ミックスパイください
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 22:41 UTC 版)
出演者
小堀は地方局の一アナウンサーではあるが、ラジオ番組を担当していた当時から培ってきた芸能界(特に音楽界)の人脈が広く、特にTHE ALFEE、小室等、南こうせつ[10]などのフォーク・ニューミュージック系のアーティストたちとの親交は深い。
小堀は報道記者経験があったため、番組の生放送中に入ってきた緊急ニュースに対してもしっかりと対応していた。いじめによる若者の自殺が社会問題になった時期には司会につボイノリオを加え、放送時間の1時間全てを討論会にしたりと、上記のコンセプトのように硬軟両方を兼ね備えた番組作りだった。
その他のレギュラー陣には、前期は全国区で活躍する女性タレントや東海3県では馴染みの深いローカルタレントを多く起用していた。しかし、後期に入ると雨上がり決死隊やペナルティ、海原やすよ・ともこやDonDokoDonといった吉本興業所属のお笑い芸人たちを多く起用するようになり、次第に番組は吉本色・関西色が強くなっていった。
司会
- 小堀勝啓(当時CBCアナウンサー) - 前番組『小堀勝啓の時代塾』のキャスターを務めた後、本番組の総合司会に抜擢。以来、1999年に番組が終了するまでの丸9年間メインを務めた。
アシスタント
『小堀勝啓の時代塾』と『SHINSEN通信』を統合する形でスタートした番組であるため、放送開始当初は月曜から金曜まで全て小堀と平野裕加里が司会を担当していた。それから半年後の1990年10月に河野夏紀(当時CBCアナウンサー)、翌1991年4月からは初の外部タレントとして伊藤智恵理がアシスタント陣に加わり、彼女たちを曜日ごとに交替出演させる方式へ移行。さらに平野が中継コーナー担当を兼務するようになってからは、様々なタレントたちをアシスタントに迎え、曜日ごとに交替出演させる方式へと移行した。ごく稀に、アシスタントがロケコーナーを担当することもあった。河野・中橋は担当当時CBCアナウンサー。
レギュラーロケコーナー担当
以下は、番組の序盤に行われていたレギュラーロケコーナーの担当者である。出演期間途中に担当曜日が変わる者も多かった。
- 戸井康成(月曜・水曜) - 「噂のトライアングル」や「悲惨です大賞」などを担当。戸井単独のロケコーナー以外では渡辺美香と組むことが多かった。
- 雨上がり決死隊(月曜) - 土曜深夜に放送されていた姉妹番組『ミックスパイ+』の総合司会も兼任していた。
- 秋山おさむ(月曜)
- 稲積ますみ(月曜)
- 吉野里亜(火曜) - レギュラーロケコーナー担当時代、グルメコーナーの「おっかけくいしんぼ」を担当していた。
- 林佳奈子(火曜) - 「佳奈子の満点厨房」を担当。
- 山田麻琴(火曜) - 「味処 山田屋本店」を担当。
- 海原やすよ・ともこ(火曜)
- 柳川薫(水曜) - 「さきっぽ通信」や「柳川薫 女のみち」などを担当。
- 藤田陽子(木曜) - 「ハエ取り棒」や「源流シリーズ」などを担当。
- ペナルティ(木曜)
- 森淑江(木曜)
- 宮本忠博(金曜) - 後述の大石邦彦と組むことが多かった。
- 原元美紀(金曜)
- MORI MOMO(金曜) - レギュラーロケコーナー担当になってからは、藪下とともに「実験隊」を担当していた。
- 藪下貴子(金曜) - MORI MOMOとともに「実験隊」を担当。
- DonDokoDon(金曜)
- 山田花子
- 塚田真美
特集コーナー担当
以下は、番組の中盤ないしは終盤に行われていた特集コーナー(単発ロケコーナー)の担当者である。
- 鉄崎幹人(火曜) - 土曜深夜に放送されていた姉妹番組『濃縮版!ミックスパイあげます』の総合司会も兼任していた。
- チャッピー(火曜) - 鉄崎とのコンビで出演。
- 小原節子(火曜) - 鉄崎とのコンビで出演。
- 吉野里亜(水曜) - 特集コーナー担当になってからは、下記の藤谷・小野・風間らとともに「4人娘」というカルテットを組んで出演していた。
- 藤谷洋子(水曜)
- 小野ユキ(水曜)
- 風間みどり(水曜)
- 畠山幸子 - 鉄崎とのコンビで出演。
- 花井草苗 - 鉄崎とのコンビで出演。
中継コーナー担当
以下は、番組の中盤ないしは終盤に行われていた中継コーナーの担当者である。
- 古木淑恵(毎日) - 放送初期の出演者で、18:30から放送される『CBCニュースワイド』の内容をCBCニュースセンターからの中継で伝えていた。他の曜日や古木の後継の女性キャスターも同コーナーを担当していた。
- 平野裕加里 - アシスタントと兼務で中継コーナー担当になってからは、「TASOGAREのイントロ娘」や「ゆかり&ボビーのSuper Lucky Receipt」などを担当していた。途中でCBCを退社しフリーアナウンサーに転身後も終了まで出演を続けた。
- 河野夏紀 - アシスタントと兼務で「Nakkyの勘勘天国」を担当してい
- MORI MOMO - 中継コーナー担当時代、「MORI MOMOのオレたち!極楽ブラザーズ」を担当していた。
- 戸井康成 - 羽田惠理香が火曜のアシスタントを務めていた頃、「決定!!高校生雑学王」のコーナーを担当していた。
- 原元美紀 - 同じく羽田惠理香が火曜のアシスタントを務めていた頃、戸井とともに「決定!!高校生雑学王」を担当していた。
- 重盛啓之 - 放送初期の出演者で、「夕陽のバーゲン野郎」を担当していた。カウボーイ姿で、同コーナー冒頭では毎回被っている帽子を投げ飛ばしていた。『CBCニュースワイド』のキャスター就任に伴い降板。コーナー最終回では、彼がどこかへ旅立つシーンで締めくくられた。
- 高田寛之 - 1994年3月からの出演者で、「夕陽のバーゲン野郎」の後継コーナー「それいけ!バーゲンくん」を担当していた。同コーナー出演時にはシルクハットを被り、赤いスーツを着ていた。
- 大石邦彦 - 「それいけ!バーゲンくん」の後継コーナー「赤札小僧参上!」を担当。同コーナー出演時には赤い半被を着ていた。このコーナー以降、現在の『チャント!』に至るまで同局の夕方の番組に途切れなく出演し続けている[注釈 3]。
- 角田美保 - 「Doki Doki 宝島」を担当。
- ボビー宇野 - 平野裕加里とともに「ゆかり&ボビーのスーパーラッキーレシート」を担当。
- 陣内智則 - 「スーパーラッキーレシート」が終了した後に平野裕加里とコンビを組み、同様のコーナーを担当していた。
- COWCOW - ナディアパークからの中継コーナーを担当。
- 雨上がり決死隊 - 当初は主に収録ロケコーナーを担当していたが、放送末期では中継コーナーも担当していた。
気象情報コーナー担当
以下は、エンディング前のパートで毎回行われていた気象情報コーナーの担当者である。初代担当者の今泉圭子[注釈 4]と最終担当者の多森成子を除き、全て一般からの応募者の中から選ばれていた。また、番組内でもお天気お姉さん募集の告知が行われていた。前任の近藤がいわゆるできちゃった結婚で突然番組を引退することになり、再度一般からの応募者を募る余裕が無かったため、急遽プロのナレーターの卵である多森に決まったという。気象情報コーナーは原則、当日の中継コーナー(後述)と同じ場所から伝えていた。
- 今泉佳子 - 1990年10月から1993年3月まで(初期半年の担当者は不明)の初代担当者。愛称「ケティー」。
- 川合久美子 - 1993年3月から1994年9月までの2代目担当者。愛称「久美ちゃん」。
- 梅村ゆかり - 1994年10月から1996年9月までの3代目担当者。愛称「梅ちゃん」。
- 近藤麻紀 - 1996年9月から1998年3月までの4代目担当者。愛称「麻紀ちゃん」。
- 多森成子 - 1998年3月から番組終了までの5代目担当者。愛称「たもちゃん」。後に気象予報士として活動するようになる。なお、この番組に出演していた当時はまだ、歴代の担当者たちと同様に、気象予報士の資格は有していなかった。
- ほか
その他の主な出演者
- ローリー・ファイン - 放送初期の出演者で、「ローリーのカウチポテトENGLISH」を担当していた。
マスコットキャラクター
- パイ坊や - この番組のマスコットキャラクターで、パイ生地のような大きな円盤状の頭を持つ。番組のオープニングCGに登場していたほか、中継コーナーではこのキャラクターの着ぐるみが東海3県各地の町に繰り出していた。
注釈
- ^ 下記外部リンク「あの日あの時CBC!!プレイバックCBC」でのジャンル分けに基づく。
- ^ 1991年10月に開始された『どさんこワイド』(札幌テレビ)が一時、公式に日本初の夕方ローカルワイド番組であることを標榜していたため、現在でも『どさんこワイド』を夕方ローカルワイド番組の嚆矢であると表現している外部の資料も見られるが[1][2]、本番組は『どさんこワイド』に1年半ほど先行して開始されている。ただし本番組はバラエティ番組であるため、ニュースの拡大としての情報番組という意味では、バラエティ要素もあるとはいえ、どさんこワイドが初といえる。
- ^ 本番組と『ユーガッタ!CBC』はコーナーリポーター、『イッポウ』はメインキャスター、『チャント!』はメインキャスター→アンカーマン。なお、本番組から『チャント!』放送期間中の2023年6月まではアナウンサー、同年7月以後は報道局論説委員として出演。
- ^ 番組開始前、CBCが携わっていた世界デザイン博覧会のイベントFM局「FM DEPO」でパーソナリティの経験があった。
出典
- ^ “BIOGRAPHY”. 大黒摩季オフィシャルファンクラブ「M'DRIVE」 PROFILE. 2010年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年12月21日閲覧。 “夕方ワイドのパイオニア的存在の番組である「どさんこワイド180」”
- ^ “星澤 幸子”. 食と農の応援団. 2014年12月21日閲覧。 “日本初の夕方ワイド番組「どさんこワイド」”
- ^ 『中日新聞縮刷版』中日新聞社、1989年10月2日付32面の番組解説より。
- ^ 『中日新聞縮刷版』中日新聞社、1990年4月27日付33面の「週間テレビガイド TV人間天気図」より。
- ^ a b c 『中部日本放送50年のあゆみ』中部日本放送、2000年12月15日、358頁。
- ^ 小堀勝啓『小堀勝啓のパラダイスcafe』名古屋流行発信、1988年、214 - 217頁。
- ^ “**「もののけ姫」キャンペーン・伴田(ともだ)さんレポート**”. スタジオジブリ. 2015年4月10日閲覧。
- ^ 小堀勝啓『PARADISE Café/1997‐2001』名古屋流行発信、2001年11月16日、127頁。
- ^ “あの日、あの時CBC!~プレイバックCBC~”. WHAT'S CBC. 2008年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月7日閲覧。
- ^ “2月18日の『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』です”. 小堀勝啓 (2024年2月15日). 2024年2月29日閲覧。
固有名詞の分類
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