TRASH-UP!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/19 03:00 UTC 版)
TRASH-UP!!(トラッシュ・アップ)は、株式会社トラッシュ・アップから発行されている雑誌(雑誌コードがないので流通上は書籍扱い)。「アイドルも!映画も!コミックも!全部!!日本で唯一のトラッシュ・カルチャーマガジン!」と銘打っている。
概要
2008年創刊。発行元はVol.3まではTMVプロダクション、Vol.4からはトラッシュ・アップとなっている[1]。かつては一部の書店やCDショップのみの販売[2]であったが、2016年現在はJRC一手扱いで、全国の書店から取次経由で発注が可能である[3]。
一応季刊となっているが、2016年には1冊しか刊行されておらず(Vol.23が2015年12月30日発売、Vol.24が2016年12月7日発売)、2017年以降は刊行されていない。
編集長はかつてホラー映画専門DVDレーベル「TRASH MOUNTAIN VIDEO」を主宰していた屑山屑男[4]。 そのため、ホラー映画の話題やホラー漫画の連載が多く、トラッシュ・アップでは呪みちるの漫画を復刻している。
2013年1月発行のVOL.14(表紙:BiS)で女性アイドルを初めて取り上げ[5]、2015年にはライブハウスでのイベントや音楽レーベルを立ち上げるまでになった。また、女性アイドル主演の映画制作にも関わっている。
神楽坂TRASH-UP!!
神楽坂TRASH-UP!! KAGURAZAKA TRASH-UP!! |
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情報 | |
正式名称 | 神楽坂TRASH-UP!! presented by EXPLOSION |
旧名称 | ロックハウスEXPLOSION DIMENSION 神楽坂EXPLOSION |
完成 | 1982年 |
開館 | 2015年3月28日 |
開館公演 | 神楽坂TRASH-UP!!こけら落としイベント(「神楽坂TRASH-UP!!」として) |
閉館 | 2018年10月2日 |
収容人員 | 150人 |
客席数 | オールスタンディング |
運営 | エクスプロージョンワークス |
所在地 | 〒162-0805 東京都新宿区矢来町112番地 第二松下ビルB1F |
位置 | 北緯35度42分15.4秒 東経139度44分6.7秒 / 北緯35.704278度 東経139.735194度座標: 北緯35度42分15.4秒 東経139度44分6.7秒 / 北緯35.704278度 東経139.735194度 |
アクセス | ![]() |
外部リンク | http://www.kagurazaka-explosion.com/ |
かつてXやGLAYも定期的にライブを行っていた[6]神楽坂EXPLOSIONがTRASH-UP!!とコラボレーション、名称も「神楽坂TRASH-UP!! presented by EXPLOSION」(通称「神楽坂TRASH-UP!!」)に改名。2015年3月28日にこけら落としイベントを行った[7]。
以来、TRASH-UP!!主催ライブを月に数回行ってきたが、定期的なものは2016年3月18日が最後となっている[8]。それ以外のライブは引き続き行われていたが、2018年10月2日をもって閉店した[9]。
TRASH-UP!! RECORDS
2015年9月1日、主に女性アイドルのマネジメント・音楽レーベルとして発足を発表[10]。同年9月30日には、第1弾作品としてシングル2タイトル(あヴぁんだんど「文鳥」と少女閣下のインターナショナル「乙女のような季節」)をリリースした。
なお、第一弾リリース直前の2015年9月16日には、TRASH-UP!!監修のアイドルコンピレーション・アルバム「ポップコーン!」(発売・ウルトラヴァイヴ)がリリースされている。
2016年、TRASH-UP!! RECORDSがプロデュースする初のアイドルグループ「SAKA-SAMA」が始動[11]。
2017年より、アイドルによる創作展示を行う『アイドルと芸術』展を企画[12]。
2019年には元THERE THERE THERESの朝倉みずほ[13]・カイ[14]がAqbiRecから移籍。朝倉はソロユニット・ATOMIC MINISTRY、およびSAKA-SAMAのサポートメンバーとして活動。カイはソロで活動していたが、2020年9月活動終了[15]。
2021年、TRASH-UP!! RECORDS第2のアイドルグループ・innesがデビュー[16]。
2022年、おばけは転校生が「ダダダムズ」に改名、TRASH-UP!! RECORDS所属となる[17]。
2023年、ラフェイスプロ・SecondFactoryとの合同ライブ企画『LLC(LOVE LIVE CLUB)』を月一回ペースで開催。ダダダムズ、SAKA-SAMAに所属するメンバーなどで構成される期間限定ユニット惑星通信社がデビュー[18]。
また、アナログ盤専門レーベル・なりすレコードとのコラボレーションにより「IDOL VINYL 45」シリーズをリリースしている。
所属アーティスト
過去の所属アーティスト
- 朝倉みずほ(元 THERE THERE THERES)
- カイ(元 THERE THERE THERES)
- innes
- オクヤマウイ(元 始発待ちアンダーグラウンド)
レーベル(音源リリース・サポート)
- あヴぁんだんど
- 少女閣下のインターナショナル
- 黒猫の憂鬱
- 電影と少年CQ
- 春日井アイドル
- えんがわ(カイ、宇佐蔵べに(あヴぁんだんど)、石川浩司(元たま))
- アシモフが手品師
- ・・・・・・・・・
- 丸山夏鈴
- おとといフライデー
- ヨネコ
- xoxo(Kiss&Hug) EXTREME
- Boris
- 足浮梨ナコ
- ニイマリコ(Loupx garoux)
他
- テレジアが2016年1月27日に「雪華(ゆきか) / いつもふたりで」をリリースする予定[19]であったが、リリースはされず2016年3月解散。
オムニバス参加アーティスト
- 「ポップコーン!」参加アーティスト
- あヴぁんだんど、少女閣下のインターナショナル、KOTO、校庭カメラガール、Qam、amiina、Mika+Rika、細胞彼女、サミツミサ、夢幻レジーナ、Hauptharmonie、さっちゃん、NECRONOMIDOL
- 「メリー・クリスマス&ハッピー・ニューイヤー ソングブック」参加アーティスト
- あヴぁんだんど、少女閣下のインターナショナル、3776、xoxo(Kiss&Hug)、ガーリニア、キッチンアイドルありす、ぼんやりアイドルくるみん、hipS Ship、テレジア、黒猫の憂鬱、かききまなみ、変人変態女子二人、とみにか共和国、UN☆LUCKY
- 「遅れてゴメンネ!」参加アーティスト
- ・・・・・・・・・、みんなのこどもちゃん、るなてん、スーパー転校生、ノーメイクス、アオハルsince2015、Summer Rocket、代代代、バーバ・ヤーガ、Sugary Hug(fromキスエク)、ブスiD、SAKA-SAMA
映画
- BELLRING少女ハートの6次元ギャラクシー(2014年、BELLRING少女ハート主演)プロデュース・配給[20]
- 女の子よ死体と踊れ(2015年、ゆるめるモ!主演)企画・制作[21]
脚注
- ^ “Trash-up!! : trash culture magazine”. 国立国会図書館サーチ. 2016年2月4日閲覧。
- ^ “TRASH-UP!!が買えるお店一覧(最新)”. TRASH-UP!!編集日記 (2010年3月15日). 2016年2月6日閲覧。
- ^ “JRC一手扱い- トラッシュ・アップ”. JRC. 2016年2月3日閲覧。
- ^ “『V/H/Sネクストレベル』スペシャルトークショー “2014年の最新ホラー事情””. ヒューマントラストシネマ渋谷 (2014年1月15日). 2016年2月2日閲覧。
- ^ 「TRASH-UP!!」Vol.23編集後記
- ^ “【V系】期待のバンドは? 歴史の証人「神楽坂エクスプロージョン」店長に聞いた"ライブハウスの現状"”. うれぴあ総研. ぴあ (2013年6月6日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ “神楽坂EXPLOSIONが「TRASH-UP!!」に改名!記念公演&スタマリワンマン開催”. 音楽ナタリー (2015年3月24日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ TRASH-UP!! (2016年3月18日). “【本日の神楽坂TRASH-UP!!】神楽坂TRASH-UP!!での主催ライブはラスト!どうぞ来てネ!…”. 2016年3月31日閲覧。
- ^ “神楽坂TRASH-UP!!が閉店、EXPLOSION時代にXやGLAYを輩出した老舗”. 音楽ナタリー (2018年10月2日). 2018年10月5日閲覧。
- ^ “音楽レーベルTRASH-UP!! RECORDS発足 第一弾"あヴぁんだんど"と"少女閣下のインターナショナル"ワンコインCDシングル同時発売!”. TRASH-UP!! (2015年9月1日). 2016年2月3日閲覧。
- ^ “【メンバー募集】TRASH-UP!! プロデュースのアイドル・グループが始動。”. OTOTOY (2016年9月10日). 2017年1月14日閲覧。
- ^ “mograg gallery ARTIST TRASH-UP!!”. mograg gallery. 2024年6月23日閲覧。
- ^ “朝倉みずほ移籍のお知らせ”. TRASH-UP!! (2019年3月11日). 2019年3月14日閲覧。
- ^ “元ゼアゼア・カイ、TRASH-UP!!所属ソロアイドルに「どうなるんだろう!わっはっはー!」”. 音楽ナタリー (2019年3月15日). 2019年3月16日閲覧。
- ^ “カイ活動終了、9月にラストワンマン「to LA」”. 音楽ナタリー (2020年8月28日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “6人組の新アイドルグループ・innesがデビュー、パイセンのSAKA-SAMAやファンがハッピームードで歓迎”. 音楽ナタリー (2021年6月20日). 2021年7月3日閲覧。
- ^ “おばけは転校生が「ダダダムズ」に改名しTRASH-UP!!に所属、今春の始動に向けて新メンバーも募集”. 音楽ナタリー (2022年1月10日). 2021年1月13日閲覧。
- ^ “TRASH-UP!!の新ユニット・惑星通信社がデビュー、メンバーは来週発表”. 音楽ナタリー (2023年10月13日). 2023年11月16日閲覧。
- ^ 「TRASH-UP!!」Vol.23 テレジアインタビュー記事
- ^ “『BELLRING少女ハート六次元ギャラクシー』応援プロジェクト”. Motion Gallery. 2016年2月4日閲覧。
- ^ “ゆるめるモ!主演映画『女の子よ死体と踊れ』に応援コメント続々 Tシャツなど劇場限定販売商品も”. Real Sound (2015年10月28日). 2016年2月4日閲覧。
外部リンク
映像外部リンク | |
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- TRASH-UP!!|トラッシュ・アップ公式サイト
- TRASH-UP!! (@trashup_mag) - X(旧Twitter)
- trashup_records (@TrashupRecords) - X(旧Twitter)
- 遅れてゴメンネ! (@TRASHUP_EVENTS) - X(旧Twitter)
- 屑山屑男 (@kuzuyama) - X(旧Twitter)
- シマダマユミ (@suroll) - X(旧Twitter)
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