パドルトン
(Paddleton から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/29 01:13 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動パドルトン | |
---|---|
Paddleton | |
監督 | アレックス・レーマン |
脚本 |
アレックス・レーマン マーク・デュプラス |
製作 |
ショーン・ブラッドリー ジェイ・デュプラス マーク・デュプラス メル・エスリン アラナ・キャリサーズ |
出演者 |
マーク・デュプラス レイ・ロマーノ クリスティン・ウッズ カディーム・ハーディソン |
音楽 | ジュリアン・ワス |
撮影 | ネイサン・M・ミラー |
編集 | クリス・ドンロン |
製作会社 | デュプラス・ブラザーズ・プロダクションズ |
配給 |
![]() |
公開 |
![]() |
上映時間 | 89分 |
製作国 |
![]() |
言語 | 英語 |
『パドルトン』(原題:Paddleton)は2019年に配信されたアメリカ合衆国のドラマ映画である。監督はアレックス・レーマン、主演はマーク・デュプラスとレイ・ロマーノが務めた。
ストーリー
マイケルは末期の胃がんと診断されたが、治療を諦めて安楽死しようとしていた。それを聞き知ったマイケルの親友、アンディーは憤慨しマイケルに癌と闘うよう説得したが、マイケルは「苦しみが長く続くことには耐えられない」と言うばかりであった。アンディーは説得を諦め、マイケルがやり残したことを消化するのを手伝うことにした。。それから2人はピザを一緒に作ったり、カンフー映画を一緒に見たりするなどした。2人が考案したパドルトンをプレイしている最中、アンディーは「このゲームをプレイするのもこれで最後か」と1人感慨に耽っていた。
しばらくして、アンディーはマイケルと一緒に安楽死のための薬を買う旅に出た。その道中、立ち寄ったホテルで同性愛のカップルと間違われるなどしたが、2人の旅にはほのぼのとした雰囲気が漂っていた。酒に酔った2人はホテルの規則を破って泡風呂に入ってしまった。ホテルの経営者に見つかって咎められた2人だったが、いつの間にか経営者と打ち解けていった。経営者に誘惑されたアンディーは満更でもない気分になったが、亡くなった夫の話が出てきた途端、一気に興が冷めることとなった。
帰宅した2人だったが、マイケルの病状は急速に悪化していった。マイケルは「俺は結婚していたこともあったが、どうにも居心地が悪かった。そんなとき、お前が目の前に現れたんだ。その瞬間、俺はこいつとなら親友になれると確信したんだ」とアンディーに明かし、冗談めかして「死んだ後も俺はお前のそばに居続けるよ」と言った。
死ぬ覚悟が出来たマイケルは安楽死の薬を飲み干した。飲んだ後「死ぬのが怖い」と漏らしたマイケルではあったが、苦しむことなく安らかに息を引き取った。唯一の親友の死を看取ったアンディーは悲しみに打ちひしがれた。しばらくして、アンディーはマイケルが住んでいた部屋にシングルマザーが越してきたことを知った。アンディーは母子に「貴方たちが越してきた部屋は最高の部屋ですよ」と言い、子供と一緒にパドルトンをプレイした。帰宅したアンディーの表情は実に晴れやかなものであった。
キャスト
※括弧内は吹き替え声優
- マーク・デュプラス (川中子雅人) - マイケル・トンプソン
- レイ・ロマーノ (村治学) - アンディー・フリーマン
- クリスティン・ウッズ - ヘイゲン医師
- カディーム・ハーディソン (井上悟) - デヴィッド
- マーガリート・モロー - キルステン
- デンドリー・テイラー (定岡小百合) - ナンシー
- アレクサンドラ・ビリングス - ジュディ
- マット・ブッシュ - スチュワート
製作
2015年1月、デュプラス兄弟がNetflixと4本の映画を製作する契約を結んだ[1]。2018年2月21日、マーク・デュプラスがその契約に基づいた2本目の映画の撮影を行っていると報じられた[2][3]。
公開・マーケティング
2019年1月14日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[4]。2月1日、本作はサンダンス映画祭でプレミア上映された[5]。
評価
本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには33件のレビューがあり、批評家支持率は91%、平均点は10点満点で7.23点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「盛り上がりが一箇所に集中しているが、『パドルトン』は物静かで感動的な作品に仕上がっている。主演2人のキャスティングの絶妙さ故に、同作は精巧かつ雰囲気に合った演技を引き出せている。」となっている[6]。また、Metacriticには17件のレビューがあり、加重平均値は70/100となっている[7]。
出典
- ^ “Netflix Makes 4-Pic Pact With Duplass Brothers – Sundance”. Deadline.com (2015年1月23日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “Netflix Lands Worldwide Rights to Next Four Duplass Brothers Films (EXCLUSIVE)”. Variety (2018年2月21日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “The Duplass Brothers Shot a Secret Movie With Ray Romano as Part of a Four-Picture Deal With Netflix”. Indiewire (2018年2月21日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “Paddleton Official Trailer”. YouTube (2019年1月14日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “Sundance Film Festival 2019 Last Minute Adds: Pics Starring Dakota Johnson, Demi Moore, Armie Hammer, Mark Duplass & More”. Deadline.com (2018年10月20日). 2019年3月5日閲覧。
- ^ “Paddleton”. Rotten Tomatoes. 2019年3月5日閲覧。
- ^ “Paddleton (2019)”. Metacritic. 2019年3月5日閲覧。
外部リンク
- パドルトン - Netflix
- Paddleton - インターネット・ムービー・データベース(英語)
- パドルトンのページへのリンク