こみっくがーるず
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かおす先生のアトリエ探訪〜きらら漫画のつくり方〜
はんざわかおりによるレポート漫画『かおす先生のアトリエ探訪〜きらら漫画のつくり方〜』が、『まんがタイムきららMAX』(芳文社)2016年3月号[76]から2018年2月号まで、不定期連載という形で連載された。全7話。『こみっくがーるず』の主要登場人物である萌田薫子こと「かおす先生」が、自分の作品作りの参考にするため、担当編集者である編沢まゆやその他の登場人物に連れられて『まんがタイムきらら』系列誌で作品を連載している実在の漫画家の仕事場(アトリエ)を取材し、実在の漫画作品を引き合いに漫画の描き方についてインタビューを行うという[76][77]、メタフィクション的な体裁で描かれている。『こみっくがーるず』本編とは異なり、4コマではなく通常のコマ割りがされている。
登場する実在の漫画家は、まんがタイムKRコミックス単行本の「作者近影」欄に描かれている自画像のキャラクターで登場しており、人間ではないキャラクターを自画像として登場させている漫画家もそのビジュアルで登場する[78]。不定期連載の第1話に登場したくろば・Uによれば、実際にははんざわかおりとその編集者が、登場する漫画家の仕事場まで足を運んで取材をしているものの、現実のやり取りがそのまま漫画になるわけではないという[78][注 52]。各エピソードの最後では「かおす(薫子)に何か一言言うとしたら?」という質問への回答が、登場する漫画家から薫子に対する台詞として描かれる[78]。
連載の内容は、本編単行本の最終巻と同時発売された書籍『こみっくがーるず画集 〜あばばーさりー!〜』に収録された。
- ^ アニメでは第1話冒頭に「ようこそ福島県白河市」なる標識看板が出ている。また、東北新幹線E5系、新白河駅を利用する描写がある。
- ^ かなり長いが本人は切るつもりはない。ピンが左右非対称なのはわざとやっているわけではなく、どうしてもそうなってしまう。
- ^ 眼鏡は持っているが、自分の作品を画面で見たときに思ってたより線がガタガタしていたことに衝撃を受けて一旦封印した。その後かけている描写はある。
- ^ コレクションしているフィギュアのキャラクターには、琉姫に似ている女の子が多い、と指摘されている。
- ^ 判明しているのは、生トマト、ブロッコリー、納豆。
- ^ フィギュアやアニメのポスターを集める、カラオケでアニソンを歌う、アイドルの歌の振り付けやヲタ芸を完璧にこなす、過去に発表された漫画にも詳しいなどの描写がある。
- ^ テスト後に「なんとか赤点は免れた」と発言しているが、実際の成績は不明
- ^ 劇中に登場しているものは2013年9月発売[18]の最初期型がモチーフ[19]。タブレットPCとしての機能を備えた液晶ペンタブレットだが、非力な薫子にとっては重すぎる機種であるため、原作では現実のCintiq Companionよりも軽いという想定で描かれている[17]。なおテレビアニメ版では“RINTIQ”という架空の機種名に変更されているが[20]、第1話の冒頭では現実のCintiq Companionのパッケージをモチーフにした箱を両手で重そうに持ったかおすが、女子まんが家寮を訪れる場面が描かれている[20]。
- ^ パソコン操作全般手速いが、漫画は遅筆。
- ^ 入寮を勧められた理由でもある。
- ^ ただし、光の加減で黄色に見えることがある。
- ^ ただし、薫子すらダメ出しされるほど描き分けが出来てなかったり、頭が悪すぎる滅茶苦茶な設定にしたことがある。
- ^ あまりに恥じらいが過ぎて翼に「嫌われている」とまで思われた。[25]
- ^ 打ち合わせ時、ファミレスでデザートばかり数皿食べていて新しい担当さんにつっこまれた、薫子に「小夢ちゃんはお砂糖が切れるとパワーが出なくなる」と言われている、普段からドーナツをよく食べている、寮での食事にジャムを持ち込もうとする、翼にコーヒーを入れたときに良かれと思って砂糖をしこたま入れている、「お菓子が主食」と発言したのを莉々香に指摘されている。
- ^ 身長は152~153cm[10]。
- ^ バストサイズは小夢曰く「がんばってAくらい」。普段は胸パットを多めに入れている。自著の自画像とメッセージでは自身が巨乳の持ち主であるような表現をしている。
- ^ 身長は164.5cm[32]。2年生に進級した直後の身体測定で前年より身長が伸びている。
- ^ ディスプレイを本体だと思って電源を入れ続けていた。その後セットの中に入っていたPC本体をパソコン用の椅子だと思って腰掛けた。[36]
- ^ 漫画やイラストのための作画だけでなく、写真の加工も覚えた。
- ^ 2年生に進級した直後の身体測定で、前年より3センチ伸びている。
- ^ ファッションに興味がないという描写がたびたびあり、インクをぶちまけたシャツで堂々と登校したこともある。
- ^ 漫画が描けなくなることが多いが、漫画以外の場面でも起こる。体育祭で、ハチマキをリボン付きカチューシャのように可愛く結んだら戦意喪失して力が抜けてしまい、唯一生き残っていた薫子に敗北した。
- ^ 原作で「ネコが怖い」「ネコはまんが家の敵」という表現がある。アニメではそこまではっきりした言葉はないが、寮にいるときににゃおすに近寄らない。
- ^ アニメでは、最寄り駅は麻布十番。原作と異なり、古い城のような建物として描かれている。
- ^ 普段は「お母さま」と呼び、「お母さん」と呼んだこともある。
- ^ 琉姫と親しくなったきっかけは、琉姫が同級生にからかわれたときに他のクラスから来て庇ったことから。画材屋で見ず知らずの小学生を助けたこともある。校内でも「困った時に助けてもらった」という声が多方面から上がっている。
- ^ 高校時代の回想シーンでは既に眼鏡姿である。
- ^ 7年ほど前に、文芳社から単行本を1冊だけ出した。当時は反響があったがすでに絶版になっている。現在は「趣味で描いている」と言っているが、ペンネームや作品は秘密にしている。
- ^ 寮では薫子や小夢(アニメでは薫子のみ)のおふくろの味を再現している。体育祭では弁当を作っている。寮で飲み会をするときに作るつまみは美晴とまゆに好評である。
- ^ 今は眼鏡がトレードマークになっているが学生時代は視力が悪いにも関わらず眼鏡をかけるのに抵抗があり、高校3年(どの時期かは不明)まで裸眼で過ごしていた。
- ^ 薫子がいない場ではかおすを絶賛していることも少なくないが、本人に面と向かって褒めることができない。
- ^ 「視力を矯正してこそ眼鏡!」と発言している。美晴が伊達眼鏡を買おうとしたときは本気で怒って止めた。
- ^ 最初は小夢につけられたが、それ以来トレードマークになっている。
- ^ 翼がウィング・V本人だと知るまでは、授業態度の悪い翼に厳しく当たっていた。
- ^ 学校にいるときはピンで前髪を上げている。
- ^ 本質を知っているためか嫌われているわけではない。特に琉姫は時々相談に乗ってもらっている。
- ^ 事情については第5巻時点で明かされていないが、「しばらく実家に帰っていた」と話している。
- ^ クッキーや凝ったお茶が多い。見た目は気持ち悪い趣味に走っているが味や香りの評判は悪くない。
- ^ 身長は169cm[32]。
- ^ 中学2年生から中学3年生になる春休みから登場。アニメ4話では琉姫の回想で頭が隠れていたが登場している
- ^ 初登場時はペンネームが決まっていなかったのか、サインを求められてフルネームを漢字で書いている
- ^ 主人公を自分にして描く癖がある。
- ^ 琉姫が家に来た翼に美姫を紹介したとき、翼を睨みつけていた。
- ^ 手描きの絵も上手で、模写も得意。
- ^ 身長164cm[32]で、巨乳でもある[50]。
- ^ 寮生の前で薫子を褒めちぎる、幼少期の薫子の写真をたくさん撮っている、その写真を持ち歩いている。
- ^ 子供の頃に翼が好きでもないお稽古事を山ほどさせた、髪を伸ばしていてほしいなどお嬢様っぽく振る舞うことを強要する、翼には高校卒業と同時に漫画をやめて大学卒業した後に父親の会社に入ることを望んでいるなど。
- ^ 翼が帰省した際、場にいるという描写はあるが姿は描かれていない。アニメには登場しており、両親と同じく妹の翼を「マイエンジェル」と称するほどのシスコンである。
- ^ 愛称は「ゆみみん」。最年少で新メンバー。
- ^ 最年少でエース。
- ^ a b グッズで名前が登場するのみ。
- ^ 例えば『アトリエ探訪』の連載第1話に登場した薫子は、劇中のくろば・Uを前に、緊張のあまり終始「あばばばば」としか言えなくなってしまうという展開が描かれているが、くろば・Uによれば、現実のはんざわかおりは、劇中の薫子のように喋れなくなってしまったわけではないとしている[78]。
- 1 こみっくがーるずとは
- 2 こみっくがーるずの概要
- 3 書誌情報
- 4 かおす先生のアトリエ探訪〜きらら漫画のつくり方〜
- 5 テレビアニメ
- 6 ゲーム
- 7 外部リンク
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