ササクレヤモリ属 ササクレヤモリ属の概要

ササクレヤモリ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/25 07:53 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ササクレヤモリ属
ソメワケササクレヤモリ Paroedura picta
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : ヤモリ下目 Gekkota
: ヤモリ科 Gekkonidae
亜科 : ヤモリ亜科 Gekkoninae
: ササクレヤモリ属 Paroedura
Günther, 1879
  • ヒメササクレヤモリ
  • バスタールササクレヤモリ
  • P. gracilis
  • P. homalorhina
  • P. karstophila
  • P. lohatsara
  • P. maingota
  • マソベササクレヤモリ
  • P. oviceps
  • ソメワケササクレヤモリ
  • P. sanctijonannis
  • シュトゥンプフササクレヤモリ
  • P. tanjaka
  • P. vahiny
  • P. vazimba

分布

コモロマダガスカル

形態

最大種はマソベササクレヤモリで全長20cmといわれている。最小種はヒメササクレヤモリで全長6cm。 頭部は幅広く大型。四肢には指下板があるが、ソメワケササクレヤモリでは指下板があまり発達しない。 バスタールササクレヤモリは尾に棘状の突起が発達する。

生態

海岸から山地にかけての荒野、岩場、草原、森林等の環境に生息する。地上性もしくは低木や岩に登る半樹上性の種が多いが、マソベササクレヤモリのように樹上棲に近い生活を送る種もいる。夜行性で昼間は岩の隙間や倒木の下に隠れて過ごす。

食性は肉食性で昆虫類節足動物、小型爬虫類、小型哺乳類等を食べる。

繁殖形態は卵生で、ソメワケササクレヤモリの場合、多い時には1回の交尾でに2個ずつの卵を十数回に分けて産む。幼体は生後1年足らずで性成熟する。

分類

  • Paroedura andoyensis ヒメササクレヤモリ
  • Paroedura bastardti バスタールササクレヤモリ
  • Paroedura gracilis
  • Paroedura homalorhina
  • Paroedura hordiesi
  • Paroedura karstophila
  • Paroedura lohatsara
  • Paroedura maingota
  • Paroedura masobe マソベササクレヤモリ
  • Paroedura oviceps
  • Paroedura picta ソメワケササクレヤモリ Ocelot gecko
  • Paroedura sanctijonannis
  • Paroedura stumpffi シュトゥンプフササクレヤモリ
  • Paroedura tanjaka
  • Paroedura vahiny
  • Paroedura vazimba

人間との関係

ソメワケササクレヤモリは生息数が多いようで民家の庭先等でも見かけられるという。

ペット用として飼育されることもあり、日本にも輸入されている。 マダガスカルからの動物の輸出は減少傾向にあるが、ソメワケササクレヤモリは飼育、繁殖共に容易なため日本でも多く見かけることができる。国内での流通はソメワケササクレヤモリが大半で、他にはバスタールササクレヤモリ、ヒメササクレヤモリ、マソベササクレヤモリ等が流通する。さらに近年では他にも数種の流通がある。 流通する種は飼育が易しい種が多いが、マソベササクレヤモリは神経質で温度変化に弱く飼育は非常に難しいとされる。




「ササクレヤモリ属」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ササクレヤモリ属」の関連用語

ササクレヤモリ属のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ササクレヤモリ属のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのササクレヤモリ属 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS