Virtaalとは? わかりやすく解説

Virtaal

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/15 06:35 UTC 版)

Virtaal
開発元 Translate.org.za
最新版
0.7.1 / 2012年1月9日 (13年前) (2012-01-09)
対応OS クロスプラットフォーム
種別 翻訳支援ツール
ライセンス GPL
公式サイト virtaal.org
テンプレートを表示

VirtaalPythonで書かれた翻訳支援ツールである。Translate.org.za で開発、メンテナンスが行われている自由ソフトウェアである。

Virtaal は内部で Translate Toolkit を使っており、多種の翻訳、ソフトウェアの国際化に関するファイル形式を扱うことができる。

設計指針

Virtaal は翻訳、国際化の作業者の操作するインターフェイスを最適化することを目標として設計されている。キーボードから適切な操作ができ、必要な情報が常に表示されているように考えられている。

開発の経緯

限られたオープンソースの開発者の間で、2007年に作られた最初のバージョン 0.1 をもとに開発が始まった。2008年のバージョン 0.2 が最初の公開版となった。

命名

Virtaal は fərˈtɑːl と発音され、これは一種の言葉遊びである。Translate.org.za が置かれている南アフリカ共和国の公用語はアフリカーンス語だが、そのアフリカーンス語の "vir taal" が英語の "for language" に相当し、また "vertaal" (発音は "vir taal" と同じ) は "translate" を意味する。Virtaal のロゴでは "Virtaal is for language"、つまり語義が再帰的に表現されている。

対応しているファイル形式

Virtaal は翻訳元と翻訳先の二言語にそれぞれ、Translate Toolkit で対応している形式ならどれでも扱うことができる。扱えるファイル形式は XLIFFgettext の PO および MO ファイル、Qt の各種ファイル (.qm, .ts, .qph)、Wordfast (翻訳メモリアプリケーション) 形式、TBXXML である。

特徴

  • シンプルな一画面の GUI
  • シンタックスハイライト
  • オートコレクト
  • 自動補完
  • 翻訳中文書のフィルタリング
    • 文書全体の分割
    • 部分翻訳、翻訳対象外の指定
    • 検索(大文字・小文字の区別の有無、Python の正規表現)
  • 正規表現による検索と置換と Unicode への変換
  • バックエンドのソフトウェアによる翻訳メモリ機能
    • ローカルの翻訳メモリ・データベース(翻訳中のファイルを含む)
    • ネットワーク越しの翻訳メモリ・データベース(翻訳メモリ・サーバーなど)
    • Open-Tran.eu
    • Apertium、Google を使う libtranslateBabel Fish などによる自動翻訳
    • TinyTM
  • 専門用語
  • 置換可能なタグ

関連項目

外部リンク

脚注





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Virtaal」の関連用語

Virtaalのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Virtaalのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのVirtaal (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS