フォンデュラク (ウィスコンシン州) 教育

フォンデュラク (ウィスコンシン州)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/02 08:11 UTC 版)

教育

市内にはマリアン大学とウィスコンシン大学フォンデュラクキャンパス、それにモレーンパーク技術大学の3大学がある。マリアン大学はカトリック系の4年制私立大学で、ほかの2校は2年制である。

フォンデュラク学区に置かれている公立校は下記の通り。

  • フォンデュラク高校
  • ウッドワース中学校
  • サビシュ中学校
  • サイセン中学校
  • チェグウィン小学校
  • エバンズ小学校
  • レイクショア小学校
  • パークサイド小学校
  • ピア小学校
  • リバーサイド小学校
  • ロバーツ小学校
  • ローズナウ小学校
  • ウォーターズ小学校[10]

私立校にはルーテル派高校のウィネベーゴ・ルーテル学院[11]、カトリック系のセントメアリーズ・スプリングス高校[12]幼小中高一貫校のフォンデュラク・クリスチャン・スクール[13]、同じく幼小中高一貫のトリニティ・バプテスト・スクール[14]がある。

セントメアリーズ・スプリングス学院は「フォンデュラク地域カトリック教育システム」 (FACES) の名のもとに小中学校も運営している[15]。加えてルーテル派の私立校が4校ある[16][17][18][19]

メディア

新聞

  • 「ザ・リポーター」 - ギャネット・カンパニー社傘下の日刊紙
  • 「アクション・アドバータイザー」 - 同社傘下のフリーペーパー。水曜と日曜の週二回発行

宗教

市民の3分の1がカトリック教徒で[20]、郊外を含む一帯には7軒のカトリック教会がある。2007年3月19日の月曜に、聖ルイス教会で火災が発生、火は一晩中燃え上がり、南の尖塔と屋根が焼け落ちた[21]。出火原因はついに特定できず、会堂は取り壊された。その後、地元のカトリック・コミュニティは聖メアリー、聖ジョゼフ、聖心、聖ルイス、聖パトリック、それに聖ピーターの各教会を併せて、聖家族カトリック教会を建てた。聖パトリック、聖ジョゼフ、聖ルイスの3軒は閉鎖され礼拝所が新設されたが、聖心、聖メアリー、聖ピーターは残存した。

アグネス保健医療センター

聖アグネス修道女会は市内に「母の家」を置くほか、アグネス保健医療センターと聖アグネス病院を運営している。

聖公会も聖ポールズ大聖堂を主座とするフォンデュラク教区を置いている。

フォンデュラクに初めてユダヤ人が来たのは、19世紀末のことだった。市内唯一のシナゴーグであるベス・イスラエル寺院は1914年の創建である[22]

文化

フォンデュラク郡の郡庁所在地である市では毎年7月末になるとフォンデュラク郡フェアが開かれる。6月の第二土・日曜はウォールアイ・ウィークエンドと呼ばれ、ウィネベーゴ湖畔のレイクサイド公園でフリー・ファミリー・ファン・フェスティバル (Free Family Fun Festival) が開かれたりマーキュリー・マリーン全国ウォールアイ釣り大会が行われる。秋には9月にフォンデュ・フェストが開かれるが、これは2007年9月にレストランのザ・メルティング・ポットとブレナー・タンクが世界最大のフォンデュ鍋をつくり、ギネス・ワールド・レコーズに認定されたことが発端であった。以後毎年開かれている。

アプトン・シンクレアの小説『石油!』(2007年にゼア・ウィル・ビー・ブラッドで映画化)に登場するバーン・ロスコーは、アイルランド系の石油王でフォンデュラク市民でもあったエドワード・L・ドヘニーがおおよそのモデルである[要出典]

ポピュラーソングにもフォンデュラクの名が登場する曲は多い。最も有名なのはジョニー・キャッシュが歌いヒットした“I've Been Everywhere”だが、ほかにもチーズヘッズ・ウィズ・アティチュードの“(I'm A) Cheesehead Baby”やアイク・ライリーの“7 Come 11”がある。

モーリーン・デイリーが1942年に発表した小説“Seventeenth Summer”は当地を舞台にしている。リンダ・ジェーン・ニードフェルトは“Red as in Russia and Measles and Love”[23](1992年)と“Green as in Springtime, a New Life, and God's Will”[24](1994年)のシリーズ小説で、ロシアから宗教的迫害を逃れて1927年にフォンデュラクに移民したルーテル教会の一家の新生活を描いた。


  1. ^ Quickfacts.census.gov”. 2023年12月2日閲覧。
  2. ^ Dictionary of Wisconsin History”. Wisconsin Historical Society. 2008年10月20日閲覧。
  3. ^ Clorissa Swingen (Spring 1988). “Fond du Lac: Links to our Past”. 2007年3月20日閲覧。
  4. ^ "Fond du Lac Named Nation's Safest Metropolitan Area in 2006", Retrieved June 29, 2007.
  5. ^ [1]
  6. ^ METROPOLITAN STATISTICAL AREAS AND COMPONENTS, Office of Management and Budget, 2007-05-11. Accessed 2008-08-01.
  7. ^ MICROPOLITAN STATISTICAL AREAS AND COMPONENTS, Office of Management and Budget, 2007-05-11. Accessed 2008-08-01.
  8. ^ COMBINED STATISTICAL AREAS AND COMPONENT CORE BASED STATISTICAL AREAS, Office of Management and Budget, 2007-05-11. Accessed 2008-08-01.
  9. ^ a b American FactFinder, United States Census Bureau, http://factfinder.census.gov 2008年1月31日閲覧。 
  10. ^ http://www.fonddulac.k12.wi.us/
  11. ^ アーカイブされたコピー”. 2013年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
  12. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
  13. ^ http://www.fonddulacchristianschool.com/
  14. ^ http://www.tbschool.org/
  15. ^ アーカイブされたコピー”. 2011年7月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
  16. ^ アーカイブされたコピー”. 2015年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
  17. ^ アーカイブされたコピー”. 2008年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年2月8日閲覧。
  18. ^ http://www.redeemerfdl.org/
  19. ^ http://www.stpetersfdl.net/
  20. ^ Fond du Lac, Wisconsin Religion Data
  21. ^ JamesDlugosinski.com: St. Louis Church Fire, Fond du Lac, WI
  22. ^ The Sadoff Family of Fond du Lac Archived 2010年8月13日, at the Wayback Machine.
  23. ^ https://books.google.com/books/about/Red_as_in_Russia_and_measles_and_love.html?id=z5oXSwAACAAJ
  24. ^ https://books.google.com/books/about/Green_as_in_springtime_a_new_life_and_Go.html?id=5eHkSgAACAAJ
  25. ^ Juzwiak, Rich (2011年6月13日). “QVC's Jeanne Bice Dead at 71”. TV Guide. http://www.tvguide.com/News/Jeanne-Bice-Dead-Quacker-1034190.aspx 2011年6月27日閲覧。 





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