Unheard ―罪の代弁―とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Unheard ―罪の代弁―の意味・解説 

Unheard ―罪の代弁―

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/16 02:26 UTC 版)

Unheard ―罪の代弁―
ジャンル ミステリー、探偵
対応機種 Microsoft Windows
Xbox One
PlayStation 4
Nintendo Switch
開発元 NEXT Studios
発売元 505 Games
ディレクター 张哲川
デザイナー 张哲川
魏嘉
プログラマー 詹彦彬
顾俊超
美術 许倩
人数 1人
対象年齢 CEROC(15才以上対象)
コンテンツ
アイコン
麻薬
テンプレートを表示

Unheard ―罪の代弁―』は中国のゲームメーカーNEXT Studiosが開発したゲーム。音声を聴取して事件の全貌を探る「声探」システムを用いたミステリー作品。原題は『Unheard -疑案追声-』。

2019年3月29日にPC(Steam)で発売され、当初は中国語(簡体字)と英語の音声・テキストのみだったが、2023年2月20日に日本語ローカライズパッチが配信された[1]。日本語版では登場人物の名前も日本名に置き換わっている。

2019年6月24日DLCとして新規エピソード『致命的なシナリオ』(原題:致命剧本)が配信。中国語限定のDLCとして、『中元节特别篇』と『黑面观音』も配信されている。

2023年3月22日Xbox OnePlayStation 4Nintendo Switchでも日本語版が発売された。

概要

「声探」システムと作中で称される、音声聴取によって事件の全貌を探るゲーム。章ごとにプレイヤーには、過去に事件が起こった現場の地図と、登場人物の名前一覧が渡される。地図上で人物らは◯マークで描かれ、マークのそばにいると、その人物の声を聞くことができる。見た目では人物の名前や性別はわからず、音声を聞くことで探っていける。マップ上に散らばり、時間経過で動く◯が一覧の中のどの人物であるか当てはめ、事件の犯人は誰であるかを推理する。

1つの章の音声時間は10分程度であるが、プレイヤーはマップ中の様々な部屋を移動することができ、1つの会話の裏で交わされていた別の部屋の会話を聞くなど、何度も巻き戻し様々な場所の音声を聞くことで真相に迫る。

同時進行で起こる様々な会話の時間管理はシビアで、各言語ごとに会話の長さに違いが生じてしまうため、当初は日本語化は難しいとされていた[2]

5名の開発チームによって制作された[2]ガイ・リッチークリストファー・ノーラン寧浩三谷幸喜の作品に見られる、「砕片化、多角性、タイムラインの分断」が意識されている[2]

あらすじ

「探偵さん」と呼ばれるプレイヤーキャラクターは、薄暗い部屋で謎の女性にタブレットを見せられる。そこには地図が映っていた。タブレットに搭載された「声探」システムを用いて、過去に起こった事件の真相を探れと女性は言う。 交通事故を起こして逮捕された男、美術館から額縁だけ残し盗まれた絵画、12人の犠牲者が出た警察署内での爆発事件、劇場で起きた不審な事故死、プレイヤーは様々な事件を追っていく。

日本語キャスト

エンドロールのクレジットより。

評価

2022年9月時点で、Steamのユーザーレビュー2万3000件中96%以上の好評を得て、「圧倒的に好評」となった[3]

Indie Prize London 2019でBest Game Narrativeを受賞[4]

Brazil Independent Games Festival 2019でBest Soundを受賞[5]

センス・オブ・ワンダー ナイト 2019でBest Experimental Awardを受賞[6]

Indie Prize Asia 2019でBest Game Audioを受賞[7]

出典

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  Unheard ―罪の代弁―のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

Unheard ―罪の代弁―のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Unheard ―罪の代弁―のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのUnheard ―罪の代弁― (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS