スーパージェッター ストーリー

スーパージェッター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 07:34 UTC 版)

ストーリー

30世紀タイムパトロール723号であるジェッターは、悪人ジャガーを追跡中にタイムマシン同士の衝突事故で20世紀に落下してしまう。

タイムマシン・流星号の時間航行機能の故障で20世紀に取り残されたジェッターは、国際科学捜査局の西郷長官の要請を受けて犯罪捜査に協力することを決心する。

ジェッターの装備・能力

  • 未来人として、現代人の数倍すぐれた知能と体力を持つ。
  • 周囲の時間を30秒間だけ止めることができ、流星号の呼び出し機能・トランシーバー機能を持つ腕時計型のタイムストッパー。
  • 重力を中和することで空中を飛ぶことができる反重力ベルト。
  • 相手を一時的にしびれさせる銃・パラライザー銃。市川治のインタビューによると当初の設定は人を殺すことができる銃であったが、「正義のヒーローが人を殺すってのはなんとかならないですか」という市川の提言によって設定が変更された。のちにアメリカで放送された際にこの設定が非常に好評を博し、『鉄腕アトム』に次ぐ人気番組になったという[5]
  • 赤外線透視ゴーグル。
  • 防弾スーツ。

流星号

ジェッターが愛用するエアカー型のハイチタン合金製タイムマシン。車輪は付いており、通常の車のように走行できるが、飛行機能があるため、地上を走行している場面は少ない。形状はいわゆる流線型。狭い場所などに車体が引っかかると、ボディを軟体動物のようにくねらせて穴から抜け出すシーンもある。

最高速度マッハ15(タイムマシン同士の衝突が無ければマッハ30)で飛行し、水中活動も可能。また、電子頭脳を搭載しているので自律して活動でき、ジェッターの呼びかけに応じて飛来する。電子頭脳をロボットに移し、ロボットの姿で活躍したエピソードもある。音声応答機能はなくて、パンチ穴を入れた紙テープを出してそれをジェッターが読み取って意志を疎通するようになっていた。

「攻撃」を目的とした装備は特にない(ただし第十話などで後部のエンジンの熱を直接当てて攻撃したり、敵につかまったときに車体にエネルギーを流して脱出したり、第十八話ではウルトラ団の基地のミサイルを後部から放射するエネルギー熱線で迎撃してみせた。また第二十九話などでジェッターを閉じ込めたプラスチックを溶かすために使った車体前方からの熱線砲などを搭載している)が、高速で飛行しての体当たり攻撃で、大きな壁や岩などを粉砕できる。前方のライトの部分から「マジック・ハンド」が使用できる。

ジェッターが腕時計型の通信機(タイム・ストッパー)に「流星号、応答せよ、流星号」と呼びかける真似が子供の間で大流行した。

メインキャスト


  1. ^ 『筒井康隆 自作を語る』早川書房
  2. ^ 1979年に広島ホームテレビで、1981年に北海道文化放送で再放送が行われている。
  3. ^ 「星まこと「もっとマンガを知りたい!」第29回『幻の『スーパージェッター』モノクロ版全話が、ついに見られる!』」『まんだらけZENBU』第17巻、まんだらけ出版部、2002年12月、362頁。 
  4. ^ スーパージェッター(HDリマスター版)|アニメ・特撮|TBS CS[TBSチャンネル]”. TBS. 2015年8月13日閲覧。
  5. ^ 『ロマンアルバム⑥別冊テレビランド『スーパージェッター』』徳間書店、1978年、76頁。 
  6. ^ 流星号の体当たり場面が、モノクロでは「大都市で壁を粉砕」だったのが、カラーでは「山地で岩を粉砕」にする、など。
  7. ^ a b 『河北新報』1965年7月1日 - 9月30日付朝刊、テレビ欄。
  8. ^ 『河北新報』1965年7月4日 - 9月26日付朝刊、テレビ欄。
  9. ^ 『福島民報』1965年5月7日 - 10月1日付朝刊、テレビ欄。
  10. ^ 『福島民報』1965年2月22日 - 1966年3月31日付朝刊、テレビ欄。
  11. ^ 『福島民報』1965年1月18日 - 1966年4月11日付朝刊、テレビ欄。
  12. ^ 『福島民報』1965年4月29日 - 1966年3月17日付朝刊、テレビ欄。
  13. ^ 『北國新聞』1965年6月2日付朝刊、テレビ欄。
  14. ^ 『北國新聞』1965年4月1日付朝刊、テレビ欄。






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