タッチタイピング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 21:06 UTC 版)
タイプライターの場合
なお、段差の高いタイプライターのキーボードにおいては、指をホームポジションへ置き、指先以外の部分はキーボードにも机にも触れないようにする(つまり、肩の力で腕を持ち上げて宙に浮かすようにする)打鍵姿勢が主流である。
この打鍵姿勢では、キーを打つ指以外をできるだけホームポジションから動かさないようにする。キーを打つ指以外は一切動かさないのが理想だが、それが無理ならば、人差し指か小指のどちらかをホームポジションに残すようにする。すなわち、人差し指か中指でキーを打つときは小指を、薬指か小指でキーを打つときは人差し指をホームポジションへ残すようにする。
練習用ソフト
タッチタイピング練習用ソフトは有料、無料を問わず数多く開発されている。Webサイトやオンラインでダウンロードできるものも多い。 特にローマ字入力練習用は簡単に開発ができるため、数多く作られている。
資格
- 公的資格
- ビジネスキーボード認定試験(日本商工会議所)
- キータッチ2000テスト(日本商工会議所)
- 民間資格
- パソコンスピード認定試験(日本情報処理検定協会)
- 日本語ワープロ検定(日本情報処理検定協会)
- イータイピング・マスター資格試験(イータイピング)
- 全商ワープロ実務検定(全国商業高等学校協会)
- パソコン入力スピード認定試験(全国商業高等学校協会)
- 毎日パソコン入力コンクール(毎日新聞社/日本パソコン能力検定委員会)
また、パソコン検定では準2級、3級、4級にタイピングの実技試験が設定されている。
パソコン入力スピード認定試験の段位認定者は、全商ワープロ実務検定の1級の種目、実技(速度)を免除される。
第一級総合無線通信士、第一級・第二級・第三級海上無線通信士の無線従事者国家試験および第三級海上無線通信士の養成課程修了試験には、電気通信術の中に直接印刷電信(テレタイプの手送り送信)の実技試験がある。
脚注
注釈
出典
- ^ a b "タッチタイピング". 講談社「IT用語がわかる辞典」. コトバンクより2022年5月24日閲覧。
- ^ "タッチタイピング". 小学館「デジタル大辞泉」. コトバンクより2022年5月24日閲覧。
- ^ “QWERTY People Archive”. www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp. 2022年11月13日閲覧。
- ^ 『学習指導要領』文部省、1980年、21頁。
- ^ “音楽Ⅰ‐Ⅰ・音楽Ⅰ‐Ⅱ・音楽Ⅱ‐Ⅰ・音楽Ⅱ‐Ⅱの受講生(初心者)に対する教材、楽曲選定および楽曲解説、指導法の一考察”. 2022年11月13日閲覧。
- ^ タイプライタ教科書 : タツチメソード - 国立国会図書館デジタルコレクション、秋元正四『タイプライタ教科書 : タツチメソード』模範タイピスト養成所、1913年 コマ番号3
- ^ タイプライターの知識と練習 - 国立国会図書館デジタルコレクション、加茂正一『タイプライターの知識と練習』文友堂、1923年、p.33 コマ番号37(2021年8月16日閲覧)
- ^ 英文タイピスト要論. 第1巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション、『英文タイピスト要論. 第1巻』大阪タイピスト女学校同窓会、1940年、p.67 コマ番号41(2021年8月16日閲覧)
- ^ 欧文タイプライチング : 附・欧文クラインシユミツト鍵盤鑽孔術 - 国立国会図書館デジタルコレクション、『欧文タイプライチング : 附・欧文クラインシユミツト鍵盤鑽孔術』逓信省電務局、1927年、p.37 コマ番号26(2021年8月16日閲覧)
- ^ a b 冨樫 1989a.
- ^ 冨樫 1989b.
- ^ 古瀬幸広『考える道具 - ワープロの創造と挑戦』青葉出版、1990年、pp.179-180
- ^ “Sore back? 7 tips to stop your hours of computer use becoming a pain in the neck” (英語). BT.com. 2020年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
- ^ “打鍵数と入力速度比較”. NICOLA 日本語入力コンソーシアム. 2017年5月22日閲覧。
- 1 タッチタイピングとは
- 2 タッチタイピングの概要
- 3 歴史
- 4 特徴
- 5 タイプライターの場合
- 6 参考文献
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