Xlibのイベントループ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/20 15:23 UTC 版)
「イベントループ」の記事における「Xlibのイベントループ」の解説
Xlibを直接使用するXアプリケーションは、XNextEventファミリの関数を中心に構築される。XNextEventはイベントキューにイベントが到着するまでブロックし、イベントを受け取ると即座にアプリケーションが適切にそれを処理する。Xlibのイベントループが扱うのはウィンドウシステムのイベントのみである。他のファイルやデバイスについても待ち受ける必要がある場合は ConnectionNumber などのプリミティブからイベントループを自前で構築する必要があるが、一般にマルチスレッドを採用することが多い。 Xlibを直接使用するプログラムは少ない。より一般的にはXlib上に構築されたGUIツールキットを使用する。例えば、X Toolkit Intrinsics (Xt) 上のツールキットでは XtAppAddInput() と XtAppAddTimeout() を使用する。 なお、シグナル受信時の状態が不定であるため、シグナルハンドラからXlib関数を呼び出すのは危険である。
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