森の中にある巨大な木で高さに果てがなく、頂上を見たものはいないと言われている伝説の木。かつてシャリオとクロワがこの場所でシャイニィロッドと言の葉リュオーンを手に入れた。ワガンディアの花粉を浴びた魔女は魔法の力を失い、永遠に空を飛ぶことができなくなると言われる。人体を傷つけるほどの毒素もあり、身を挺してアッコを花粉から救い出したアーシュラの肌や眼鏡に傷をつけた。
人と人をつなぐ橋
小さなアーチ状の石造りの橋。1話ではアッコとスーシィが初めて出会い、23話ではアッコを捜索するためにスーシィが訪れている。
彼の国
中世以来イギリスと3度の戦争を重ねてきた隣国。時間をかけて融和政策を続けた結果、近年は関係が改善していたが、サッカーでの試合が遺恨となり険悪な関係となる。騒動はサッカー戦争エジプト・サッカー暴動がモチーフとなっている[51]
影の塔
アルクトゥルスの森の奥深くにそびえ立つ大樹のような外観の塔。シャリオはここでクラウソラスを手に入れる。
宇宙樹イグドラシル
かつて太古の魔女たちが膨大な魔力を得ていた大樹。膨大な魔力で月や星と交信ができたという。長年魔法を使っていたウッドワードはイグドラシルと融合が始まっている。
放課後!!クロス×ワード
最終話でビルのテレビ広告に登場したボーイズラブ漫画。原作コミックス5巻の他、DVD、BDが発売されている。クロワの電波ジャックでアッコとダイアナの映像に切り替えられた。
古代暗黒舞踊
ハンブリッジ大臣がルーナノヴァへ訪問した時に披露された催し物。アルマ、テレサ、ジュリエッタの三人組が得意げな表情で披露している。生徒たちは微笑みながら鑑賞していたが、アンドリューからは不評だった。魔法祭で再演されたがこの時はなぜか生徒たち(メアリー、ロージー、ヘザー、イライザ、リタ、イレーネ、アリス、プリシラ、エリカ、エルフリーデ、ドロテア)に不快感を与え、デイジーは爆睡してしまった。インドの生徒のみが真顔で鑑賞していた(ラジャニとラシュミのどちらかは不明)。
ゴーレム制作術
漫画(ウルトラジャンプ)版の第2話に登場、本来は魔法土の製作に複雑な呪文が必要[52]だが、授業では先生がその辺を先にやってくれるので人型に造形し額に呪文を刻むだけでできる。
ただし、ゴーレムは制作者(呪文を刻んだもの)の魔力を吸い取って成長していくので、アッコが自作ゴーレム(レムりん)を授業終了時に持ち帰り育てた結果、完全に魔法が使えない[注釈 6]状態になってしまった。
森の魔獣
漫画(ウルトラジャンプ)版の第4話に登場、外見はもふもふした額に珠のようなものがあるウサギのようなかわいらしい生物だが、「魔力を持つものが触ると合体して合体者のイメージ通りに変身できる能力を持つが、合体者のエネルギーがなくなって廃人か死亡するまで離れない(マリト談[53])」という危険な動物。
劇中では森の中で勝手に使い魔探しをやっていたガーリィとサービィがこれを捕まえ、2人で合体しケンタウロス(ただし後部にも人の上半身が付いている)や双頭のワイバーンなどになって遊んでいたが、スーシィが自分も取り込ませ、内部から毒を流す捨て身の戦術で分離に成功する。
マスタークラウン
漫画(月夜の王冠)版に登場する主要アイテム。身に着けると一時的に膨大な魔法力を得られるという冠で大変貴重な物だが、アカデミアコンテスト優勝者にはこれが贈られる[54]。ただし、単純に魔法の技術力があるだけではなく「魔法を人の為に使うべきことが分かっている人」でないと託されない[55]
劇中では「シャリオも持っていた」という描写が何度かあるがこれはこの漫画版のオリジナル設定で、原作アニメではこの時点で出ている映画2作品ともシャリオがこれを装備しているシーンはない。
伝心精霊
漫画(月夜の王冠)版の第2話に登場、ロッテがアッコに持たせたアイテムで送信機に当たる花を持った人の分身(背中に羽の生えた妖精風)になり、この際花を持った人(本体)に伝心精霊の見聞きした情報などを送れる。
変化薬
漫画(月夜の王冠)版の第2話に登場、スーシィがアッコに持たせたアイテムで外見は飴玉。食べると半動物の姿になってその能力を生かせるが、試作品なので1分しか持たない。劇中ではウサギとネズミに変身した。

  1. ^ 漫画版(ウルトラジャンプ)では出身地が若干異なり「曾祖父がフィリピンのマンバ島出身」で、彼女の自宅はそこから遠いとされている。[24]
  2. ^ 漫画版(エース)ではルーナノヴァ入学理由について「金づるである政治家とのパイプのため一族に魔法使いが必要だが、今までやっていたばあさんが死んだのでその後釜。」として無理やり入学させられてたという描写があった。[29]
  3. ^ 漫画版(エース)では常時何か食べている理由について「小さいころ食べてしまった魔獣が今でもお腹の中にいるから」という説明を本人がしており[34]、飢餓状態になると黒い触手を生やした怪物(本体部分はTV版12話の「嘆きのバハロワ」のような姿)に変化し、食物以外に人間も構わず捕食するようになるという描写があった。
  4. ^ 漫画版でもウルトラジャンプ版から登場しているが、エース版(第1巻18P)のみ髪色が淡い表現になっている。
  5. ^ 漫画版(エース)では第15-17(最終)話で「よその学校の先生」として登場し、学校同士のホウキレース対抗戦をルーナノヴァに持ちかけてくるが、実際はアッコを試しに来た変装だった。(「よその学校」も存在しない)
  6. ^ ウルトラジャンプ版のアッコは通信教育で入学直後の時点でも多少は魔法が使えた。
  7. ^ 第1話と掲載が2年間近く離れている第2話冒頭では、アッコが入学を決意した経緯が回想シーンとして挿入されている。
  8. ^ P116のコマに描かれているだけでガーリィ・サービィ以外に7人確認可能。
  9. ^ 厳密にはこれ以外に第3話の最初のページ(P71)左下のコマで発言者は映ってないが、直前の場面の立ち位置からアリスらしい生徒が「図書室では静かに」と言っている。
  10. ^ 当時は色白顔。
  11. ^ a b 作者の説明によると、「トリガーさまの「自由にやってください」のお言葉に甘え本当に自由にやらせていただきました!」とのことである。なお、企画当初はメインのオリジナルキャラにもう一人「リリ」という女子キャラがいて、ユートは彼女の思い人キャラだったとのこと。(『月夜の王冠』単行本p.71・194作者コメント)
  12. ^ p.52でアッコがダイアナと出会った際「名前は知っているが隣のクラスのためどういう人なのか知らない」という描写がある。
  13. ^ 本作オリジナルの魔法学校、スーシィによると「おとなりの男子校(p.12)」で、p.47で1コマだけ校舎外見が描かれている。ユート以外には上級生2名(カールした髪のと坊ちゃん刈りの男子)がアカデミアコンテストの決勝に残っている。
    校章は「十字状に棘が出た〇と先端が尖った×」を組み合わせた太陽のような形状。制服は表紙カバーのユートのイラストでは白と青を基調として、金もしくは黄色の校章がついた青いマント(もしくはマフラー)を着用だが、普段着(p.48で確認可能)は私服でよいらしく図書室で全員バラバラの描写がある。
  14. ^ なお、ウルトラジャンプ版では教員はアーシュラと第2話の火を起こす初級魔法の授業をしていた老人のみで校長らしいキャラは未登場、エース版はTV同様にホルブルックが校長として登場している。
  15. ^ 第1巻P155でアッコが「(アマンダは)ホウキレースの時に気になること言ってたけど~」と言っている場面など、明確にTV版第3話前提の会話シーンがある。
    これ以外に第11話もパイシーズ先生救出(TV版第7話)の話が冒頭で語られている。
  16. ^ ただし、第5話と第14話は終盤が次回につながっているだけで本筋はほぼ次回と無関係。
  17. ^ TV版3話の物とは別。





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