ゲッティンゲン 行政

ゲッティンゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/02 18:26 UTC 版)

行政

ゲッティンゲン旧市庁舎

市政史

12世紀にはすでに24人の参事 (Ratsherr) からなる市参事会 (Rat) がこの街のトップを担っていた。1319年に新しい市庁舎が建設された。市参事の選挙はミヒャエルの祝日の次の月曜日と定められていた。1611年から24人の参事は、全市民の中から選出されることとなった。参事はその中から市長 (Bürgermeister) を選出した。1669年から市参事は16人に削減され、後にはさらに12人にまで削減された。1690年から市政制度は完全に刷新された。それ以後、市議会は、裁判長、2人の市長、法律顧問、市の行政部局長と、支配者層が選出する8人の議員によって構成されるようになった。ヴェストファーレン王国時代には Maire(市長)が市政にあたり、市町村議会がこれを補佐した。1831年に組織・行政規則が施行された。これ以後、1人の市長または1844年以降は上級市長 (Oberbürgermeister) をおくことが定められた。1852年の新しい市条例は再び市長を置くとしたが、1885年に上級市長という肩書きに戻された。第三帝国時代には党の市上級責任者 (Stadtoberhaupt) がこれに替わった。

1946年、イギリス管理地区の軍事政府はイギリスをモデルにした地方自治制度を導入した。その後、住民により選出された議会が組織された。この議員の中から議長と市の代表者を兼ねる上級市長が選ばれた。この職はかつては名誉職であった。この他に、1946年から、やはり議員の中から市行政を統括する専任の上級事務長 (Oberstadtdirektor) が選出された。ゲッティンゲンは2000年にこの2頭制を放棄した。それ以来、専任の上級市長だけが存在している。この地位は、市行政の統括者であると同時に市の代表者でもある。1999年の最初の選挙ではユルゲン・ダニエロフスキ (CDU) が選出された。彼は2000年1月1日に就任し、2006年11月1日に後任のヴォルフガング・マイヤー (SPD) にその職を引き継いだ。しかし彼は、自治体選挙後に選出された市議会議員によって選ばれる市議会議長の職には引き続き留まった。議長職は現在カタリーナ・ランカイト (SPD) が務めている。

新市庁舎

市議会

ゲッティンゲンの市議会は47議席(46人の市議会議員と、直接選挙で選ばれる上級市長)で構成される。市議会議員の構成は以下の通り。

政党 SPD CDU GRÜNE FDP GöLinke その他 合計
1996年 17 17 10 3 1 1 49 議席
2001年 17 15 8 4 2 0 46 議席
2006年 16 13 10 4 3 0
2011年 15 12 13 1 3 2
2016年 15 11 9 3 3 5
2021年[11] 11 11 14 3 4 3

上級市長

2021年9月26日の上級市長選挙決選投票でペトラ・ブロイシュテット (SPD) は 52.96 % の票を獲得して無所属のドレーン・フラーゲルに勝利した[12]。彼女は2021年11月1日に上級市長に就任した[13]

紋章

ゲッティンゲン市の紋章は、1278年の現存する最古の市の印章にまで遡る。下部は赤地で、左に(向かって右に)歩く金色または黄色の紋章デザイン化された獅子が描かれている。この獅子はヴェルフ家の紋章に由来する。獅子はゲッティンゲンがヴェルフ家の所領であるブラウンシュヴァイク=リューネブルク公領に属していることを示しているのである。上部は青地で市壁を象徴するデザインである。銀色のアーチと赤い尖塔型屋根を戴く銀色の3本の塔が描かれている。中央の塔は金色の球体、両側の塔は金色の十字を屋根の上に戴いている。塔と壁はゲッティンゲンが都市権を有していることを示している。塔の間の空間には4つの珠がちりばめられている。市の旗は黒 - 金である。

この市の紋章は、1961年の市の基本条例で現在の形に定められた。一時は、黒地に金の冠を着けた金の大文字「G」を記しただけのシンプルな紋章を用いていたこともある。

ゲッティンゲンのモットーは、市議会食堂の入り口にも掲げられている「Extra Gottingam non est vita, si est vita non est ita」(ゲッティンゲンの外では生きられない。こんな風には生きられない。)である。

姉妹都市

ゲッティンゲンは以下の都市と姉妹都市協定を結んでいる。


  1. ^ Landesamt für Statistik Niedersachsen, LSN-Online Regionaldatenbank, Tabelle A100001G: Fortschreibung des Bevölkerungsstandes, Stand 31. Dezember 2021
  2. ^ Max Mangold, ed (2005). Duden, Aussprachewörterbuch (6 ed.). Dudenverl. p. 371. ISBN 978-3-411-04066-7 
  3. ^ Göttingen-Grone - eine Siedlung der Bandkeramik im Leinetal www.archaeologieportal.niedersachsen.de(2011年4月17日 内容確認)
  4. ^ Reinhard Maier: Die ur- und frühgeschichtlichen Funde und Denkmäler des Kreises Göttingen. Verlag August Laux, Hildesheim 1971 (Materialhefte zur Ur- und Frühgeschichte Niedersachsens 5).
  5. ^ „Eine ziemlich alte Universitätsstadt“, in: Hannoversche Allgemeine Zeitung. v. 8. September 2006, S. 6.
  6. ^ August Deppe (u.a.): Das tausendjährige Göttingen. Ursprung und Entwicklung im Spiegel seiner Strassen und Bauten. Heinz Reise-Verlag, Göttingen 1953.
  7. ^ Sven Schreivogel: Die Göttinger Strassenbahn. Ein vergessenes Projekt. Sven Schreivogel, Neu-Eichenberg 1992.
  8. ^ Diesterweg, Heft 9, 1933, p. 494.
  9. ^ Göttingen: Drei Tote bei Bombenexplosion. ゲッティンガー・ターゲブラット 2010年6月1日付け
  10. ^ Studierendenstatistik der Universität Göttingen. Stabsstelle DV der Zentralverwaltung. 21. Oktober 2005.
  11. ^ “[https://votemanager.kdo.de/20210912/03159016/praesentation/ergebnis.html?wahl_id=222&stimmentyp=0&id=ebene_3_id_285 Stadtratswahl Stadt Göttingen 12.09.2021]”. 2022年7月27日閲覧。
  12. ^ Stichwahl der Oberbürgermeisterin Stadt Göttingen 26.09.2021”. 2022年7月27日閲覧。
  13. ^ “Göttingens erste Oberbürgermeisterin Petra Broistedt ist seit 7 Uhr im Dienst”. Göttinger Tageblatt. (2021年11月2日). https://www.goettinger-tageblatt.de/lokales/goettingen-lk/goettingen/goettingens-erste-oberbuergermeisterin-petra-broistedt-ist-seit-7-uhr-im-dienst-KLMWLV2M3O4HCZJE6IZRDVF5GI.html 2022年7月27日閲覧。 
  14. ^ Jazzfestival Göttingen.
  15. ^ Stadtarchiv Göttingen.
  16. ^ Info- und Freizeitbörse Galerie Göttinger Land.
  17. ^ Artikel der TAZ.
  18. ^ Zugmonitor(2012年5月11日 閲覧)
  19. ^ Homepage Measurement Valley e. V.
  20. ^ Walter Nissen, Christina Prauss, Siegfried Schütz: Göttinger Gedenktafeln – Ein biografischer Wegweiser. Vandenhoeck & Ruprecht, Göttingen 2002. ISBN 3-525-39161-7.
  21. ^ Georg-August-Universität Göttingen – Treffpunkt der Wissenschaft 2009 – Perspektive Sprache






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