ダクト 付属物

ダクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/02 14:21 UTC 版)

付属物

ダンパ(Damper)
開放状態のダンパ
風量調節用のボリュームダンパ(VD)、遠隔操作用のモーターダンパ(MD)、逆流防止用のチャッキダンパ(CD)などが必要に応じてダクトに挿入される。床や壁などの防火区画をダクトが貫通する場合は延焼防止や熱い空気の噴出を防ぐ為、防火ダンパ(FD)が入れられる。防火ダンパには、各個に設定された溶融ヒューズが取り付けられており、設定温度を超えた空気が通過するとヒューズが溶けてダンパが作動し通気を遮断する。厨房排気が外部に出るところも同じであるが、この場合は換気扇シャッターで代用することもある。
制気口
ダクトの室内側末端に取り付けられる装置で、大きく分けて吸込口と吹出口があり、さらに羽の付き方、シャッターやフィルターの有無などにより、様々な種類に分類される。
  • 吹出口 - H型(羽が水平のタイプ)、V型(羽が垂直のタイプ)、HV型(前の羽が水平、奥が垂直)、VH型(前の羽が垂直、奥が水平)
  • 吸込口 - GH型(羽が水平のタイプ)、GV型(羽が垂直のタイプ)
  • シャッター付き吹出口 - HS型、VS型、HVS型、VHS型
  • シャッター付き吸込口 - GHS型、GVS型
  • フィルタ付き吹出口 - H/F型、V/F型、HV/F型、VH/F型、HS/F型、VS/F型、HVS/F型、VHS/F型
  • フィルタ付き吸込口 - GH/F型、GV/F型、GHS/F型、GVS/F型
  • 線状吹出口 - ライン型(細長い長方形)の吹出口
  • 線状吸込口 - ライン型(細長い長方形)の吸込口
  • シーリングディフューザ - コーン型の円盤等を同芯円状に重ね合わせた形の吹出口。開発メーカー名から「アネモ」と呼ばれることもある。
定風量装置(CAV)
装置内部の羽が自動で開閉することで、ダクトから室内に吹き出す風量を一定に調整する装置である。
可変風量装置(VAV)
室内の温度等に応じて、装置内部の羽が自動で開閉することで、ダクトから室内に供給する冷気・暖気等の風量を可変調整する装置である。

  1. ^ スーパーダイマは新日本製鐵の高耐食性めっき鋼板の商品名である。
  2. ^ ZAMは日新製鋼株式会社の高耐食溶融めっき鋼板の商品名である。
  3. ^ アルシートは新日本製鐵株式會社の高耐食性めっき鋼板の商品名である。アルミニウムめっき鋼板は1939年アメリカのアームコ社によって製造法が開発された。
  4. ^ TDCは共板工法の一つ、アメリカのロックフォーマー社(LOCKFORMER)の製品名である。
  5. ^ AnemostatはMESTEK,INC.の登録商標である。
  6. ^ a b 業界内ではメクラの呼称が標準的に使われるが、差別用語と発音が同じなので項目名としては閉止板、閉止カラーとした。






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