プルマン (ワシントン州)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 07:40 UTC 版)
スポーツ
ワシントン州立大学は前述のアップル・カップをはじめとしたフットボールの試合やバスケットボールの試合など様々なスポーツイベントを開催している。また、同大学はビーズリー演技芸術コロシアム(Beasley Performing Arts Coliseum)や美術館も有しており、プルマンの文化の中心としての役割を担っている。
文化
ワシントン州立大学のほかの文化施設・イベントとしては、プルマン・シビック・シアター(Pullman Civic Theatre)やワシントン・アイダホ・シンフォニー(Washington-Idaho Symphony)の公演が挙げられる。アイダホ・ワシントン・コンサート・コレール(Idaho Washington Concert Chorale)もプルマンでときどき公演を行なう。モスコーにあるアイダホ大学のキャンパスでは、ライオネル・ハンプトン・ジャズ祭(Lionel Hampton Jazz Festival)が行なわれる。
プルマンでは全米の多くの都市同様、7月4日には独立記念日を盛大に祝う。また、毎年収穫期になると、市内でナショナル・レンティル・フェスティバル(National Lentil Festival)というレンズ豆の収穫祭が行なわれる。
交通
プルマンの玄関口となる空港は市の東約3キロメートルに位置するプルマン・モスコー地域空港(Pullman-Moscow Regional Airport)である。この空港はアイダホ州モスコーの玄関口ともなっている。同空港とシアトル・タコマ国際空港との間に1日4便、ホライズン航空の便がある。また、プルマン・モスコー地域空港よりも規模の大きいスポケーン国際空港も利用可能な距離に立地している。プルマンと同空港との間には空港シャトルが走っている。
プルマンにはスポケーンからの中距離バスの便もある。地域の路線バスは市民やワシントン州立大学の学生に広く利用されている。
人口動勢
プルマンの人口動勢はワシントン州立大学の影響を大きく受けている。そのため、18-24歳の年齢層が人口の約半数を占め、年齢の中央値も若い。また、無収入の学生は統計データ上では「貧困線以下」として扱われるため、プルマンの貧困率は人口の37.5%という極めて高い値を示しているが、スラム街とは異なり、実際に貧困層が多いわけではない。
統計データ
以下は2000年の国勢調査における人口統計データである。
基礎データ
- 人口: 24,675人
- 世帯数: 8,828世帯
- 家族数: 3,601家族
- 人口密度: 1,058.6人/km²(2,740.8人/mi²)
- 住居数: 9,398軒
- 住居密度: 403.2軒/km²(1,043.9軒/mi²)
人種別人口構成
- 白人: 83.10%
- アフリカン・アメリカン: 2.40%
- ネイティブ・アメリカン: 0.67%
- アジア人: 8.48%
- 太平洋諸島系: 0.38%
- その他の人種: 1.58%
- 混血: 3.40%
- ヒスパニック・ラテン系: 3.86%
年齢別人口構成
- 18歳未満: 13.1%
- 18-24歳: 49.4%
- 25-44歳: 22.8%
- 45-64歳: 10.3%
- 65歳以上: 4.5%
- 年齢の中央値: 22歳
- 性比(女性100人あたり男性の人口)
- 総人口: 104.6
- 18歳以上: 104.7
世帯と家族(対世帯数)
- 18歳未満の子供がいる: 20.0%
- 結婚・同居している夫婦: 33.0%
- 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 5.8%
- 非家族世帯: 59.2%
- 単身世帯: 31.1%
- 65歳以上の老人1人暮らし: 3.7%
- 平均構成人数
- 世帯: 2.23人
- 家族: 2.87人
収入と家計
- 収入の中央値
- 世帯: 20,652米ドル
- 家族: 46,165米ドル
- 性別
- 男性: 36,743米ドル
- 女性: 29,192米ドル
- 人口1人あたり収入: 13,448米ドル
- 貧困線以下
- 対人口: 37.5%
- 対家族数: 15.3%
- 18歳未満: 20.0%
- 65歳以上: 3.6%
- ^ “Quickfacts.census.gov”. 2024年5月5日閲覧。
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