SMA*相およびTGB相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 16:51 UTC 版)
不斉炭素を含む分子からなるSmA相では通常の場合は不斉構造によるねじれはSm相の層構造により抑制され掌性のないSmA相と区別の付かない状態となる。特に不斉炭素を含んだ状態であることを示す場合にはSmA*相と表記することがある。 高温側の相との転移点近傍で層構造が柔らかく、また、分子のねじれ力が強い場合には、層構造に周期的に螺旋転位が発生し層が捻れていく構造となる。この状態はツイストグレインバウンダリー(TGBA*)相と呼ばれている。同様にSmC相の層が捻れたTGBC*相も存在する。
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