シャドウ

大車林

シャドウ

英語 SHADOW

アメリカのコンストラクター。1960年代に日本のレース界で活動したこともあるドン・ニコルズが70年に設立。まず当時盛んだったCan-Amシリーズ用にマシンを開発し、苦労を重ねた末に、74年にはシリーズ・チャンピオンに輝いた。73年からはF1にも進出して、トニー・サウスゲートの手になる第1号マシンDN1はデビュー戦の南アフリカGPで6位に入賞、続くスペインでも3位に入る活躍をみせた。77年のオーストリアGPではアラン・ジョーンズがチームに初優勝をもたらし、ポイントランキングでも7位に入った。だが、77年から78年にかけて一部のスタッフが独立してアロウズを結成するというトラブルが発生するなど、その後チームは弱体化をたどり、80年シーズンを最後にその名はレース界から消えた。

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。