チョコQ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/27 03:15 UTC 版)
商品の概要
フルタ製菓と袂を分かった模型メーカーの海洋堂が新たにタカラと提携して商品化したものである。チョコエッグと同様に中が空洞になった卵型のチョコレートの中のカプセルにABS樹脂で成型された組みたて式のフィギュアが入っている。
海洋堂はチョコエッグの成功以降、様々な動物フィギュア(厳密には動物ミニチュア)食玩をリリースしてきた(後述)。海洋堂が関与したチョコエッグの日本の動物とペット動物シリーズには「アニマテイルズ」というカテゴリーが与えられ、チョコQはアニマテイルズの日本の動物とペット動物の続きとして製作された。フィギュアのナンバーもチョコエッグから継続している。
これら動物フィギュア全ては1991年にニューヨーク自然史博物館の依頼で恐竜モデルを製作した松村しのぶが企画している。チョコQに関しては松村は全てのフィギュアの原型の製作も手がけている。ペット動物の他にTBSの『どうぶつ奇想天外!』と提携した、奇想天外編も1シリーズ出ている(海洋堂#ノンキャラクターの模索~チョコエッグの時代も参照)。
2005年にオープンした、滋賀県長浜市の「海洋堂フィギュアミュージアム黒壁」でアニマテイルズの原型をレジンで複製した完成品フィギュア『琵琶湖ネイチャーミュージアム』が売られている。オオワシ、ビワコオオナマズ、コハクチョウ、オオクチバス、ニホンアマガエルの5種(コハクチョウのみ週間天然記念物の原型流用)でABS樹脂で金型整形されたチョコQフィギュアよりも細部の表現が細密である。
2006年、チョコQを発売していたタカラは、トミーと合併しタカラトミーとなり「チョコQアニマテイルズ 日本の動物11」はなし崩し的に系列の「すばる堂」から出ることになった。この件もありアニマテイルズは一度し切り直すことが決められた。
2006年3月27日に発売された第11弾を最後に、その後新製品は出ていない。
「シークレット」は、チョコエッグ第3弾から入れられたものである。チョコQではチョコエッグ時代の「シークレット」全てを塗装を変えて再発売した。
「海洋堂マニアックス」において、海洋堂の食玩の中でもこれだけは続ける意向が記述されている。
- ^ 2008年に斉藤企画がカプセルトイで『日本に住む動物の仲間』というポリレジン製の置物風の動物のフィギュアを出した事例はある。
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