スリー・ロック・ボックスとは？わかりやすく解説

『スリー・ロック・ボックス』
サミー・ヘイガーのスタジオ・アルバム
リリース	1982年11月30日
ジャンル	ハードロック、アリーナ・ロック
時間	39分08秒
レーベル	ゲフィン・レコード
プロデュース	キース・オルセン（英語版）
専門評論家によるレビュー
	AllMusic link;
チャート最高順位
	17位（アメリカ）;
ゴールドディスク
	ゴールド（RIAA）;
サミー・ヘイガーアルバム年表
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『スリー・ロック・ボックス』（Three Lock Box）は、サミー・ヘイガーが1982年に発表した、ソロ名義では7作目のスタジオ・アルバム。

背景

前作『スタンディング・ハンプトン』に引き続きキース・オルセン（英語版）がプロデューサーに起用され、ヘイガー自身は「キースとの仕事は2回目だから、前よりもやりやすかったし、より自由に実験的なこともできた」とコメントしている^[1]。アルバム・タイトルに関しては、セックスを意味していると捉えられたこともあったが、ヘイガー自身は1983年のラジオ・インタビューで否定しており^[2]、本人の説明によれば「3つの鍵付きの宝箱」「肉体、精神、魂の潜在能力の鍵をバランス良く開ければ、真の人間、ひいては限りなく神に近い存在になることもできる」とのことである^[1]。

「リメンバー・ザ・ヒーローズ」は退役軍人を称賛した曲で、ラヴァーボーイのボーカリスト、マイク・レノがゲスト参加した^[2]。

反響・評価

アメリカのBillboard 200では17位に達し、自身2作目の全米トップ40アルバムとなった^[3]。1983年5月にはRIAAからゴールドディスクの認定を受けている^[4]。

本作からのシングル「ドライヴィング・ミー・クレイジー」はBillboard Hot 100で13位に達して自身初の全米トップ40シングルとなり、「ネヴァー・ギヴ・アップ」はHot 100で46位を記録した^[3]。

Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「ヘイガーの出世作『スタンディング・ハンプトン』の、小綺麗かつ激しい、ポップ寄りのサウンドを引き継いでいる」と評している^[5]。

収録曲

特記なき楽曲はサミー・ヘイガー作。

スリー・ロック・ボックス - "Three Lock Box" - 3:21
リモート・ラヴ - "Remote Love" - 3:57
リメンバー・ザ・ヒーローズ - "Remember the Heroes" (Sammy Hagar, Jonathan Cain) - 5:59
ドライヴィング・ミー・クレイジー - "Your Love Is Driving Me Crazy" - 3:30
イン・ザ・ルーム - "In the Room" - 3:43
ライズ・オブ・ジ・アニマル - "Rise of the Animal" - 5:29
アイ・ウドゥント・チェンジ - "I Wouldn't Change a Thing" - 3:20
グローイング・アップ - "Growing Up" - 3:17
ネヴァー・ギヴ・アップ - "Never Give Up" (Alan Pasqua, Keith Olsen) - 3:15
アイ・ドント・ニード・ラヴ - "I Don't Need Love" (S. Hagar, Gary Pihl, Bill Church, David Lauser) - 3:09

参加ミュージシャン

サミー・ヘイガー - リード・ボーカル、ギター
ゲイリー・ピール - ギター、バック・ボーカル
ビル・チャーチ - ベース、バック・ボーカル
デヴィッド・ラウザー - ドラムス、バック・ボーカル

アディショナル・ミュージシャン

アラン・パスクァ - キーボード
マイク・レノ - ボーカル (on #3)
ジョナサン・ケイン - キーボード、バック・ボーカル (on #3)
リチャード・ペイジ - バック・ボーカル
トム・ケリー - バック・ボーカル

脚注

[脚注の使い方]

^ ^a ^b ^c “Three Lock Box”. Sammy Hagar (The Red Rocker). 2022年1月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c Christopher, Michael (2017年11月30日). “How Sammy Hagar Hit His Solo Stride With 'Three Lock Box'”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2022年1月13日閲覧。
^ ^a ^b ^c “Sammy Hagar - Awards”. AllMusic. 2016年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月13日閲覧。
^ “Gold & Platinum”. RIAA. 2022年1月13日閲覧。
^ Erlewine, Stephen Thomas. “Three Lock Box - Sammy Hagar”. AllMusic. 2022年1月13日閲覧。

[hagar-1] “Three Lock Box”. Sammy Hagar (The Red Rocker). 2022年1月13日閲覧。

[christopher-2] Christopher, Michael (2017年11月30日). “How Sammy Hagar Hit His Solo Stride With 'Three Lock Box'”. Ultimate Classic Rock. Townsquare Media. 2022年1月13日閲覧。

[awards-3] “Sammy Hagar - Awards”. AllMusic. 2016年5月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月13日閲覧。

[4] “Gold & Platinum”. RIAA. 2022年1月13日閲覧。

[5] Erlewine, Stephen Thomas. “Three Lock Box - Sammy Hagar”. AllMusic. 2022年1月13日閲覧。

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[4]

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表話編歴サミー・ヘイガー
スタジオ・アルバム	ナイン・オン・ア・テン・スケールサミー・ヘイガーミュージカル・チェアーズストリート・マシーンバイオレンスの逆襲スタンディング・ハンプトンスリー・ロック・ボックス炎の饗宴（with ニール・ショーン、ケニー・アーロンソン、マイケル・シュリーヴ） VOA (ヴォイス・オブ・アメリカ) ヘイガー・USA マーチング・トゥ・マーズレッド・ヴードゥーテン・サーティーンノット・4・セール Livin' It Up! コズミック・ユニヴァーサル・ファッションサミー・ヘイガー&フレンズ Lite Roast Space Between Lockdown 2020
ライヴ・アルバム	オール・ナイト・ロング LIVE!! ライヴ・ハレルヤ At Your Service
コンピレーション・アルバム	ルッキング・バック〜グレイテスト・カッツ UNBOXED ベスト・オブ・サミー・ヘイガー Essential Red Collection This Is Sammy Hagar: When the Party Started Volume 1
関連項目	モントローズヴァン・ヘイレンチキンフット

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