ファイナルファンタジーX-2 登場キャラクター

ファイナルファンタジーX-2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 10:45 UTC 版)

登場キャラクター

カモメ団(Gullwings)

ユウナ(Yuna)
- 青木麻由子(日本版)、ヘディ・バーレス(インターナショナル版)
- 青木麻由子
本作の主人公で、前作のヒロイン[7]。19歳。普段装備しているドレスフィアは「ガンナー」で武器は二丁拳銃の「タイニービー」。『シン』を倒し、大召喚士となってからはビサイド島にこもりきりだったが、キミ(ティーダ)に似ている青年が映っているスフィアの映像の真実を追って「カモメ団」に入る。ユ・リ・パの中では最年長。『FFX』ではおしとやかな召喚士だったが、現在はその身分を隠す目的もあって快活な性格を装っている。2年前に「永遠のナギ節」を実現した大召喚士として、スピラではその名を知らぬ者はいないほどの有名人となっている。そのためか、「カモメ団」の世間的リーダーになってしまっている。
髪型や言動はティーダからの影響。服装もティーダとジェクトに影響されたと思われるようなものだが、召喚士時代を思わせるアクセサリーも見られる。戦士のドレスフィア装備時に至っては剣の構え方やモーションが完全にティーダと同じ。ティーダのことは今でもずっと想い続けている。
なお本作では前作で召喚獣がシンと共に異界へ行ってしまったため召喚士ではない。
リュック(Rikku)
声 - 松本まりか(日本版)、タラ・ストロング(インターナショナル版)
演 - 松田夏穂
前作『FFX』のパーティメンバーの1人。ユウナのいとこであるアルベド族の少女で17歳。普段装備しているドレスフィアは「シーフ」で武器はダガーを逆手に持ち二刀流で戦う。誰もが認める、カモメ団のニギヤカ担当かつムードメーカー。ティーダに似ている青年が映っているスフィアを発見し、ユウナをカモメ団に誘った。前作では雷嫌いだったが、雷平原での一週間のキャンプで克服した。感情的なアニキを冷静にあしらっているが、兄弟仲は悪くは無い様子。
パイン(Paine)
声 - 豊口めぐみ(日本版)、グウェンドリン・ヨー(インターナショナル版)
演 - 吉田羊右子
クールな女剣士で18歳。普段装備しているドレスフィアは「剣士」で武器は髑髏のレリーフのある大剣を装備。銀色に近い灰色の髪に赤い瞳を持つ。スフィアハンター本来の仕事に忠実。クールかつ強気な皮肉屋で、過去を聞かれることを嫌う。「シメる」「ひんむく」が口癖。その一方で意外にノリが良かったり、「尊敬ポイント」で他人を採点しているなどユニークな一面もあるが、ユウナ達のことは仲間として尊敬している。かつては2年前に寺院が密かに訓練させていた『シン』討伐隊「アカギ隊」の候補生の記録員であり、彼女が記録していた当時の候補者であるヌージ、バラライ、ギップルとは旧知の仲である。彼らとは意気投合していたが、2年前のとある出来事がきっかけでバラバラになってしまい、再会が叶った今も、その時のわだかまりと過去に触れられたくないという想いから、冷淡な態度を取っている。
キングダム ハーツII』ではユウナ、リュックと共に登場(ちなみにユウナ、リュックは『FFX』で登場したにもかかわらず登場作品は『FFX-2』のみになっている)。
アニキ(Brother)
声 - 山口隆行(日本版)、デヴィッド・ラズナー(インターナショナル版)
演 - 森田成一
リュックの兄でカモメ団団長。本名は不明で、家族にも「アニキ」と呼ばれているらしい。『FFX』では標準語を話す事は出来なかったが、本作ではユウナと話したいがために標準語を練習して話せるようになった。しかし興奮するとアルベド語になってしまう。ユウナが好きでしょうがない。「カモメ団のリーダー」なのだが、世間からはユウナがリーダーだと勘違いされていて、事実、物語とカモメ団に深く関わる選択肢は全てユウナに任されている。
移動用の飛空艇も彼が操縦しているらしいのだが、自動操縦でも十分に作動するため、リュックに「アニキがいなくても何も問題ない」と言われる始末。カモメ団の中では1番幸運に恵まれていない人物。
ちなみに、インターナショナル版でのとあるクリーチャーの魔物人生の中に、なんと名前:アニキという記述がある。
ダチ(Buddy)
声 - 多比良健(日本版)、オギー・バンクス(インターナショナル版)
アニキの幼なじみ。本名は彼らの間でも謎。情報解析担当でカモメ団のナンバー2にあたる存在。一見しっかり者のようだが大雑把で面倒なことを嫌い、トラブルからは逃れたいと思っている。『FFX』でも飛空艇に乗っていたが、そのことは『FFX』では明かされていない。
シンラ(Shinra)
声 - 渡辺明乃(日本版)、パメラ・アドロン(インターナショナル版)
常にガスマスクのようなアルベド族の民族衣装に身を包む天才少年。カモメ団ではスフィアの解析担当。通信スフィアなどを発明した。語尾は“〜だし”。分からない事を聞かれるなど都合が悪くなると「僕まだ子供だし」と言って逃げる。『FINAL FANTASY X-2 ULTIMANIA Ω』の開発者インタビューでは、「後に『星の研究』をするためカモメ団を脱退した後、異界の奥より画期的なエネルギー源である『魔晄エネルギー』を発見し、『ファイナルファンタジーVII』に登場する神羅カンパニーの始祖となった」という裏設定が存在することを明かしている。インターナショナル版では、追加要素であるクリーチャークリエイトのある一連イベントをこなす事で、シンラ君がモンスター「最強シンラ君」に変身し、魔物の王となるべくコロシアムに参戦、ユウナ達の敵として立ちはだかることになる。最強シンラ君カップで「最強シンラ君」を倒すと任意で仲間にすることができる。
マスター(Barkeep)
声 - 諏訪部順一(日本版)、ジョン・ディマジオ(インターナショナル版)
飛空艇内にあるバーのマスターを務めるハイペロ族。本名は不明。時々アニキの愚痴を聞いたりしている。ある条件を満たせば「ダーリン」という恋人が登場し、熱愛っぷりをアニキに見せつける。
マスター以外のハイペロ族の声も日本版では諏訪部が担当。

青年同盟(Youth League)

ヌージ(Nooj)
声 - 神奈延年(日本版)、ジョージ・ニューバーン(インターナショナル版)
演 - 石井淳
青年同盟盟主で、「死にたがり」の二つ名を持つ。21歳。今は片方の手足が義手、義足になっている。元・アカギ隊の候補生で、同じグループであったバラライ、ギップルと、自分達の記録員であったパインとは旧知の仲である。
2年前にアカギ隊が全滅してしまった最後の演習で彼等と共に生き残り、寺院から逃亡する。しかし彼は最終演習の時に訪れた「封印の洞窟」でシューインに憑依されており、仲間達と共に再会を誓って別れた直後にバラライとギップルを背後から銃で撃ち、更にそれを目撃したパインまで撃ってしまった。その後2年間、彼はシューインに憑依されたままであったが、シューインがバラライに乗り移った時に解放された。
戦闘能力は義手義足となった今でも高く、戦闘時は普段持った杖をつかずに、マキナ製の義手義足と拳銃を駆使して戦う。
ルチル(Lucil)
声 - 大原さやか(日本版)、キャンディ・ミロ(インターナショナル版)
青年同盟中隊長。青年同盟でナンバー2の地位。部下からの信頼は厚い。経営手腕がないヌージに代わり組織の運営全体を取り仕切っている。
エルマ(Elma)
声 - 桃森すもも(日本版)、ジュリア・デミタ(インターナショナル版)
青年同盟の部隊長。ルチルを誰よりも尊敬している。
クラスコ(Clasko)
声 - 山口隆行(日本版)、マット・K・ミラー(インターナショナル版)
青年同盟に所属するも未だに自分の居場所を求めている気弱な青年。チョコボが大好き。
ヤイバル(Yaibal)
声 - 中井将貴(日本版)、スコット・メンヴィル(インターナショナル版)
青年同盟で小隊長を勤める。早とちりしやすい性格。
マローダ(Maroda)
声 - 中井将貴(日本版)、ロビー・リスト(インターナショナル版)
青年同盟に所属する諜報員。イサールの弟であり、かつて彼のガードをしていた。
ベクレム(Beclem)
声 - 咲野俊介(日本版)、アダム・ポール(インターナショナル版)
ビサイドへ派遣され、ビサイド・オーラカのメンバー達をしごく仮面の男。厳格な人物で、優柔不断気味なワッカに対しては特に辛辣に当たる。
ドナ(Dona)
声 - 葛城七穂(日本版)、キャンディ・ミロ(インターナショナル版)
かつてのユウナのライバル。現在はキーリカ住民の内、青年同盟側のリーダー。新エボン党である元ガードのバルテロとはすれ違いの日々が続いているが、内心では彼のことを心配している。なお今でも召喚士である。

新エボン党(New Yevon Party)

バラライ(Baralai)
声 - 蘇武健治(日本版)、ジョシュア・ゴメス(インターナショナル版)
演 - 菊間明彦
新エボン党の現議長。20歳。出身はベベル。穏やかな物腰とは裏腹に文武両道。元・アカギ隊の候補生で、パイン、ヌージ、ギップルとはその当時の仲。
最終演習の時に「封印の洞窟」にてシューインの憎しみに触れたことで、スピラを滅ぼしかねない兵器「ヴェグナガン」の存在をヌージ、ギップルと共に知り、寺院から逃亡した後は幻で見た「ヴェグナガン」について調べる事と、4人で再会する約束をして別れるが、その直後にギップルと共に背後からヌージに撃たれる。そのことが原因でヌージに対して不信感を抱くようになり、ベベルの寺院の地下に眠る「ヴェグナガン」について独自に調査していた。アカギ隊全滅の後、追っ手から逃げていたが、当時シーモアがキノックと権力争いをしていたことから、「敵の敵は味方」の発想でグアドサラムに赴き、シーモアの食客となっていた。
戦闘能力も高く、武器は両端にチャクラムのような刃が付いたロッド。
バルテロ(Barthello)
声 - 石丸純(日本版)、ジョン・ディマジオ(インターナショナル版)
かつてのドナの恋人でありガードをしていた男。現在は思想の対立からすれ違いの日々を送るが、生涯彼女のガードであり続けたいと思っている。
トレマ(Trema)
声 - 陶山章央(日本版)、 デヴィッド・ラズナー(インターナショナル版)
初代新エボン党党首。真実運動を提唱するが、それで集めたスフィアを持って姿をくらます。特定の条件を満たすと戦うことが出来る。正体は幻光虫と魔物を自在に操る能力を持つ死人で、『FFX』ではナギ平原で訓練場を経営しており、この時の通常とは比にならない程の強靭な魔物を作り出していたのも、前述の能力によるもの。
新エボン党2代目党首
本作開始の1年前、失踪したトレマに代わり、新エボン党の党首に収まった人物。原理主義者ではあったが、求道者に相応しいストイックさと、若い世代の未来を案ずる心を持ち合わせていた初代とは対照的な俗物で、息子を議長に据え、党内に独裁体制を敷こうとしていた。あまつさえ、世界を滅ぼすほどの力を持ったヴェグナガンに手を出そうとしていたため、バラライにクーデターを起こされ、寺院から放逐された。実はかつてのユウナの婚約者であったシーモアの死を良いことに、息子をその後釜に据えようと画策していたが、前述の放逐に伴い、事実上の破談となった。

その他の人々

ギップル(Gippal)
声 - 鈴村健一(日本版)、リック・ゴメス(インターナショナル版)
演 - 森田成一
マキナ派リーダーであるアルベド族の青年。18歳。元・アカギ隊の候補生で、パイン、ヌージ、バラライとは旧知の仲であり、彼曰く「複雑な四角関係」。最終演習の時に「封印の洞窟」にてシューインの憎しみに捕らわれ、ヌージとバラライと武器を向け合ったが、パインの叫びによって我に返った。その後4人で何とか生き残って洞窟から脱出したが、アカギ隊の実態を知ったことへの口封じのために指揮官達に撃たれそうになり、逃亡。4人でいつか再会することを約束して別れたが、その直後にヌージに撃たれてしまう。現在はジョゼ寺院を拠点に活動している。
戦闘能力も高く、武器はエレキギターのような形状の、様々な武器を内蔵したマキナを使いこなす。
シド(Cid)
声 - 坂口候一(日本版)、マイケル・マクシェーン(インターナショナル版)
アルベド族族長。リュックとアニキの父親で、ユウナの伯父でもある。ホーム再建のためザナルカンドで観光業を始める。しかしその行動がユウナとリュックの反感を買ってしまう。
イベントを進めるとやがて雷平原にて新たな洞窟を発見、奥地にてユウナ達に保護され飛空艇に乗る。
ルブラン(Leblanc)
声 - 安原聡美(日本版)、マササ・モヨ(インターナショナル版)
スフィアハンターの一派“ルブラン一味”の首領で、オープニングで歌っていた偽ユウナの正体。部下からは「ルブラン様」や「お嬢」と呼ばれており、部下からの信頼は厚い。ヌージに惚れ込んでおり、彼のためにスフィアハントをしている。彼女曰く「たまに見せる笑顔がたまらない」とか。カモメ団とはスフィアを巡って何度も対立していたが、後に仲間として共闘することになる。戦闘能力も中々で、ハリセンのような大きな鉄扇を武器に衝撃波を放って戦う。ウノー、サノーとの合同技「アディオスハリケーン」は強力。
ウノー(Ormi)
声 - 古島清孝
ルブランの部下。ずんぐりした巨体に大きな円盾を背負った、を想起させる格好をしている。性格は豪快であり、間の抜けているところもある。サノーとは古くからコンビを組んでいた。円盾をその怪力で投げつけて戦う。スフィアハンター転身以前は、サノー共々ベベル寺院の僧兵の1人で、アカギ隊選抜試験にも関わっていた。
サノー(Logos)
声 - 飛田展男(日本版)、S・スコット・ブロック(インターナショナル版)
ルブランの部下。芝居がかった話し方をする。ウノーとは異なり長身痩躯で、時折ウノーをたしなめているが、ドジを踏む事も多い。二丁の拳銃を使って戦う。
ナーダラ(Nhadala)
声 - 大原さやか(日本版)、デイジー・トーメ(インターナショナル版)
ビーカネル島の発掘キャンプのリーダー。
ベンゾ(Benzo)
声 - 夏樹リオ(日本版)、ディー・ブラッドリー・ベイカー(インターナショナル版)
ビーカネル島の発掘キャンプの中で唯一、サボテンの言葉がわかる少年。
イサール(Isaaru)
声 - 陶山章央
シドの元で観光業の手伝いをする元召喚士。生真面目な性格は相も変わらず。
パッセ(Pacce)
声 - くまいもとこ(日本版)、グウェンドリン・ヨー(インターナショナル版)
スフィアハンター“こども団”団長。かつて兄イサールのガードをしていた。
シェリンダ(Shelinda)
声 - 長沢美樹(日本版)、サリー・リン(インターナショナル版)
前作ではエボン寺院に属し、現在はルカでTVのレポーターをしている。
ヒクリ(hikuri)
声 - 夏樹リオ
チョコボを求めてミヘン街道を走り回る少女。2年前ユウナと会った事がある。急激に身長が伸びている。クラスコと同じくチョコボ好きだが、彼ほどではない。
トーブリ(Tobli)
声 - 石川英郎(日本版)、ロブ・ポールセン(インターナショナル版)
幻光河でイベントプロモーターをしているペルペル族。「ういうい」が口癖。
ワッカ(Wakka)
声 - 中井和哉(日本版)、ジョン・ディマジオ(インターナショナル版)
かつてのユウナのガードの1人。ルールーと結婚しており、少し太った。子供が生まれる時期が近づくにつれ、父親としてのあり方について悩んでいく。
なお、インターナショナル版のクリーチャークリエイトで彼だけが仲間にできないが、これは敵も味方も動き回る本作の戦闘仕様上、彼のボールを投げるという一連の戦闘スタイルを取り入れる事が出来なかった為である。
ルールー(Lulu)
声 - 夏樹リオ(日本版)、ポーラ・ティソ(インターナショナル版)
かつてのユウナのガードの1人。ワッカと結婚してワッカとの赤ん坊を妊娠中。ユウナのことは、今でも姉のように見守っている。
キマリ=ロンゾ(Kimahri-Ronso)
声 - 長克巳(日本版)、ジョン・ディマジオ(インターナショナル版)
かつてのユウナのガードの1人。現在はロンゾ族の長老を務めている。グアド族に対する復讐を企てる若者達に悩んでいる。頭部の角は前作開始前、修行中に先輩のロンゾ(ビランとエンケ)に折られてしまっている。
ガリク=ロンゾ(Garik-Ronso)
声 - 鉄野正豊(日本版)、ジャック・フレッチャー(インターナショナル版)
ロンゾ族の青年。グアド族に反感を持っており、若衆をまとめグアド族に復讐しようと企てている。復讐を認めないキマリとは不仲で、臆病者だと罵っている。
トワメル=グアド(Tromell-Guado)
声 - 石野竜三(日本版)、コーリー・バートン(インターナショナル版)
かつてのシーモアの従者。シーモアのことで意気消沈しており、種族全体で滅びの路を取ろうとしている。イベントを進めると散り散りになっていたグアド族をグアドサラムに引き連れ、彼らの新たな族長となる。ストーリー進行の進め方によってはロンゾ族に殺される事もある。
シーモア=グアド(Seymour-Guado)
声 - 諏訪部順一(日本版)、アレックス・フェルナンデス(インターナショナル版)
故人。本作では映像スフィアの過去の記録映像で登場するのみ。
シューイン(Shuyin)
声 - 森田成一(日本版)、ジェームズ・アーノルド・テイラー(インターナショナル版)
演 - 森田成一
本作の最終ボス。1000年前のザナルカンドの青年で、ティーダによく似た人物。ユウナがスフィアハンターになるきっかけであったスフィアに映っていたのは、ティーダではなく彼である。恋人であり、召喚士でもあるレンを救うためベベルに封印されていた「ヴェグナガン」を起動させてしまうが、彼を止めようとしたレン共々、駆けつけた兵士達に撃たれ死亡した。しかし、レンを守れなかった無念が強すぎて、死んだ時の彼の負の感情だけが独立、具現化した残留思念として“影”が生まれてしまう。この経緯からも分かるように、負の感情が独立し歪んだ“影”であるため、本来の彼の性格からかけ離れた存在に変化しており、消えたいと願っても消えることもできずに、自分を含めてスピラそのものを滅ぼすことを望んでいる。
「シューインの“影”」はキノコ街道の「封印の洞窟」に幻光体として留まっていた。そこに訪れた者達を彼の憎しみと絶望によって殺し合いをさせ、2年前にアカギ隊を全滅させた。「シューインの“影”」はその時洞窟にいたヌージに憑依し、洞窟から脱出し寺院から逃亡した後は、バラライ、ギップル、パインを撃った。以後はスピラを滅ぼすために「ヴェグナガン」を再び起動させるべく、ヌージとしてその在処を調べている。やがてグアドサラムでルブランからヴェグナガンの情報を入手、密かにベベルに潜入し、最下層に眠るヴェグナガンを起動させようとしたが、ヌージ本人のヴェグナガンを破壊しようとする意志に反応してヴェグナガンが自ら逃亡してしまった為に失敗。自らの分身を追わせるのみになった。この時、ヴェグナガンの異変を伝えるべく復活した祈り子たちがシューインの思念に汚染され、召喚獣が魔物と化してスピラの各地に放たれた。後に憑依対象をヌージからバラライへと変更、異界の核にてヴェグナガンを起動させてスピラを壊滅させようとするが、ユウナ達の妨害により失敗。その直後に見た歌姫となったユウナの姿を見てレンと思い込むが、レンでないと判断すると即座にユウナ達に襲い掛かる。
ティーダに酷似しているだけあって、その戦闘スタイルもティーダの物とほぼ同一である。
敗北後はユウナのドレスフィアから独立したレンの想いと寄り添い合いながら消滅した。
レン(Lenne)
声 - 倖田來未(日本版)、クリー・サマー(インターナショナル版)
演 - 倖田來未
1000年前のザナルカンドの歌姫で、ユウナのドレススフィア歌姫のモデル。歌姫であったと同時に召喚士としての素養もあり、機械戦争の時に召喚士として前線に出されることが決まっていた。彼女が戦争に駆り出されるのを阻止するため、恋人のシューインは「ヴェグナガン」を起動させようとし、彼女はシューインの行動を阻もうとするが、2人は共に駆けつけた兵士達に撃たれて亡くなった。伝えられなかったシューインへの想いは、ユウナのドレススフィアに宿っている。異界の核における「シューインの“影”」の敗北後はユウナのドレスフィアから想いが独立、“影”と寄り添いながら、ユウナ達に「ありがとう」と言い残し、“影”と共に消滅した。

  1. ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、195頁。ISBN 978-4-902346-47-3 
  2. ^ 『2023 CESAゲーム白書』コンピュータエンターテインメント協会、2023年7月、187頁。ISBN 978-4-902346-47-3 
  3. ^ a b 廉価版は全てCEROレーティングB(12才以上対象)となっている。
  4. ^ oNo (2011年9月14日). “ローンチソフトは26タイトル。PlayStation Vitaの発売日は12月17日(土),3G版のキャリアはドコモに決定。「Z.O.E」「ファイナルファンタジーX」など注目作も発表されたSCEJプレスカンファレンス”. 4Gamer.net. 2011年9月20日閲覧。
  5. ^ 公式サイトより。尚、PS3版に限り『FFX』『FFX-2』のセットで発売された。
  6. ^ 『ワールド オブ FF』のパワーアップ版や『チョコボの不思議なダンジョン』シリーズ新作が発売決定”. 電撃オンライン (2018年9月14日). 2018年9月14日閲覧。
  7. ^ 「FINAL FANTASY X-2 HD Remaster」のスクリーンショットが公開に。高解像度化したユウナ達がさらに美しく”. 4Gamer.net (2013年5月9日). 2022年1月2日閲覧。
  8. ^ a b 『FFX/X-2 HDリマスター』開発者インタビュー完全版”. ファミ通.com. KADOKAWA (2013年4月1日). 2013年4月2日閲覧。
  9. ^ “『ファイナルファンタジーX』HDバージョンがPS3とPS Vitaで発売決定【速報】”. ファミ通.com (KADOKAWA). (2011年9月14日). http://www.famitsu.com/news/201109/14050215.html 2013年3月23日閲覧。 
  10. ^ “PS3版『ファイナルファンタジーX HD』に『X-2』HD版が収録決定! キレイになった画面写真も公開【PAX East 2013】”. ファミ通.com (KADOKAWA). (2013年3月23日). http://www.famitsu.com/news/201303/23030609.html 2013年3月23日閲覧。 
  11. ^ 「FF X」シリーズをイメージした特製PS Vita本体の写真が公開。PS Vita「FINAL FANTASY X/X-2 HD Remaster」とのセット製品「RESOLUTION BOX」に同梱”. 4gamer.net (2013年10月10日). 2020年5月1日閲覧。
  12. ^ Switch/Xbox One版の発売日が決定! 『ファイナルファンタジーX/X-2 HDリマスター』は4月11日、『ファイナルファンタジーXII ザ ゾディアック エイジ』は4月25日に!”. ファミ通.com (2019年1月11日). 2019年1月11日閲覧。





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