ダリア・グリバウスカイテ
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欧州委員会委員
グリバウスカイテは2004年5月1日から同年11月11日までプローディ委員会の中で欧州委員会文化・教育担当委員を務め、その後、同年11月22日からはバローゾ委員会の中で財政計画・予算担当委員を務めた。
2005年11月、エコノミストグループが発行する週刊誌『European Voice』が行った「今年のヨーロッパ人」 (Europeans of the Year) で、「今年の委員」 ("Commissioner of the Year") に選ばれた。ノミネートされた理由として、「EUの支出を研究や開発といった競争力を高める分野に移す、彼女のたゆまない尽力」が挙げられている。これに対し彼女は、
とコメントしている。
財政計画・予算担当委員として、彼女はEUの予算を「21世紀の予算ではない」として強く非難している[5]。EU予算の大半は農業分野に支出されていたが、グリバウスカイテが提示した2008年度予算では、史上初めて、発展・雇用分野が予算の中で農業・自然資源分野を上回って最も多くを占めた[6]。彼女は、財政危機への対応不足を理由にしばしばキルキラス首相が率いるリトアニア政府を非難している[7]。
- ^ a b c “Curriculum Vitae of Dr. Dalia Grybauskaitė” (英語). 欧州委員会. 2009年5月18日閲覧。
- ^ a b Jablonskaitė, Dovilė (2009年3月7日). “Mąslių akių mergaitė” (リトアニア語). Klaipėda diena. 2009年5月18日閲覧。
- ^ a b c Grybauskaitė, Dalia. “Apie Mane” (リトアニア語) 2009年5月20日閲覧。
- ^ “Dalia Grybauskaitė News 2005”. 欧州委員会 (2005年11月29日). 2009年5月20日閲覧。
- ^ “Grybauskaite: "Today's budget is not a budget for the 21st century"” (英語). (2005年8月1日) 2009年5月18日閲覧。
- ^ “The 2008 EC Budget” (英語). European Union Committee 2009年5月19日閲覧。
- ^ “D.Grybauskaitė: kritika Lietuvai - oficiali EK nuomonė” (リトアニア語). Delfi.lt. (2008年6月25日) 2009年5月19日閲覧。
- ^ “Lithuania president-elect vows to fight recession”. AP通信, reprinted by CBC News. (2009年5月18日) 2009年5月20日閲覧。
- ^ Premjeras prezidentės pirmojo vizito į Švediją nelaiko posūkiu užsienio politikoje. 2009年10月7日 閲覧。
- ^ "Lietuva in brief." The Baltic Times. 10 (677), Oct. 2009. p.4.
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