PPM1Dとは? わかりやすく解説

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PPM1D

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/25 06:37 UTC 版)

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PPM1D
識別子
記号 PPM1D, PP2C-DELTA, WIP1, protein phosphatase, Mg2+/Mn2+ dependent 1D, IDDGIP, JDVS
外部ID OMIM: 605100 MGI: 1858214 HomoloGene: 31185 GeneCards: PPM1D
遺伝子の位置 (ヒト)
染色体 17番染色体 (ヒト)[1]
バンド データ無し 開始点 60,600,183 bp[1]
終点 60,666,280 bp[1]
RNA発現パターン
さらなる参照発現データ
オルソログ
ヒト マウス
Entrez
Ensembl
UniProt
RefSeq
(mRNA)

NM_003620

NM_016910

RefSeq
(タンパク質)

NP_003611

NP_058606

場所
(UCSC)
Chr 17: 60.6 – 60.67 Mb Chr 17: 85.31 – 85.35 Mb
PubMed検索 [3] [4]
ウィキデータ
閲覧/編集 ヒト 閲覧/編集 マウス

Protein phosphatase 1D はヒトppm1d遺伝子によってコードされる酵素である[5][6]

PPM1DはPPMファミリーに分類されるSer/Thrホスファターゼである。PPMファミリーは細胞ストレス応答経路のネガティブレギュレイターとして知られている。PPM1Dは、当初tumor suppressor protein TP53/p53依存的な様々な環境ストレスに応答して誘導されるホスファターゼとして同定された。p53やp38 MAPキナーゼ (MAPK/p38) の直接的な脱リン酸化によって、それらの活性を負に制御し、細胞周期停止やアポトーシスを抑制する。このことからp53のフィードバック制御因子であると考えられている。また、細胞周期制御因子の脱リン酸化によってp53非依存的に細胞周期を制御することが知られている。この遺伝子は乳癌由来細胞株および、初期乳癌組織において増幅が報告されており、このことは癌発生におけるppm1d遺伝子の役割を示唆している[6]

相互作用

PPM1DはCDC5Lと相互作用することが報告されている[7]

引用文献

参考文献




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