スタッフォードシャー・ブル・テリア スタッフォードシャー・ブル・テリアの概要

スタッフォードシャー・ブル・テリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/27 14:50 UTC 版)

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スタッフォードシャー・ブル・テリア
原産地  イギリス
特徴
体重 オス 29–37 lb (13–17 kg)
メス 24–34 lb (11–15 kg)
体高 14–16 in (36–41 cm)
外被 スムーズ、短く、近い
毛色 赤、子鹿、白、黒、青、またはこれらの色のいずれかと白、ブリンドルの色合い、またはブリンドルの色と白。
出産数 5-7 匹
寿命 12 年以上
イヌ (Canis lupus familiaris)

歴史

19世紀のイギリスでいじめ(ブル・バイティング)やいじめ(ベア・バイティング)と呼ばれる犬と熊や牛を戦わせる人気のスポーツ用に改良されて作られた。オールド・イングリッシュ・ブルドッグスムース・フォックス・テリアホワイト・イングリッシュ・テリア等の数種類のテリアを交配し生み出された犬種で、かつては単にブルドッグとテリアの交配種として他種と区別されずにブル・アンド・テリアと呼ばれていた。その他の呼称として、ピット・ドッグスタッフォードシャー・テリアパッチド・ブルなどとも呼ばれていた。愛好家は非常に多く、闘犬としてだけでなく番犬としても飼育されていた。

1835年、イギリス政府の厳令により闘犬が廃止され、同時にザ・ケネルクラブに登録された。以後も一部の犬は違法なギャンブル闘犬として使われ続けたが、1920年代前半になると完全に闘犬から足を洗い、ペット及びショードッグとしてのみ使えるようにマンチェスター・テリアが交配され、体型が軽量化および性格面などの改良が行われ、徐々に攻撃的な気性が押さえられていった。改良は成功し、その結果ペット犬としてイギリスで広く飼育されるようになり、イギリス国内では違法な闘犬として使われることもほとんど無くなった。

イギリスでは常に登録数ベスト5に入る大人気犬種となっている。オーストラリア、ニュージーランドにも多く飼育される。

現在は世界中でペットやショードッグとして安定した人気を保っているが、日本ではあまり多く飼育されていない。とはいえ、毎年国内登録があり、常に登録頭数順位も高い。2009年度も国内登録が行われている(下の表を参考)。

1870年代に海を渡ってアメリカ合衆国輸出され、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアの基礎も築いた。なお、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアがショードッグとして転身する際に愛好家の間で摩擦が起き、闘犬として使い続けるように要望し、結果分離独立して誕生した犬種がアメリカン・ピット・ブル・テリアである。アイリッシュ・スタッフォードシャー・ブル・テリアはごく近年作出された犬種で、スタッフォードシャー・ブル・テリアが闘犬として使われる以前に持っていた「本来の姿」を取り戻すという目的で生み出された。

登録件数の推移

2011 2010 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999
頭数 44 45 59 81 74 81 96 58 41 36 26 21 5

JKC犬種別犬籍登録頭数による。ただし登録されていない犬は含まれないためこの犬種の日本在住の正しい数ではない。




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