Statistical Energy Analysisとは? わかりやすく解説

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SEA法

英語 Statistical Energy Analysis

統計的エネルギー解析法呼ばれ、もともとは船舶分野開発された。振動エネルギー伝達経路を知るため、その伝達系の振動モードをある周波数帯ひとまとめにし、そこを伝達する振動エネルギー統計的に予測する自動車分野では一般に周波数が低い領域有限要素法で、高い領域はSEA法で解析することが多い。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

統計的エネルギー解析法

(Statistical Energy Analysis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/04/05 05:38 UTC 版)

統計的エネルギー解析法(とうけいてきエネルギーかいせきほう、statistical energy analysis, SEA)とは、振動騒音の解析手法の一つで、構造系および音響系の要素の自由振動特性に基づき、統計平均的な考えを拡張した方法である[1]

一般的な振動の解析方法には固有モードに着目する実験モード解析法(EMA)、有限要素法境界要素法などがあるが、これらの方法はモードが多く存在する高周波数域の問題には適用が困難である。そのため、1960年代にR. H. Lyonにより、ロケットなどの高周波数域の振動予測、搭載機器の信頼性評価のために開発された。

この手法では、対象とする振動系を要素に分割して、各要素が持つ振動エネルギーを変数にして要素間のパワー平衡に注目し、要素間のエネルギー伝達を推定する。

参考文献

  1. ^ 大野進一; 山崎徹 『機械音響工学』 森北出版、2010年、157頁。ISBN 978-4-627-66751-8 


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