Ru(bipy)32+
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/17 04:20 UTC 版)
Ru(bipy)32+は、酸化剤で処理するとルテニウム(III)への酸化を経るルテニウム(II)錯体である。ルテニウム(III)錯体はアルカリ媒体中で還元されたとき光の放出が起こる。始めに、次の反応がある。 2Ru(bipy)32+ + PbO2 + 4H+ → 2Ru(bipy)33+ + Pb2+ + 2H2O ここで、Ru(III)が得られる。さらなる反応は、アルカリ媒体の水素化ホウ素ナトリウム溶液(還元剤)の使用を含む。溶液が付加されたときRu(III)はRu(II)へ還元され、橙色の光を放つ。
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