リトルウィッチアカデミア
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漫画
てりてりお『リトルウィッチアカデミア』
てりてりおによるコミカライズ、全5話(各話サブタイトルはなく「第〇話」表記)。『ウルトラジャンプ』(集英社)で、連載は第1話のみ2013年9月号掲載[78]で、残り4話が映画公開に合わせ[79]。2015年9月号から12月号まで連載になっている。
内容は完全オリジナルで、第1話はアニメミライ版では描かれていない入学の話から開始、以後[注釈 7]は学園生活(第4話のみ夏季休暇中の話)を描いたものだが、劇場版2作ともに直接関係するエピソードはない1話完結のオリジナル展開。最終回も終わりらしい終わりはなく、通常の内容で終了している。
これ以外に第3話ではアニメ本編に先駆けてアーシュラが「シャリオ」とはっきり呼ばれるシーンがある。
- 単行本書籍情報
- TRIGGER(原作)・てりてりお(漫画)『リトルウィッチアカデミア』、集英社〈ヤングジャンプ・コミックス〉、全1巻。
- 2016年1月24日初版発行[80]、ISBN 978-4-08-890348-4 全5話収録。
ウルトラジャンプ版の登場人物
- レムりん
- 第2話に登場、アッコが授業で作り出したゴーレム。
- カイ
- 第3話に登場、プロジェクト・シャインで働くマネージャー、シャリオ=アーシュラという事を知っている。
- 詐欺師の老人
- 第3話に登場、表の顔は服屋だが、裏ではシャリオの衣装の偽物(同型の別の服)をオークションで販売している。
- スーシィの母
- 第4話に登場、スーシィの母親。スーシィをマンババラン家の後継者として指導している。アニメ版でも異なるデザインで設定画が描かれているが、本編の世界に存在しているかは不明。
- ガーリィ / サービィ
- 第4話に登場、スーシィの双子の妹(髪形がスーシィに近い方がガーリィ、団子状に纏めているのがサービィ)。いたずら好きで母親や姉を困らせている。他にも多数[注釈 8]の姉妹が存在する。
- マリト・マンババラン
- 第4話に登場、南国風の美少年。スーシィの親戚。
- ロッテの母
- 第1話のロッテの回想シーンに登場、服装、髪の毛、身長がアニメ版とは異なり、よりロッテに近い姿で登場している。シャリオのマジカルショーのTVを子供の教育に良くないと幼少期のロッテが見るのを止めていた。
- 名前の出てない生徒たち( エイブリー / メアリー / アリス / マリア / リタ / シャオイー / アイラ / レイチェル )
- 当時はまだ名前未発表だった生徒たちのうち、本編中で確認できるもの。 第3話終盤のエイブリー以外はセリフもなく[注釈 9]、線画のみで描かれていることも多い。
- 主に以下の場面でモブとして登場
- 第1話の冒頭、入学式の場面(P5)。 メアリー(スーシィの後)/リタ(ロッテの向かって右)/アリス(アッコの前の振り向いている子)
- 第1話の終盤、教室の場面(P27)。 エイブリー(ロッテの後)/アリス(スーシィの後)
- 第2話の前半、ゴーレム作りの場面(P35)。 シャオイー(バーバラの向かい)
- 第2話の前半、ゴーレム解体の場面(P37)。アイラ[注釈 10]/マリア/ レイチェル(いずれもゴーレムを崩している子)
- 第3話の冒頭、図書室(P71)。アリス(本を運んでいる子)
- 第3話の終盤、教室(P102-103)。エイブリー(セリフあり。アッコとダイアナの言い争いを心配し、アーシュラに伝える。アニメ版とは異なりダイアナをさん付けしている。)
(これ以外に裏表紙にアニメミライ版に登場したドラゴンが描かれているが本編では未登場。)
藤原ゆか『リトルウィッチアカデミア 月夜の王冠』
藤原ゆかによる映画原案のコミカライズ、全5話(各話サブタイトルはなく「Magic.○」表記)。少女漫画誌の『りぼん』(集英社)で、2015年10月号(9月3日発売)から2016年2月号まで連載された[81]。
映画が原案ということになっているがストーリーは無関係[注釈 11]でアッコとダイアナが初対面[注釈 12]などアニメミライ版ともつながらない独自の世界観になっている。あらすじは10年に一度隣の男子校のソルパテル魔法学院と合同で行われる「アカデミアコンテスト」に優勝賞品のマスタークラウン目当てにアッコが挑むストーリー。
- 単行本書籍情報
- 吉成曜(原案)・藤原ゆか(漫画)『リトルウィッチアカデミア 月夜の王冠』、集英社〈りぼんマスコットコミックス〉、全1巻。
- 2016年2月29日初版発行[80]、ISBN 978-4-08-867407-0 全5話収録。
『月夜の王冠』の登場人物
- ミナヅキユート
- 全話に登場。
- ソルパテル魔法学院[注釈 13]に通う男子生徒。カラーのカバー表紙だと青髪に青眼。
- アッコの幼馴染[注釈 11]であり、小さい頃一緒にシャリオのショーを見に行った仲[82]。当時は小柄で頼りなさそうな眼鏡の子だったが、成長して「イケメン(アッコ談)[83]」になり、眼鏡もほとんど掛けなくなっている(p.47の勉強シーンでは眼鏡を掛けているので必要ないわけではない)。
- 校長
- Magic.1・5に登場。
- お婆さんキャラだが、テレビ版のホルブルック校長とは髪や眼鏡のデザインが異なる[注釈 14]。アーシュラ=シャリオであることを知っている[84]。
- 女神像から現れた魔女(正式名称不明)
- Magic.4に登場。
- 外見は暗色モノトーンのシャリオで、初登場時はアッコが足先程度の巨人(p.138)だったが後述の粉々になって復活した際には人間大になっている。
- コンテストの最終勝負の目的地にある女神像がマスタークラウン争奪戦で破壊された際に登場し、クラウンを取り込んで立ちふさがり、アッコとユート以外の参加者(ダイアナを含む)を攻撃魔法を数倍の強さで撃ち返す能力で全滅させ、ダイアナが自分をかばって倒れたことで決意を固めたアッコの光魔法で一度は粉々になるも、この状態でアッコに「どうしてクラウンが欲しいのか?」と問い、彼女も私欲目的と知るとガラスの破片のような形状になって再び襲い掛かり、今度はアッコをかばったユートに重傷を負わせる。
その後、アッコから呼びかけられて再度魔女形態に戻り、破片時の攻撃は魔力を断絶させるもので、解除するにはマスタークラウンの力が必要だとアッコに最後の選択を持ちかけ、アッコの回答を聞いた後、影ではないシャリオそっくりな姿に変わって「偽りなきその言葉 しかと受け取ったわ」と告げて消滅した。 - 正体は最後まで不明、この時アーシュラ(=シャリオ)は別の所でロッテ達と共に決勝戦を見ている[85]。会話能力はあるが本人は一切名乗ることなく、周囲からは「バケモノ(ソルパテル生徒)」、「女神→女神というか魔女(アッコ)」と呼ばれていた。
- イレギュラーな存在ではないらしく、大会側はこの魔女の攻撃でユートが負傷しても「まだ試験は続いています(アーシュラ談)」と一切慌てる様子などはなかった。
- アマンダ / コンスタンツェ / ヤスミンカ
- Magic.5のパレード(p.182)で1コマのみ登場、いずれも名前は呼ばれていない。
- それぞれアッコが皆にプレゼントした「『THANK YOU!!』と書かれた紙(アマンダ)」、「ロボットのおもちゃ(コンスタンツェ)」、「お菓子(ヤスミンカ)」を持っている。
左藤圭右『リトルウィッチアカデミア』
左藤圭右によるテレビアニメ版のコミカライズ、全17話で各話にサブタイトル付き。『月刊少年エース』(KADOKAWA)にて2016年12月26日発売の2017年2月号よりスタートした[86]。
内容もオリジナル話が多いがTV版第5話と同タイトルの第6話のように同一エピソードのコミカライズや、TV版第3話のホウキリレーの話の続きとなっている第5話[注釈 15]など、ある程度絡む話もある。
- 単行本書籍情報
- TRIGGER/吉成曜(原作)・左藤圭右(漫画)『リトルウィッチアカデミア』、KADOKAWA〈角川コミックス・エース〉、全3巻。
- 2017年5月26日初版発行[80]、ISBN 978-4-04-105640-0 第1-5話収録
- 2018年1月26日初版発行[80]、 ISBN 978-4-04-106311-8 第7-11話収録
- 2018年10月26日初版発行[80]、 ISBN 978-4-04-107361-2 第12-17話収録
話数 | サブタイトル | 掲載号[87] |
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1 | 目指せ理想の場所へ | 2017年2月号 |
2 | ノットオーフェオーデンフレトール | 2017年3月号 |
3 | 東洋の魔女 | 2017年4月号 |
4 | ホウキ飛行show!! | 2017年5月号 |
5 | パニックマッシュルームパーティ | 2017年6月号 |
6 | ルーナノヴァと白い竜 | 2017年7月号 |
7 | アッコの冒険 | 2017年8月号 |
8 | 紳士の論評 | 2017年10月号 |
9 | ポラリスの泉~秘めたる魔女篇~ | 2017年11月号 |
10 | ポラリスの泉~努力の魔女篇~ | 2017年12月号 |
11 | のーもあかんにんぐ | 2018年1月号 |
12 | 我食べる、故に我あり | 2018年4月号 |
13 | トリックorトリート | 2018年5月号 |
14 | ルーナノヴァに行ってみよう! | 2018年6月号 |
15 | 外の魔女 | 2018年7月号 |
16 | のばされる手 | 2018年9月号 |
17 | 信じる心が私の魔法 | 2018年10月号 |
(第1・2話、第5・6話、第8-10話、第14-17話は連続回[注釈 16]。)
なお、ドイツ語版にはケース入りで栞と描き下ろしポスターが付属した全3巻セット[88][89]や、それと同一のケースが付属した第3巻[90]が存在する。
少年エース版の登場人物
- ロッテの祖母
- 第3話のロッテの回想シーンに登場。精霊に詳しい。ロッテの台詞から今も在命中と思われる。
- ラムザ
- 第5話でスーシィの回想シーンに出てきた魔女の老婆、孤児を拾って育てている。ウルトラジャンプ版とは設定が異なり、マンババラン家が存在せず、スーシィがラムザに拾われた孤児であることをほのめかす描写がある。
- ホウキレース対戦校の生徒たち
- 第15-17話に登場、ホウキレース対抗戦[注釈 17]を申し込んだウッドワードが自分の生徒として連れてきた4人組。
- 名前はリレーの1人目(前髪で目が隠れた子)がフォルン(第3巻P.112)、2人目(小柄な子)がアウル(同巻P.127)、アンカー(シャリオに似ている子)がミラージ(同巻P.158)と実況から名前を呼ばれている。3人目の関西弁で話すそばかすの子は名前を呼ばれず不明。
また、ミラージは一人称が「ボク」で少年にも見える容姿だが、ウッドワードや実況は「彼女ら・彼女たち」と呼んでいる[91]ので全員女性。 - 正体は全員ドライアド達の変装で、レース後木の葉になって消えてしまった。
- ^ 漫画版(ウルトラジャンプ)では出身地が若干異なり「曾祖父がフィリピンのマンバ島出身」で、彼女の自宅はそこから遠いとされている。[24]
- ^ 漫画版(エース)ではルーナノヴァ入学理由について「金づるである政治家とのパイプのため一族に魔法使いが必要だが、今までやっていたばあさんが死んだのでその後釜。」として無理やり入学させられてたという描写があった。[29]
- ^ 漫画版(エース)では常時何か食べている理由について「小さいころ食べてしまった魔獣が今でもお腹の中にいるから」という説明を本人がしており[34]、飢餓状態になると黒い触手を生やした怪物(本体部分はTV版12話の「嘆きのバハロワ」のような姿)に変化し、食物以外に人間も構わず捕食するようになるという描写があった。
- ^ 漫画版でもウルトラジャンプ版から登場しているが、エース版(第1巻18P)のみ髪色が淡い表現になっている。
- ^ 漫画版(エース)では第15-17(最終)話で「よその学校の先生」として登場し、学校同士のホウキレース対抗戦をルーナノヴァに持ちかけてくるが、実際はアッコを試しに来た変装だった。(「よその学校」も存在しない)
- ^ ウルトラジャンプ版のアッコは通信教育で入学直後の時点でも多少は魔法が使えた。
- ^ 第1話と掲載が2年間近く離れている第2話冒頭では、アッコが入学を決意した経緯が回想シーンとして挿入されている。
- ^ P116のコマに描かれているだけでガーリィ・サービィ以外に7人確認可能。
- ^ 厳密にはこれ以外に第3話の最初のページ(P71)左下のコマで発言者は映ってないが、直前の場面の立ち位置からアリスらしい生徒が「図書室では静かに」と言っている。
- ^ 当時は色白顔。
- ^ a b 作者の説明によると、「トリガーさまの「自由にやってください」のお言葉に甘え本当に自由にやらせていただきました!」とのことである。なお、企画当初はメインのオリジナルキャラにもう一人「リリ」という女子キャラがいて、ユートは彼女の思い人キャラだったとのこと。(『月夜の王冠』単行本p.71・194作者コメント)
- ^ p.52でアッコがダイアナと出会った際「名前は知っているが隣のクラスのためどういう人なのか知らない」という描写がある。
- ^ 本作オリジナルの魔法学校、スーシィによると「おとなりの男子校(p.12)」で、p.47で1コマだけ校舎外見が描かれている。ユート以外には上級生2名(カールした髪のと坊ちゃん刈りの男子)がアカデミアコンテストの決勝に残っている。
校章は「十字状に棘が出た〇と先端が尖った×」を組み合わせた太陽のような形状。制服は表紙カバーのユートのイラストでは白と青を基調として、金もしくは黄色の校章がついた青いマント(もしくはマフラー)を着用だが、普段着(p.48で確認可能)は私服でよいらしく図書室で全員バラバラの描写がある。 - ^ なお、ウルトラジャンプ版では教員はアーシュラと第2話の火を起こす初級魔法の授業をしていた老人のみで校長らしいキャラは未登場、エース版はTV同様にホルブルックが校長として登場している。
- ^ 第1巻P155でアッコが「(アマンダは)ホウキレースの時に気になること言ってたけど~」と言っている場面など、明確にTV版第3話前提の会話シーンがある。
これ以外に第11話もパイシーズ先生救出(TV版第7話)の話が冒頭で語られている。 - ^ ただし、第5話と第14話は終盤が次回につながっているだけで本筋はほぼ次回と無関係。
- ^ TV版3話の物とは別。
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