Raw Airとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Raw Airの意味・解説 

Raw Air

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 10:59 UTC 版)

Raw Air
会場所在地 オスロ
リレハンメル
トロンハイム
ヴィケルスン
初回開催 2017年3月10日
主催 国際スキー・スノーボード連盟(FIS)

Raw Air は、FISスキージャンプ・ワールドカップの一部として、2017年から10日間の日程でノルウェーで行われているスキージャンプスキーフライングのトーナメントである。大会創始者はアルネ・オーブローテン (Arne Åbråten)。2019年より女子部門も創設された。

概要

男子はノルウェーの4つのスキージャンプ競技場 (オスロリレハンメルトロンハイムヴィケルスン) で開催される。10日間休みなしで最大で個人戦4戦12回(各予選1回、本選2回)、団体戦2戦4回の計16回飛ぶことになる。トーナメントの総合成績は予選の成績も含まれる。賞金総額は100,000ユーロで優勝者に60,000ユーロ、2位が30,000ユーロ、3位が10,000ユーロである[1]

女子はオスロ、リレハンメル、トロンハイムの3つのジャンプ台で最大で個人戦3戦9回(各予選1回、本選2回)の成績で競う。賞金総額は55,000ユーロで優勝者に35,000ユーロ、2位が15,000ユーロ、3位が5,000ユーロである[2]

2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため、トロンハイムの本選以降が中止となり、トロンハイムの予選までの成績(男子9回、女子7回)が採用された[3]

2021年も終息しなかったため全日程がキャンセルされた[4]

2022年はトロンハイムとヴィケルスンでの開催はなく、男女とも2会場での開催となった[注 1]。2023年から女子もヴィケルスンで開催された(2023年はFISカップ、2024年はワールドカップ)。2025年はトロンハイムでノルディックスキー世界選手権が行われた関係でオスロとヴィケルスンのみでの実施となっている。

競技形式

男子 

予選 (プロローグ) 、個人戦、団体戦のすべての跳躍が総合成績となる。

順位は以下のすべてを含んで決定する(最大16回)。

  • すべての予選 (4×1=4、プロローグ)
  • 個人戦の4戦計8回の跳躍 (4×2=8)
  • 団体戦の2戦における個人成績 (2×2=4)

女子 

女子は2022年現在、男子と違い団体戦は行わない。また2021-22シーズンまでフライングヒルのヴィケルスンでは試合がなかったが、2022-23シーズンはワールドカップではないものの3月19日にFIS主催試合として日程が組まれ、2024年はワールドカップでの開催となった。2024年のヴィケルスンはワールドカップ上位15人とトロンハイム終了時点のRaw Air総合15位の中で最大5選手に絞られる。

順位は以下のすべてを含んで決定する(最大9回)。

  • すべての予選 (3×1=3、プロローグ)
  • 個人戦の3戦計6回の跳躍 (3×2=6)

開催地

地図

ヒルレコード

# 画像 競技場 所在地 ヒルレコード
1 ホルメンコーレンジャンプ競技場 オスロ 男子144.0m
ロベルト・ヨハンソン
女子137.5m
高梨沙羅
2 Lysgårdsbakken リレハンメル 男子146.0m
シモン・アマン
女子141.5m
マーレン・ルンビ
3 Granåsen トロンハイム 男子146.0m
カミル・ストッフ
女子137.5m
ユリアーネ・ザイファルトドイツ語版
4 ヴィケルスンジャンプ競技場 ヴィケルスン 253.5m
シュテファン・クラフト

成績

男子

No. 優勝 準優勝 3位
1 2017年3月10日 - 19日 シュテファン・クラフト カミル・ストッフ アンドレアス・ヴェリンガー
2 2018年3月9日 - 18日 カミル・ストッフ ロベルト・ヨハンソン アンドレアス・スティエルネン
3 2019年3月8日 - 17日 小林陵侑 シュテファン・クラフト ロベルト・ヨハンソン
4 2020年3月6日 - 11日[3] カミル・ストッフ 小林陵侑 マリウス・リンヴィークノルウェー語版
- 2021年3月12日 - 21日(予定)[4] 新型コロナウイルス感染症によるノルウェー政府の旅行・イベント開催制限によりキャンセル
5 2022年3月2日 - 6日 シュテファン・クラフト カール・ガイガー 小林陵侑
6 2023年3月11日 - 19日 ハルヴォル・アイネル・グラネル シュテファン・クラフト アンジェ・ラニシェク
7 2024年3月8日 - 17日 シュテファン・クラフト ペテル・プレヴツ ダニエル・フーバー英語版
8 2025年3月12日-16日 アンドレアス・ヴェリンガー ドメン・プレヴツ 小林陵侑

女子

No. 優勝 準優勝 3位
1 2019年3月9日 - 14日 マーレン・ルンビ カタリナ・アルトハウス ユリアーネ・ザイファルト
2 2020年3月6日 - 11日[3] マーレン・ルンビ シリェ・オプセットノルウェー語版 エヴァ・ピンケルニッヒ
- 2021年3月12日 - 21日(予定)[4] 新型コロナウイルス感染症によるノルウェー政府の旅行・イベント開催制限によりキャンセル
3 2022年3月2日 - 6日 ニカ・クリジュナル 高梨沙羅 ウルシャ・ボガタイ英語版
4 2023年3月11日 - 19日 Ema Klinec カタリナ・アルトハウス Selina Freitag
5 2024年3月8日 - 17日 エイリン=マリア・クバンダル英語版 シリェ・オプセット エヴァ・ピンケルニッヒ
6 2025年3月12日-16日 ニカ・プレヴツ エイリン=マリア・クバンダル Anna Odine Strøm

脚注

注釈

  1. ^ ヴィケルスンはスキーフライング世界選手権として開催されている。

出典

  1. ^ RAW AIR: 10 days Ski Jumping on the edge” (英語). FIS. 2016年9月29日閲覧。
  2. ^ RAW AIR: Extra prize money also for the ladies” (英語). FIS. 2020年3月20日閲覧。
  3. ^ a b c FIS Ski Jumping World Cup competitions in Norway and Russia Cancelled” (英語). FIS. 2020年3月20日閲覧。
  4. ^ a b c All Remaining FIS World Cups in Norway Cancelled” (英語). FIS. 2021年2月13日閲覧。

外部リンク


「Raw Air」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Raw Air」の関連用語

Raw Airのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Raw Airのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのRaw Air (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS