ララァ・スン 搭乗機

ララァ・スン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 02:20 UTC 版)

搭乗機

担当声優

余談

  • 富野は当初白人女性をイメージしていたが、脚本家の「ニュータイプが出てくるとしたらこういう人たちの中から」とする意見を受け、実際の作品のような人種になった[要出典]。『逆襲のシャア』でも、クェス・パラヤはインドでクリスチーナという人物のもとでニュータイプの修行をしていた、という設定がある。ララァのラフデザインは、異様に大きなサイコミュ対応型ヘルメットつきのノーマルスーツを含めて富野自身が描き、私服姿のクリンナップは安彦良和、ノーマルスーツは作画スタッフが描いた[要出典]
  • 安彦はTV版でララァの初登場となる第34話の作画監督をする予定だったが、自身が直接担当するアムロとの出会いの場面などを先行で作業しているときに倒れ、以降はガンダムでの作業を離れ入院することになってしまった[要出典]。そのため、安彦はララァの作画に深く関われず、TV版の彼女に対しては違和感が残ったと放送終了後に語っている[要出典](劇場版のララァは大半が安彦による新規作画である)。
  • 初登場時のエンディング・クレジットの表記は「ララ」。
  • ララァの声を演じた潘恵子は、当時は最低限の設定しか決まっていなかったため、役作りのため独自に彼女の過去の設定を考えたと後年のインタビューで述べている。インドで大家族を背負い、勘がいいことからカジノで当て師として働くが、そこで揉め事が起こった際に偶然居合わせたシャアに助けられ、「一緒に来ないか」と誘われる。彼女が「家族の面倒を見ないといけないから行けない」と答えると、シャアは家族を含めすべての面倒を見ると約束してくれたため、感謝して付いて行く決心をする、というものである。これらは後年の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』におけるララァの過去の設定と酷似しており、作者の安彦と一度も話したことのない潘は驚いたという[5]
  • ララァは死後もシャアの前に思念体として現れる様子で、『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』では、若いハマーン・カーンの能力が誰かに利用される恐れがあることを忠告し、『機動戦士Ζガンダム デイアフタートゥモロー ―カイ・シデンのレポートより―』では、ブレックス・フォーラ暗殺に巻き込まれ孤児となったシンタとクムを引き取るよう促している。
  • ララァとアムロが出会う場面で、傷ついた白鳥を見たララァが「美しいものが嫌いな人がいて?」とアムロに問いかけるセリフがある。これ以降、白鳥はララァを想起させる存在として度々ガンダムシリーズの中に登場する。その一つとして、『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』の後日談に当たる「ラスト・リゾート」の中で、白鳥を見たミケルが「美しいもの…嫌いだなぁ」という趣旨の台詞をつぶやく場面がある。
  • 機動戦士ガンダム』の公式パロディアニメ『ガンダムさん』では、潘恵子の娘である潘めぐみが担当となり、親子二世代で同じキャラクターを演じている他、潘恵子もナレーションの1人で出演し、親子共演作ともなっている。
  • 2018年3月2日~4月20日に投票、5月5日にNHK BSプレミアムで発表された「全ガンダム大投票 40th」において、キャラクター部門の総合ランキングで80位であった[6]
  • 双葉社が運営する漫画サイト「ふたまん」が30代から40代の男性200名に実施したアンケート調査、歴代ガンダムシリーズに登場するヒロインキャラの中で「一番好きなガンダムヒロイン」で、ララァは5位であった[7]

脚注


注釈

  1. ^ ファースト・ネームの英文表記はサウンドトラック機動戦士ガンダムIII アムロよ…』の販促用ポスター[1]、ラスト・ネームは劇場版『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』のグループ鑑賞券が初出[2]

出典

  1. ^ ロマンアルバム 1980, p. 170.
  2. ^ ロマンアルバム劇場版III 1982, p. 184.
  3. ^ ロマンアルバム 1980, p. 107.
  4. ^ 「Q.5月12日は母の日!シャアの母になれそうなキャラクターは?」はララァ・スンが1位!【5/6~5/12】”. GUNDAM.INFO (2019年5月12日). 2020年7月12日閲覧。
  5. ^ 『別冊GoodsPress 『機動戦士ガンダム』全43話の裏側』徳間書店、2011年3月、84頁。
  6. ^ NHK 発表! 全ガンダム大投票 40th”. 2019年2月15日閲覧。
  7. ^ ファーストガンダムの2大ヒロインに割って入ったのは?「ガンダムシリーズの好きなヒロイン」ランキング 1ページ” (2020年7月25日). 2020年7月25日閲覧。


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