Neringaとは? わかりやすく解説

ネリンガ【Neringa】

読み方:ねりんが

クルシュー砂州異称


ネリンガ

(Neringa から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/23 03:49 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ネリンガ
Neringa

ニダ中心部の風景
位置

ネリンガの位置(リトアニア共和国
座標 : 北緯55度33分20秒 東経21度07分00秒 / 北緯55.55556度 東経21.11667度 / 55.55556; 21.11667
行政
 リトアニア
 地方 小リトアニア
  クライペダ郡
 自治体 ネリンガ基礎自治体
 市 ネリンガ
地理
面積  
  市域 約90 km2
人口
人口 2009年現在)
  市域 3,621人
    人口密度   26.7人/km2
その他
等時帯 EET (UTC+2)
夏時間 EEST (UTC+3)
郵便番号 LT-93012(ニダ中心部)
公式ウェブサイト : http://www.neringa.lt

ネリンガリトアニア語: Neringa)は、リトアニアの最も西に位置する自治体で、国立公園クルシュー砂洲の中央部付近にある。リトアニアで最も少ない人口の自治体である。この自治体の南には、ロシア連邦カリーニングラード州との国境がある。その名はリトアニア神話の少女英雄の名前を取ったものである。

概要

自治体の再編が行われるまではネリンガ市として知られていたが、実質上の「市」であったことはない。ソビエト連邦の行政システムでは、ネリンガのように小規模な地域を定義付けるものがなかったため、便宜上「市」ということにしていただけである。ネリンガ(クルシュー砂洲)はリトアニア本土とはクルシュー潟で隔てられているが、双方を結ぶ橋が無いため、本土との間の交通機関はフェリーのみである。「ネリンガ」という名称は、ソビエト連邦がこの地域を名付ける時に、クルシュー砂州を造ったといわれる伝説上の少女の名前を取ったものである。 その昔、リトアニア西部のバルト海沿岸には美しい少女ネリンガが住んでいました。彼女がこれを断るとドラゴンはバルト海で漁業を営む漁師たちを襲い始めました。ある時、大きな嵐が何年も続き、海が大荒れて、漁ができなくなった。 悲しむ漁師達を哀れみ、彼女は彼らを助ける事にした。 彼女はエプロンで砂を運び、砂州を作って、そこに内海を作ったのだ。 ネリンガは他の神話にも現れるが、そのいくつかではさながら女性版ヘラクレスのような女傑として描き出されている。 実際には、紀元前3000年ほど前には現在のような細長い砂州が出来上がったとされる

ネリンガにある町

(北側より)

  • ペルヴァルカ(Pervalka)
  • プレイラ(Preila)
  • ニダ(Nida) ネリンガ最大の町

観光

クルシュー砂洲は観光地として有名で、夏季にはリトアニア、ラトビア、ロシアなどから沢山の観光客が押し寄せる。

砂洲のバルト海側は、リトアニア側からロシア側まで砂浜が続いている。内海側には町・リゾート施設・観光漁港などが点在している。

交通

  • クライペダからスミルティネへ渡し船(所要約10分)、スミルティネからニダへ路線バス(1日10本程度、終点ニダまで所要約1時間)
  • ヴィリニュスからニダへ長距離バス(1日1本)
  • カリーニングラードからクライペダ行きの長距離バスで途中下車(現在、日本人の場合、リトアニアからロシアへ向かうには有効なビザが必要)


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Neringa」の関連用語

Neringaのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Neringaのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのネリンガ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS