ドッジ・ライン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/06 09:46 UTC 版)
ドッジ・ライン(英: Dodge Line)は、戦後混乱期(戦後占領期)の1949年(昭和24年)2月に、日本経済の自立と安定とのために実施された財政金融引き締め政策。インフレ・国内消費抑制と輸出振興が軸。GHQ経済顧問として訪日したデトロイト銀行頭取のジョゼフ・ドッジが、立案、勧告した。1948年(昭和23年)12月に、GHQが示した「経済安定9原則」[1] の実施策である。ドッジ・プランとも呼ばれる[2]。
- ^ (1)経費節減による予算の均衡、(2)徴税システムの改善、(3)融資の限定、(4)賃金安定化、(5)物価統制の強化、(6)外国貿易事務の改善・強化、(7)資材割当配給制度の効果的施行、(8)重要国産原料・工業製品の生産増大、(9)食糧集荷計画のいっそう効果的な執行 (神田文人『占領と民主主義』小学館、1989年、325頁、ISBN 4094011080)
- ^ ドッジラインとは コトバンク
- ^ ドッジ本人が日本のタケウマを指していたのか、「スティルツ」(en:Stilts、脚に固定する器具)を「竹馬」と訳されたのかは不明。
- ^ [1] 佐々木隆爾 『昭和史の事典』 東京堂出版、1995年、214頁、ISBN 4490103875
- ^ 櫻井、2018, pp. 84.
- ^ 浅子、飯塚、篠原、2015, pp. 42.
- ^ 櫻井、2018, pp. 85.
- ^ 増田弘、2021, pp. 110.
- ^ 浅井良夫、2002, pp. 231.
- 1 ドッジ・ラインとは
- 2 ドッジ・ラインの概要
- 3 参考文献
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