デカカルボニル二レニウムとは? わかりやすく解説

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デカカルボニル二レニウム

(decacarbonyldirhenium から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/24 07:55 UTC 版)

デカカルボニル二レニウム(デカカルボニルにレニウム、: decacarbonyldirhenium)は、化学式が Re2(CO)10 と表される金属カルボニルである。市販品が入手可能で、多くのレニウムカルボニル錯体の合成における出発物質として利用される。1941年にヴァルター・ヒーバーによって Re2O7 をカルボニル化することで初めて合成され、報告された[1]。Re-Re 結合で結びついた1対の四角錐形 Re(CO)5 ユニットからなる。Mn2(CO)10 と Tc2(CO)10 も同じ構造をとる。




  1. ^ W. Hieber, H. Fuchs (1941). “Über Metallcarbonyle. XXXVIII. Über Rheniumpentacarbonyl” (German). Zeitschrift für anorganische und allgemeine Chemie 248 (3): 256–268. doi:10.1002/zaac.19412480304. 
  2. ^ Steven P. Schmidt, William C. Trogler, Fred Basolo (1990). “Pentacarbonylrhenium Halides”. Inorganic Syntheses 28: 154–159. doi:10.1002/9780470132593.ch42. 


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