ソラシドエア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 23:07 UTC 版)
トラブル・不祥事
パイロットによる不正運航
2007年9月、宮崎発東京行58便の機長が、電子機器の使用が禁止されている着陸時に、自ら依頼してデジタルカメラを使用させていたことが、2009年4月13日に判明した。同月17日に、国土交通省は会社を厳重注意した[67]。
2008年5月23日、運航乗務員が健康診断において既往歴を不正に申告し、航空機を操縦していたことが判明した。
定期整備の未実施
2010年2月、耐空性に重大な影響を与える場合に航空局より発行されるTCD(耐空性改善通報)を全日本空輸より出向してきた40代の整備計画担当者が作成したシステムのプログラムミスにより、最大631時間超過していたため、国土交通省は会社を厳重注意した。実施されなかった整備作業はTCD(耐空性改善通報)で定められた高揚力装置(フラップ)の部品や発電機制御装置などの点検で、プログラムミスにより定期的に実施されず、発電機制御装置の点検では600時間ごとに実施が必要であるが、631時間超過していた。
羽田空港に於ける見切り出発
2024年3月11日、羽田発熊本行き11便(定刻:午前7時15分発、ボーイング737-800型機、機体番号JA805X)が乗客105人のうち34人を乗せずに出発し、スポット(駐機場)へ戻り再出発するトラブルがあった。報道によると乗客105人に対しバス3台手配し、スポットに向かったが、34人を乗せた2台目運転手(東京空港交通)が手渡されていた紙に記載されたスポット番号と機体番号を取り違え「805」の駐機場へ向かい、3台目のバスは機側に到着し乗客が搭乗しバス運転手から最終バスと伝えられ11便は定刻2分遅れの午前7時17分に出発した可能性があり、その後2台目バスからの無線による事後報告で34人の未搭乗が機内と情報共有され、離陸前の地上走行引き返し、2台目のバスの34人も乗せて、定刻より32分遅れとなる午前7時47分に再出発し、熊本には25分遅れの午前9時35分に到着した[68][69]。
注釈
出典
- ^ 組織図 - 株式会社ソラシドエア
- ^ a b c d e f g h i j 株式会社ソラシドエア『第24期(2020年4月1日 - 2021年3月31日)有価証券報告書』(レポート)2021年6月29日。
- ^ 株式会社ソラシドエア 定款 第1章第1条
- ^ 「Flight Liner」
- ^ 有価証券報告書第10期 2007年6月29日提出
- ^ 「羽田発着枠確保できれば最大7機材増強=スカイマーク」 ロイター、2009年12月25日
- ^ 第三者割当による優先株式の発行と 資本金及び資本準備金の額の減少について
- ^ 【共同リリース】 株式会社AIRDOと株式会社ソラシドエアによる 共同持株会社設立に関する「基本合意書」の締結について
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- ^ 金環日食フライトで笑顔と感動の種をお届けします (PDF) - スカイネットアジア航空 プレスリリース 2012年3月29日
- ^ ソラシドエア「空恋 〜空で街と恋をする〜」
- ^ 機体活用プロジェクト「空恋」 始動 (PDF) - スカイネットアジア航空 プレスリリース 2012年6月1日
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- ^ スカイネットアジア航空 プレスリリース 2015年1月21日 (PDF)
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- ^ ソラシドエア 初の世界ランキング認定!! 2021年定時到着率 世界 1 位 (LCC カテゴリー) に認定されました
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- ^ ソラシドエア、2018年10月導入予定で予約登録 737-800「JA813X」 - Fly Team(2017年10月5日付)
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- ^ ソラシドエア、「くまモンGO!」を阿蘇草原再生加えリニューアル FlyTeam 2014年4月11日付
- ^ 機体活用プロジェクト『空恋』 「九州の楽園 宮崎市号」就航決定! スカイネットアジア航空 2014年5月23日付
- ^ 機体活用プロジェクト『空恋』 「天孫降臨ひむか共和国号」就航決定! スカイネットアジア航空 2014年7月3日付
- ^ 「がんばろう!九州」復興支援プロジェクト|がんばろう!九州|ソラシドエア
- ^ スカイネットアジア航空(株)職員の不適切な行為について(国土交通省) (PDF)
- ^ ソラシド、羽田で乗客34人乗せず出発 バス搭乗の熊本行き6J11便、32分遅れで再出発
- ^ ソラシドエアが乗客34人乗せず出発 バスが駐機場誤る 羽田空港
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