pHの温度依存性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 01:21 UTC 版)
pKw と 0.1 mol/L の水酸化ナトリウム水溶液のpHが、0℃から60℃の温度範囲でそれぞれどのように変化するかを表に示す。 温度pKwpH00 ℃ 14.94 13.8 10 ℃ 14.53 13.4 20 ℃ 14.17 13.1 25 ℃ 14.00 12.9 30 ℃ 13.83 12.7 40 ℃ 13.53 12.4 50 ℃ 13.26 12.2 60 ℃ 13.02 11.9 水酸化ナトリウム水溶液のpHの値は、0℃のときの方が60℃のときよりも1.9高い。これは、中性のpHが温度により異なるためである。温度が低いほど水溶液のアルカリ性が強くなることを示しているわけではない。pKw = pH + pOH の関係を使ってpOHを計算すると、表の温度範囲では1.1の一定値になる。この値は、水酸化ナトリウムのモル濃度 0.1 mol/L から求めた値 pOH = −log10 0.1 = 1.0 にほぼ等しい。
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