オレンジの種五つ ホームズを出し抜いた女性

オレンジの種五つ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 22:20 UTC 版)

ホームズを出し抜いた女性

「オレンジの種五つ」には、「これまで4回失敗し、そのうち1回が女性 (a woman) によるものだった」というホームズの発言がある[6]。このホームズを唯一出し抜いた女性は、「ボヘミアの醜聞」に登場するアイリーン・アドラーのことだと考えられている[7][8]

しかし、「ボヘミアの醜聞」冒頭にはアイリーン・アドラーのことを、ホームズはいつも「あの女性 (the woman)」と呼ぶ[9]という記述があるため、別人のことを指すとする解釈もある。この別人説では、女性 (a woman) とはホームズが失敗した「黄色い顔」の事件に登場する、エフィー・マンローのことだとしている[2][10]

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  1. ^ ジャック・トレイシー『シャーロック・ホームズ大百科事典』日暮雅通訳、河出書房新社、2002年、75-76頁
  2. ^ a b c d ウィリアム・ベアリング=グールド 著、小池滋 訳「26 五つのオレンジの種」『詳注版シャーロック・ホームズ全集』 3巻、筑摩書房〈ちくま文庫〉、1997年、345-400頁。ISBN 9784480032737 
  3. ^ ベアリング=グールド394ページ、およびギャビン・ブレンド『親愛なるホームズ』Brend, Gavin (1951). My Dear Holmes. London: George Allen & Unwin, Ltd. 。本作のジョン・オープンショーと「踊る人形」のヒルトン・キュービットが、ホームズのもとを訪れた後に殺害されてしまった2人の依頼人である。
  4. ^ マシュー・バンソン 著、日暮雅通 訳『シャーロック・ホームズ百科事典』原書房、1997年、21頁。ISBN 9784562030224 「五つのオレンジの種」参照。
  5. ^ ベアリング=グールド354-356ページ。1951年に開催された「シャーロック・ホームズ展覧会」のカタログ参照。
  6. ^ 原文 I have been beaten four times – three times by men, and once by a woman
  7. ^ 増永浩之「失敗」『シャーロック・ホームズ大事典』小林司・東山あかね編、東京堂出版、2001年、321-322頁
  8. ^ 翠川こかげ「アイリーン・アドラー」『ホームズまるわかり事典 『緋色の研究』から『ショスコム荘』まで』平賀三郎編著、青弓社、2009年、12-14頁
  9. ^ 原文 To Sherlock Holmes she is always the woman. I have seldom heard him mention her under any other name.
  10. ^ ベアリング=グールド356-358頁、ギャヴィン・ブレンドの説。『親愛なるホームズ』参照。


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