マルチビーム音響測深とは? わかりやすく解説

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マルチビーム音響測深

(multibeam echosounder から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 15:03 UTC 版)

マルチビーム音響測深 (マルチビームおんきょうそくしん、英語: Multibeam echo sounding) またはマルチビーム深浅測量は、扇状の音波で3次元的に海底や湖底を音響測深する技術。扇状に発振した音波を使用するスワス(swathまたはswathe、帯の意)測深のひとつであり、[1]、この機能を持つアクティブ・ソナーマルチビーム音響測深機(MBES)と称する[2][3]


注釈

  1. ^ スポット状のペンシルビームを用いる場合、送・受ビームが揺れによってずれてしまい、エコーを捉えることが難しくなる恐れがあるため、高精度の姿勢安定装置(スタビライザ)などの工夫が必要となる[3]
  2. ^ 現SeaBeam Instruments、L3ハリス・テクノロジーズ傘下
  3. ^ 鉛の錘をつけた紐、海などに投入して水深を測る
  4. ^ 後続機種として、1980年代後半にシービーム2000やシービーム2112が開発されると、シービーム・クラシックと称されるようになった。
  5. ^ 同船の搭載機は座礁により損傷したために1991年にコングスベルグ・マリタイム英語版製のEM120に換装されている。
  6. ^ コングスベルグ・マリタイム英語版
  7. ^ アトラス・エレクトロニーク

出典

  1. ^ a b c d e 国土交通省港湾局 2020.
  2. ^ 浅田 1997.
  3. ^ a b c d e f g h i j k 海洋音響学会 2004, pp. 159–171.
  4. ^ 高分解能フォーキャストマルチビーム測深機Sonic2024” (PDF). 沿岸海洋調査株式会社. p. 2. 2020年9月24日閲覧。
  5. ^ a b c マルチビーム測深機”. 株式会社東陽テクニカ. 2020年9月24日閲覧。
  6. ^ 大場 2018.
  7. ^ Albert E. Theberge. “[A Note on Fifty Years of Multi-beam A Note on Fifty Years of Multi-beam]”. 2020年9月25日閲覧。
  8. ^ マルチビーム深浅測量”. 沿岸海洋調査株式会社. 2020年9月24日閲覧。
  9. ^ a b c d Theberge 2013.
  10. ^ U.S. Naval Research Laboratory/Marine Physics Branch (Code 7420). “GOMaP GLOBAL OCEAN MAPPING PROJECT”. U.S. Naval Research Laboratory. 2014年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年6月30日閲覧。
  11. ^ Multibeam SonarTheory of Operation”. L-3 Communications SeaBeam Instruments. p. 7. 2020年9月25日閲覧。
  12. ^ a b Wells & Grant 2003.
  13. ^ 小田 et al. 2002.
  14. ^ 春日 et al. 2010.
  15. ^ MB2/MB1”. 株式会社ハイドロシステム開発. 2020年9月24日閲覧。


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